がいしの隣に黒の物体　その３

ここでは新築のアパートの引き込みで発見した。

まずアパートでは、小さめの工場で使われるような三相3線式の200Vの低圧動力線の利用はないから、高圧配電線は単相2線式を張っている。
電線路の途中や終端に単相3線式の電灯線(100Vと200Vの両方を単相で利用)の電灯用変圧器を設置するなら、これで十分である。

今回はそこのジャンパ―線支持を支持しているクランプがいしや引き通し箇所で、限流ホーン付きのクランプがいしを発見した。

なお、ここでは3本連続での発見となった。
こちらは少し長いサイズのDアームを使用したクランプがいしの引き通しで、限流ホーンを取り付けている。

それから、鉄筋コンクリート柱の最上部には、架空地線のない腕金も確認できた。
今後は、架空地線を張らない腕金を取り付けたものも基本となるようだ。

最近のDアームは、クランプがいしは斜めに取り付けるのが基本であるが、ここは珍しく横付けだった。

そして最後の終端
ここでアパートの引き込み用の単相3線式の電灯用変圧器を取り付けて、単相3線式の低圧電灯線を引き出して引き込んでいた。
なお、高圧配電線の配列は通常の水平配列へ戻り

最後も両サイドでジャンパー線を上げて、限流ホーン付きのクランプがいしが確認できた。

反対側はこんな感じ。

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