国道16号沿いの古いタイプ(柏インター南側) その2
(無電柱化に伴い現存せず。)
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その1からの続きになります。
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次は高圧配電線付近は平成初期頃のタイプになると思いますが
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低圧用腕金だけはアームを継ぎ合わせて手作りで作っているタイプなので、ここだけ古い感じです。
今のようなD型腕金ではないので、上下にはアームタイが2本ずつ取り付けられています。
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反対側はこんな感じで!
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1本飛ばしてその次ですが、形状が結構気に入っています。
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古そうな形をしているからです!
しかし、肝心なGW(グランドワイヤー)は,撮影に行った時にはもう既に撤去済みでした・・Orz
(右の写真は車で通りすがった際、車中より2009年5月10日撮影)
ところで、古いタイプはやっぱり、キャップより鳥居型などの腕金で支持されていた方が魅力はあると思います!
それにしても、変圧器への引き下げ線支持のトンボ腕金が合計4つあるのも結構珍しいです!
(↑最近のタイプでもまぁ、そういうのはあるっちゃあるんですが、最低でも3つまでです。)
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低圧用腕金はこちらも手作りです。
低圧配電線は店の看板を避けるようにするためにこのような形になっているのでしょう。
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正面寄りの写真はこんな感じで!
トランスは50KVAタイプで、容量表示の文字色は一昔前のタイプで黄文字タイプです。
メーカーは不明
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と、そこで気が付いたのですが、高圧用腕金が2回線とも傾いてしまっています。
後少しで外れてしまいそうな感じです。
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どうやら1本前にある後から増設されたと思われる電柱から高圧配電線が引っ張られているようです。
ちょっと後ろ側に立っているので、この場合はFアームなど長いものを利用した方が良いと思います。
変圧器も土台が少し傾いています。土台も古そうだったので、カットアウトの製造年を確認してみました。
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確認してみたところ、ジャスト1980年製です。メーカーは日本高圧電気製
錆の色は土台の色に似ています、こういったことから古そうな手作りの低圧用腕金も1980年代にはまだ多く見られたということでしょうか
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こちらは、そこから何本か進んでTXを超えた辺りのものになるかと思います。
トランスは小さいものと大きいものが乗っかっていますが、どちらとも電灯用のようです。
左が20kVAタイプ、右が恐らく50kVAタイプのものかと・・・
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推測からすると、恐らく1970年代頃から使っていると思いますが、国道沿いは排気ガスが出るので架空地線支持用の腕金から錆の色が凄いです。
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そこからまた何本か進んだところのものになるかと思いますが、がいし2連です。
こちらもまだ、架空地線が生き残っています。(現在は撤去された模様です。)
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最上部にある架空地線支持用の腕金ですが、直角型のタイプです。
がいしが3:0と突き出している場合に千葉県や埼玉県で見かけるタイプです。
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特に千葉県では鳥居型とこの直角型を混ぜ合わせたような上のタイプを見ることが多いです。
(同じく国道16号線沿いにて)
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でもって、もう少し柏市内を通る国道16号線を進んでみると、今度はこんなレアなタイプが!
(2010年10月11日撮影)
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大井交差点にて、左側に小さく!
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そう、なんと!!ジャンパー線支持に耐塩皿がいしのタイプも中には残っていました!
千葉県柏市内では唯一ここだけ!ジャンパー線支持用として、耐塩皿がいしが現役タイプを発見しております。
また、架空地線の支持が鳥居型なのも良い感じす。1970年代の形ですね
木々に隠れているような感じで立っているので、ばれずに済み、中実がいしへの交換は見送られたのかもしれません。w
詳細掲載ページ
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おまけ!花見川区には初代のFアームも!
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そして、千葉県花見川区を通る国道16号線沿いでは!
なんと、初代のFアームも確認することができました。形は千葉県の形です!
逆に神奈川県を通る同線沿いではハンガ式装柱も確認しています。
こうして、色々なところを通る国道16号線沿いにもさまざまな古いタイプが沢山残っていたということがわかります。
しかし、同通り沿いでも無電柱化が進んでいるようであり、以下のようなものをあちこちで確認しています。
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この国道沿いの古いものは、将来的には完全になくなる可能性がわかる1本!
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それが確認できるのがこちらです!
既に国道16号線沿いに隣接する市道などでは(現在のところ柏市内のみ)、ケーブル端末を後から取り付けたタイプが多く確認されたので
このページで掲載しているものは無電柱化により将来的には完全になくなる可能性が高いです。
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