鳥居型ならずのタイプ その1
鳥居型ならずの腕金は、ある程度張力が加わる箇所で採用されていたように見受けられます。
(とはいえ、関西電力管内の電柱では架空地線の引き留め箇所とか分岐箇所にて普通に採用され続けていますが)
こちらも高圧配電線にある程度張力が加わっていることから、高圧配電線引き通しのクランプがいしは2連続となっています。
杉並区のある細い路地に
よく見てみたら、こちらも最上部に鳥居型にはなっていない架空地線支持用の腕金が2本あります。
架空地線は高圧配電線の方向に向けて支持されているようです。
建柱年は1963年(昭和48年)5月のようです。高さは14メートル
しかし、柱自体は古くても、腕金や高圧がいし等は当時物ではありません!
中でも、架空地線支持用の腕金については、架空地線が登場した頃(1970年)に入ってから取り付けられた可能性が高いです。
反対側はこんな感じで!
低圧配電線のすぐ下に取り付けられている低圧引き込み箱の取り付け位置が良い感じです。
反対側の方が濃く錆びています。
・おまけ・
その他周辺
周辺は細い配電線タイプ(古い銅線)が目立ちます。
そのため、古いがいし2連タイプも残ったんだと思います。
奥に先ほど撮った鳥居型ならずのがいし2連タイプが写ります。
建柱したばかりの1960年代当時はまだ、高圧用腕金の横幅サイズは1500mm仕様だったと思われますが
こちらも1980年代頃に一度更新されたようで、現在は1800mm仕様になっています。
架空地線は腕金の左側で引き通しされています。(通常は右側)
こちらはその隣の配電柱です。
手前側(細い配電線側には鳥居型ならずのがいし2連タイプがある方)は細い配電線になっていますが
それとは反対側では今最も多い、ちょっと太めの配電線タイプになっています。
耐張がいし先端に取り付けられているカバーも細い電線側には銅線用のカバーが使われており、
その反対側では今現在最も多いアルミ線用のカバーが使われています。

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