細い配電線タイプ+残るピンがいしも
(既に現存せず)
やっぱり杉並は細い配電線タイプが多いようです。(2012年現在)
(こちらも路地にそれぞれ、古びた細い配電線タイプが張り巡らされていましたが、2012年(平成24年)9月に改修工事が行われたため、既に現存はしていません。)
でましたー最上部に被せてある架空地線キャップから高圧配電線までが古いものです!
(トランスは比較的新しいものですが)
 
杉並区は内陸部なので、耐塩ピンがいしを使う必要はないと思うのですが
耐用年数を稼ぐには耐塩ピンがいしが最適なので、後から耐塩ピンがいしの方に交換されたようです。
(右写真は同じものを斜め反対方向から撮ったものですが、架空地線キャップに支線を張るタイプも過去にはあったようですが、ここではキャップから支線はでていません。)
その際に変圧器への引き下げ線の結線位置も変えたようで、高圧用腕金の一番右側には使われていないピンがいしが残ります。
建柱年は都内なので、やっぱり古いです。
その次は細い配電線どうし交差しています。
また、その左奥にあるものですが、こちらに掲載中の鳥居型ならずのタイプのものです。
引き通しのタイプでは今では皆クランプがいしになっていますが、昔はピンがいしどうしによる交差タイプだったことでしょう。
反対側はこんな感じで!
交差側はたるんでいますが、奥の高圧配電線はたるみなく張っています。
後から高圧用腕金のサイズが長くなったことも関係しているのでしょうが、細い高圧配電線はピンと張っているタイプも結構見かけます。
以下に掲載のものは右の路地に入り・・・
振り返って撮ったものになります。
(左側の路地にあるものは柱ごと更新されていましたので撮影は見送りました。)
交差点を超えた先にあるものは、平成に入った頃に柱ごと更新が行われたようですが
写真手前側からは、架空地線もまだ残る古い感じのものが残っています。
こちらも以前はピンがいしによる引き通しタイプだったことでしょう。
そうなっていた方が古い感じが倍増するのですが、時代の流れには勝てません。
こちらは振り返って最後にある引き留め柱を撮ったものです。
丁度、写真奥には杉並線の鉄塔も見られます。既に美化鉄塔へ建て替えられている区間ですが・・・
こちらも先ほどのものと同じように、一度トランス回りを更新した際に、ピンがいしから耐塩ピンがいしへの交換が行われたようです。
そのため、使われていないピンがいしが高圧用腕金の左端に残ります。
横はこんな感じで!
 
真ん中はそうでもないですが、両サイドにある耐張がいしを支持する2枚のストラップは尖がるように長くなっています。
これは恐らく!建柱当初、1966年(昭和41年)から使われている可能性大です。(耐張がいしの製造年の確認は行いませんでしたが、わかります。)
しかし、この構成が見られる時間ももうまもなくです。
柱の下には「電気工事のお知らせ」の張り紙を確認
工事箇所を確認してみると、細い配電線が張られている区間全ての改修工事が行われるようです。
追記:2014年版ストリートビューで確認してみたところ、完全に更新されている光景を確認
配電線は現在のアルミ線に交換、耐張がいしもストラップから腕金ごと全て交換、架空地線キャップも架空地線ごと撤去されたようです。

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