Cアーム図鑑
中部電力と関西電力には、東日本では見かけないCアームが実在する。
こうした分類についても、西と東とでは大きく分かれている部分がある。
他にも例をあげれば、変圧器の高圧カットアウト類の支持に、十字腕金を使っているものが
近畿地方(関西電力)、中国地方(中国電力)、四国地方(四国電力)に集中しているなどもある。
ここではそんな中、中部電力で撮影したCアームを紹介してゆく。
中部電力管内には、現在、角型のCアームと半円丸型のCアームがある。
腕金の長さの種類も3種類程あるのだ。
撮影地:長野県軽井沢町
まずはこちら!1番短いサイズからの紹介だ。
長野県の軽井沢で見かけたものだった。
こちらは種類的にいえば、スケルトン仕様の区分開閉器を取り付けて、両引き留めという構成なのだが、Cアームについては角型サイズを仕様しているものだった。
なお、高圧耐張がいしの先端にある引き留めクランプカバーは、多少古いようで黒であった。
続いてこちらは次のものであるが、ここでは10号中実がいしの引き通しとなっていたが、がいしの取り付け向きについては、横に寝かせてあるものもあるみたいだ。
なお、こちらについては、現在は横付けよりも縦付けが基本のようで、それを結構見かける。
横に寝かせてある仕様は、旧式なのだろう。
こちらも同じく角型のCアームとなるが、その腕金の長さは普通で、10号中実がいしを使用して、高圧配電線の引き通しをしていた。
がいしの取り付け向きについては、現在基本の縦付けとなっていた。 (現況:角型のD型腕金に更新された。)
同じく普通サイズであるが、こちらは少し欲張りで単相2線式高圧配電線の分岐、それからダブルハンガーまで付いていた。
なお、分岐側の高圧耐張がいしの引き留めクランプカバーは、新しくなっているようでグレーであった。
撮影地:静岡県静岡市清水区
続いて、こちらはかなり離れた静岡県内での撮影
重塩害地域のため、高圧がいしは10号中実がいしに10号中実がいし用耐塩皿を追加したものとなっていた。
ここではそのがいしを使って2回線とも角型のCアームとなっている。
またここは、低圧配電線の支持には丸型の半円Cアームが使われている。
撮影地:長野県軽井沢町
再び撮影地が長野に戻るが、これがCアームでいう一番長いサイズである。
撮影地:静岡県静岡市清水区
再び撮影地は静岡へ!
こちらも特大サイズによるCアームとなっているが、形状が東電で見かけた初代のFアームに似ている。
Fアームの先端にCアームが付いたというような合成CFアームとでも言っておくべきか?
一方こちらは、特大サイズによる角型のCアームが2連続
高圧配電線は2回線!!
そして、関西電力と同じように、中部電力にも丸型の半円Cアームがある。
ここでは分岐側にその丸型の半円Cアームを使っていた。
なお、高圧配電線の配列については、普通の三角配列が基本のようであるが、こちらは写真のごとく、逆三角配列もあるみたいだ。
そういえば、ここで改めて写真を眺めていて思ったが、分岐の単一腕金については、Cアームを支えている腕金と合体している。
近くにはもう1本!逆三角配列による半円Cアームがあった。
こちらはダブルハンガーでCアームという構成であった。
関東の人間からすると見慣れない分類となるので、少し不思議な感じがしたのだった。
変圧器への高圧引き下げ線の引き下げ方については、「エイヤーッ!」みたいな感じもした。w

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