両側隠しの高圧耐張がいし!足立区と葛飾区限定仕様!? その4(既に現存せず。)
足立区鹿浜では後もう数本程、特殊な取り付け手法を用いた高圧耐張がいしが見つかった。
一見はごく普通の開閉器装柱に見えがちだが、こちらも開閉器は非常時以外はスイッチオフの常時開放柱のようだ。
そんな見放された箇所でまたもや特殊な取り付け手法を用いた高圧耐張がいしを発見!
こちらも2連結の内、片方を逆付けしており、連結部分にはカバーがない。
続いて高圧耐張がいしを支持している2枚ストラップも尖がるように長くなっている!
あぁこれでこちらも昭和40年代のものであること確定だ。
さて、がいしの製造年の確認だ!
こちらも同じように製造年は1965年7月製であった。予想通りの昭和40年である。
そして製造メーカーは、旧ロゴで日本ガイシ製である。
しかし当時物は高圧耐張がいしとそれを支持している2枚ストップぐらいで、高圧用腕金に関しては、一度取り換えられたようだ。
なお、やや旧式である東芝製の角ばった手動式開閉器は1987年製のようだった。
この種の開閉器については、高圧結合器や子局などを取り付ければ、自動化も対応可能のようだ。
横はこんな感じ!
高圧耐張がいしの取り付け方は、こちらも両側ともに特殊な取り付け手法となっていた。
そして、この開閉器が常時開放であることは、このアングルで確認できた。
指針が切を示している。
おまけ
それから柱の方には常時開放のプレートもある。
この装柱は非常時以外は何ら操作されないから、雨に流され何が書いてあるのがよく見えないが、写真中央にあるのが常時開放を示すプレートとなっている。
また、詳しく説明すれば、高圧配電線にも送電線のように名前がある
常時開放柱には、それぞれ別の箇所から立ち上がった各高圧配電線路が来ているから2つの名前がプレートにある。
反対側からはこんな感じである。
なお、突き当りを右折して数本目には、前ページで掲載したものがある。
今回は付近に、非常時以外はなんら操作されぬ常時開放の開閉器装柱が集中していたことも絡むと思うが、やはり古いものはまとまって残っている例が多いみたいだ。
こちらも右折した先にあるものだが、これはこれで変圧器の土台が古そうだった。
高圧カットアウトは1974年を示していた。昭和49年である。
↓現況↓
2017年に用事があって偶然通りかかったんだが、あの特殊な取り付け手法を用いた高圧耐張がいしは、こちらも綺麗さっぱり取り換えられていた。
次いで、開閉器も青文字となった耐雷仕様に更新されたようだった。
一方で、あの右折した箇所にあったこちらのやり出し装柱については、高圧用腕金は取り換えたようだが、変圧器の土台はそのままであった。
いや、その土台(変台)こそ取り換えるべきでは・・・

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