3本のジャンパー線支持にピンがいし!
昔は引き通しのものでもジャンパー線支持のものでも高圧ピンがいしを使用している配電柱が内陸部で見られたようだが
その後、高圧がいしの耐雷化などが進み、現在、引き通しのものでは、全てがクランプがいし置き換わっている。
そのうち、ジャンパー線支持用に関しては10号中実がいしへ交換されている。
なお、関西電力管内では引き続き、高圧ピンがいしを高圧配電線の引き通しに使用している。
しかし東京電力管内では、未だに未交換のものもある。ここからはそういったものを紹介していく。
ジャンパー線支持に高圧ピンがいしを使用するという旧式が運よく残っていたのは、東京都中野区である、
この特別区ではまだまだ木密地域では、昔の銅線の使用が目立つ。
同種については、杉並区、練馬区にもある。(2012年現在)
3本のジャンパー線支持であるが、ここではなに構わず高圧ピンがいしが使われていた!
そんな中、そのすぐ手前側では新手の空中分岐も!
ここでは2つの時代の差が激しい。
なお、高圧ピンがいしに関しては、変圧器への高圧引き下げ線支持用としても使われるが
こちらは何故かその引き下げ線支持については、耐塩高圧ピンがいしとなっていた。
「ジャンパー線支持は何故内陸であることを表す高圧ピンがいしなのに、耐塩ピンがいしなのだ?」と思ったが
これは恐らく高圧がいしの長期無保守・耐用年数稼ぎが目的であろう。
そして隣接配電柱はこんな感じ。
こちらはやはり設備更新されており、ジャンパー線支持がいし共々最近のがいしとなっている。
さて、先ほどのピンがいしの方を反対側からも撮るとこんな感じだ。
そういえば思ったが、高圧用腕金については一度更新されたようで、ここは綺麗な色をしていた。
しかしジャンパー線支持の高圧ピンがいし、高圧耐張がいし類については、この配電柱の建柱当初からある当時物のように思えた。
高圧ピンがいしのボルトであるが、結構錆びているのが見える。
それにしても珍しい。普通、高圧用腕金の取り換えとなると、その腕金についている高圧がいし類も取り換えられるからだ。

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