2連結のうち、片方のみを逆付けとした高圧耐張がいし・足立区と葛飾区限定か
(現存せず。)
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こちらは前のページで見てきた、常時開放の連絡用開閉器を取り付けた隣接の両引き留めで発見した。
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高圧配電線の両引き留めをしている高圧耐張がいしであるが、ここも両側共に!2連結のうち、片方を逆付けとした特殊な取り付け方となっていた。
鋭いように長くなった2枚のストラップからは、1960年代のもの!というのが一目瞭然である。
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唯、ジャンパー線支持の高圧がいしは、1970年代に耐塩皿がいしから10号中実がいしへ取り換えたようである。
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高圧耐張がいしだけは、建柱当初からずっとある当時物のようで、黒ずみが激しかった。
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それもそのはず。
ここは特に高圧耐張がいしの製造年がかなり古く、1961年(昭和36年)製とあるのが見て取れた。
(製造メーカーは日本ガイシ)
しかしここまで黒ずんだ状態のものが残り続けるのは、なんとも珍しい。
あまりにも劣化が進めば、電線が繋がった状態で、がいしが抜け落ちる可能性だってある。
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続いて!もう一方は香蘭社の製造品で、1965年(昭和40年)11月製
やはりこれは、耐塩皿がいしが大いに普及していた年代の取り付け手法だったようだ。
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5年ぶりに前を通ったら、高圧用腕金と高圧耐張がいし、ジャンパー線を支持する10号中実がいし類がようやく取り換えられているのが見えた。
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