3本のジャンパー線支持にピンがいし その1
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念入りに探してみた結果、東京都中野区では他でも未だにジャンパー線の支持に高圧ピンがいしを使った古いタイプを確認することができた。
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それがこれだ。
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架空地線がないところに少し寂しく感じるが、それが登場したばかりの頃はこういったものがまだ大半を占めていた。
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手前側は最近のアルミ線に更新されており、半分の奥側は古い銅線となっているが、その3本のジャンパー線支持にピンがいしが使われている!
高圧用腕金も錆が凄いから、当時から使われ続けてきた結果、偶然現役のものが残ったものかと思われる。
また、都内の中野区は内陸部なのだが、変圧器への引き下げ線支持用として耐塩ピンがいしが使われているのがわかるが
これは、最近では耐用年数を稼ぐために、耐塩ピンがいしを使っているようだ。
中野区は内陸部であるから、昔はもちろんピンがいしであったはずである。
古いものを見かけても耐塩皿がいしなど、耐塩系のがいしを見たことはない。
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半分をアルミ線に更新した際にこちらも更新したのだろう、ジャンパー線を支持するピンがいしのバインド線は最近の銀色をしたものが使われている。
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反対側はこんな感じ!
この辺りは元から架空地線はなかったのかもしれない。
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コン柱の最上部に鳥居型などが取り付けられていたような跡は見当たらない。
それにしても、昭和の古き良き時代によく見られたピンがいしを見ると落ち着く。
変圧器への引き下げ線支持用のものならまだ見ることができるが、ジャンパー線支持用としての用途は中々見ることができなくなったからであろう。
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プレートを確認してみたが、最近プレートを更新したようで、建柱年の確認はできなかった。
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