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電柱上の年代物パーツを紹介!(1ページ目)
ここでは、電柱上に古くから残されているものを中心に掲載している、大体、昭和35年前後から昭和40年前後の設備が中心である。
なお、各ページの内容については、以下の通りとなっている。
1ページ目から2ページ目にかけては、上部形状が古い感じのものを掲載している。(偶にマニアックな耐塩皿がいしも含めて掲載)
3ページ目では、高圧配電線のジャンパー線支持に高圧ピンがいしを使用した旧式や初期型架空地線キャップ、避雷器などを掲載!
4ページ目では、昭和35年前後の設備で東京都足立区と葛飾区限定の旧式の取り付け例を適用した高圧耐張がいしと古い変圧器、その他、旧型の耐塩型ケーブルヘッドなどを掲載
5ページ目と6ページ目では、今となっては中々見られない、あの耐塩皿がいしを中心に掲載
うち5ページ目が東京都大田区と品川区で見つけた耐塩皿がいしが中心で
6ページ目は神奈川県の横浜市や鎌倉市で見つけた耐塩皿がいしが中心という感じである。
次いで7ページ目では、千葉限定仕様の構成である耐塩皿がいしを掲載
8ページ目では、東京電力管内では絶滅傾向にあるハンガー装柱や、その他、昭和50年代式の変圧器の取り付け方などを掲載
9ページ目では初代のFアームや古い低圧用腕金を掲載
10ページ目では、配電線や電信線の上部に施設された旧式の遮蔽線(しゃへい線)を掲載!
↑手前側より鳥居型などの古いタイプが並ぶ。
東京都江戸川区篠崎にて撮影

<豆知識他>

リード線やジャンパー線って?

リード線とは:リードをアルファベットで書くとlead、leadの意味は「案内する。導く」等の訳がでてきます。
つまり、変圧器へ電線を導く線をリード線と言います。これは開閉器等の場合も同様です。電気の世界では導き線はリード線と言うようです。
ジャンパー線とは:回路から次の回路にジャンプさせる線、配電線の場合は配電線と配電線の繋ぎ目をつなぐ線を示します。(縁廻し線とも言うがこちらについてはあまり聞かない。)
道路で言えば橋のように、配電線にも必ず繋ぎ目が存在します。永遠と電線を長く張ることはできません。必ず繋ぎ目があります。
ジャンパー線のジャンパーは英語で書くとjumper、つまり、シンプルに次の電線へジャンプするからジャンパー線と言うのかと思われます。

その他、架空地線支持の腕金の種類がいし2連についての詳細は各リンクにて紹介中
なお、全ての種類はこちらのページにて!
(種類を地域別にまとめるべきか、種類別にまとめるべきか悩んだ結果、地域別でもまとめつつ、種類別でも特集を行ったページを作成することになった。)

<電柱上の年代物パーツ!(1ページ目):リンクメニュー>

「年代物パーツ!」ということで、先ずは上部形状が古いタイプのものから掲載

<東京23区・東部の古いタイプ>

撮影地:東京都江戸川区

古いタイプに誘われて・・・ その1
(現存せず。)

撮影地:東京都葛飾区

古いタイプに誘われて・・・ その2

東京都葛飾区の荒川沿いにて、2つの耐塩皿がいしを発見!

撮影地:東京都江戸川区
同区で見つけた耐塩皿がいしとしては、これは最古のものとなった。

1962年製の耐塩皿がいし(おまけあり)
(何れも現存せず)

キャップが古いと一緒に見つかる耐塩皿がいしも!

現役の2つの耐塩皿がいし

「古びた細い配電線特集」
古いがいしはないが、外見が確実に古いタイプを一挙紹介!
外見は上段分岐に見えても、実際の電気の流れは違っている古いタイプを少し紹介!↓

上段分岐に見せかけて、実際の電気の流れは違った!旧式の配電線分岐手法!! その1
(既に現存せず。)

古いものではよく、上段分岐のような形をしたものがありますが、実際の電気の流れは違うのです。
昔の配電設備はどうやら、水の流れをアレンジして造られていたようです。

上段分岐に見せかけて、実際の電気の流れは違った!旧式の配電線分岐手法!! その2

こちらも上段から電気が流れてきており、下段の引き通し側を伝って両サイドへ配電線が分岐されているようでした。

架空地線キャップから支線が降りる古いタイプ編

キャップから支線が下がる古いタイプ その1(現存せず。)

これはどうやら江戸川区の他に練馬区にもあるようです。

キャップから支線が下がる古いタイプ その2(現存せず。)

肝心な架空地線については撤去したようだが、架空地線キャップが下りる支線は残っていた。

撮影地:東京都墨田区

キャップから支線が下がる古いタイプ その3

その他古いタイプを掲載
撮影地:東京都江東区

支線の引き留めに2連高圧耐張がいし

撮影地:東京都江戸川区

細い配電線

細い路地に残る細い配電線!

古いスタイル(おまけ付き)

見るからに古そうなタイプ

同区では東京23区内としては珍しい、全体形状が完全に古い原型も確認!→
9ページ目に掲載
撮影地:東京都足立区
やり出し改造版の鳥居型と引き留めの鳥居型  
木柱で旧式の耐塩型ケーブルヘッドが現役!(構内用)

時が止まった引き込みの木製電柱(昭和30年代物の装置発見!)

一方こちらは、責任分界点を超えた先にある電力会社のものではない構内用にて、昭和30年代物の装置発見!

その他支持物にて
鉄棒のようなものを使用した高圧引き込み線の引き留め箇所で終端箱
引き込みで現役の屋外終端箱 その1

引き込みで現役の屋外終端箱 その2(現存せず。)

終端箱の続きはこちらで掲載

<東京23区・西部の古いタイプ>

ここからは、東京23区の西側(杉並区、中野区等)で撮影した、鳥居型や鳥居型ならずなどの古いタイプを掲載!!
この辺の地域では、特に住宅密集地の細い路地に古いものが多数残っており、鳥居型(腕金)で架空地線を支持している古いタイプなどが確認されました。(2011年現在)
(※鳥居型は昭和45年前後に大量にあったようですが、現在では限られた地域でしか確認することができません。)

鳥居型
撮影地:東京都世田谷区
鳥居型を使った分岐
↑鳥居型を使った通常の分岐
こうした分岐は、引き通し側が電源側であることが多い。
こちらはその中で、本線の架空地線支持の位置が珍しい。
撮影地:東京都杉並区

昔ながらの鳥居型はやっぱり良い

鳥居型に関しては、高圧ピンがいし引き通し時代からありそうだ。

↑こうした頭上引き留めとなった分岐は
電源側、負荷側を意図したものが多い。
この場合、上部の引き留め側が電源側であることが多い。
鳥居型ならず

鳥居型ならずを2本程!

架空地線の支持が鳥居型になっていない鳥居型ならずもあります。

絶縁電線に古びた銅線を使ったものによる基本形等を紹介
杉並区の古いタイプ
<<鳥居型ならずのタイプの続きを掲載>>
撮影地:東京都武蔵野市

鳥居型ならずと1本腕金を使ったもの他(現存せず。)

 
撮影地:東京都杉並区

鳥居型ならずのタイプ その1

がいしの配列3:0のタイプでも鳥居型ならずのタイプ取り付けるタイプを発見!
しかもがいし2連です。

鳥居型ならずのタイプ その2

ごく普通の基本タイプで、がいしの配列2:1のタイプでも鳥居型ならずのタイプを発見!
(架空地線が撤去されたため、現存はしていません。)

撮影地:東京都中野区

鳥居型ならずのタイプ その3

23区内に残っているのは珍しい、単相交流2線式(高圧配電線2本タイプ)でがいし2連にしながら、最上部は鳥居型ならず!

鳥居型ならずのタイプ その4

またもや、がいしの配列3:0での発見!
(がいしどうしとの間隔は一番狭いタイプになる)

鳥居型ならずのタイプ その5

撮影地:東京都杉並区

今はなき荻窪団地の敷地内にも、鳥居型ならずのタイプを発見!

1950年代に建てられた荻窪団地内を通る配電柱(配電設備は当時そのものではないが、柱自体は古い)にも、古い鳥居型ならずのタイプを発見!
(団地が老朽化により解体されたため、現存していません。)

その他・古い細い配電線タイプや古いタイプの引き留め柱等を掲載!
撮影地:東京都杉並区
細い配電線タイプ・残る高圧ピンがいしも
(現存せず。)

何もせずの古そうな引き留め柱

あの位置にピンがいしがあるということは、以前はトランスが乗っかっていたかもしれません。

撮影地:東京都中野区
古そうな引き留め柱
(老朽化による改修工事が行われたため、既に現存せず。)
撮影地:東京都杉並区

キストラップを紹介!

ここでは古い配電線ならではのキストラップを紹介!

撮影地:東京都北区

錆びすぎ注意

撮影地:東京都練馬区
高圧は終端でも、その先架空地線支持の腕金より支線は続く

頭上背後引き留め

電源側、負荷側を意図した旧式の分岐を練馬でも発見

鳥居型から支線下がる!

同区では架空地線キャップから支線を下げたものも見つかっているが、今回は鳥居型での発見となった。
やっとのことで撮影成功!

<東京23区外>

撮影地:東京都昭島市

昭島の両サイド鳥居型!

今のご時世、街道沿いで両サイドに鳥居型を取り付けた昭和40年代頃の開閉器装柱があるのは珍しい。
撮影地は無電柱化が迫りくる新奥多摩街道沿いだった。

撮影地:東京都日野市

1971年(昭和46年)式の長い高圧用腕金!

この時代の設備では、あまり長い高圧用腕金を使ったものは見かけない。
恐らくこちらは、一部の配電線が家側の奥まったところに入組んだ箇所があるため、珍しくそうなったのかと思われる。
本来ならこうした場合は、初代のFアームを使うと思うが、節約のためか、ここは単純に高圧用腕金を使って済ませたようだ。
なお、ここでは低圧用腕金も当時物のようで、アームタイで組んだものが使われている。
撮影地:東京都町田市成瀬台

続く単相交流2線式のショートサイズの高圧用腕金!

↑高圧用腕金は勿論、旧式の規則を守った負荷側向き!
普通の鳥居型を取り付けながら、高圧配電線はやり出し配置で開閉器装柱!

神奈川だと決まって、高圧配電線がやり出し配置となると、それに合わせて架空地線支持の腕金もやり出しに改造することが多いが、ここは鳥居型がやり出しに改造されていない。
東京都内だとやはり、こうした例が多い。
↓なお、これの隣接配電柱では、以下のようなものが確認できた。↓

鳥居型の上を架空地線素通し!

こちらは、神奈川県青葉区側にて発見したものとなるが、前ページで紹介のものと隣接している配電柱であったため、リンクはこちらに貼らせて頂いた。

撮影地:東京都町田市玉川学園

高圧用腕金と動力用腕金をアームタイで固定!

撮影地:東京都武蔵村山市
架空地線を腕金で支持した旧式  
撮影地:東京都立川市

新奥多摩街道沿いにて、多数の鳥居型発見!

しかし最近では、そんな新奥多摩街道沿いも無電柱化の準備が進んでいるようだった。
道理で古い鳥居型が大量に見つかったわけだ。
国道6号・水戸街道沿いもそうだったが、(無電柱化予定=旧式が多数現存している)なんてこともある。
↑まるで昔の国道沿いのごとく、1800mmの長い鳥居型などを確認!

高圧の引き下げ地点にて、内陸仕様の旧型の避雷器発見!

そしてここでは、区分開閉器を備え付けた高圧の引き下げ地点にて、旧型の内陸仕様の避雷器発見!
この避雷器は、山梨で確認して以来の発見だった。

↑まるでここでは、生きた化石のごとく、まだ稼働しているようだった。
避雷器のリード線だが、まだ本線に接続されているようだった。

<神奈川の古いタイプ>

神奈川県内で発見した数々の中から、鳥居型で開閉器付きや、やり出し(槍出)仕様の腕金でがいし2連等、全体的な形状が古そうなものを中心に掲載!
(鳥居型についての説明はこちら!

撮影地:神奈川県川崎市麻生区
鳥居型で開閉器付きなど!上部構成が古い感じのタイプを一挙掲載!!
↑がいし2連で架空地線の引き通しは下吊となっています。
鳥居型付きの開閉器装柱・高圧中央配置版
鳥居型付きの開閉器装柱・高圧片側配置版
撮影地:神奈川県横浜市泉区
頭上引き留めや鳥居型などの古いタイプがずらり  
 
 
↑いずれとも腕金ごと架空地線撤去済み
撮影地:神奈川県川崎市宮前区
下吊の架空地線 その1
(現況:グランドワイヤーが腕金ごと撤去されてます。)
撮影地:神奈川県横浜市神奈川区
下吊の架空地線 その2
↑高圧がいしがやや不均等に並んでいるのも古い証拠です!w
不均等に並んでいるのは、架空地線支持の腕金の取り付け位置が関係?
撮影地:神奈川県横浜市青葉区
両引き留め+頭上引き留め
↑こういった頭上引き留めの場合は、上段が電源側であることが多いが、ここは違っていた。
ここは坂道地点での配電線の分岐となっているためか、頭上が負荷側となっていた。
架空地線キャップ付きの古そうな開閉器装柱
↑これはいかにも!昭和60年〜平成初期頃まで、街のあちらこちらにいたような感じの構成です。w
そんな今では生きた化石といえようものがw青葉区にまだいました。w
鳥居型付きの古そうな開閉器装柱(現存せず。)
撮影地:神奈川県厚木市
厚木の古いタイプ  
 
撮影地:神奈川県伊勢原市

伊勢原の古いタイプ
2回線中、上部未使用区間で発見・(大半設備、更新済み)

撮影地:神奈川県藤沢市

下吊の架空地線(2回線バージョン)・その他おまけ付き

グランドワイヤーごとの丁寧な槍出装柱!!これぞ!昔の個性ある形です!!→
今流行りの離隔腕金やD型腕金なんかよりもこっちのほうが断然いいです!w

↑これぞ昔の落ち着いた個性ある形!
しかし最近は、こういう個性的なものが減っています!
撮影地:神奈川県海老名市
鳥居型等の古いタイプを紹介 その1
上部構成が古いタイプ その1
上部構成が古いタイプ その2
撮影地:神奈川県藤沢市
鳥居型で高圧がいしの配列は3:0など古いタイプを一挙紹介!

高圧がいしの配列は3:0のやり出しとなっているのに対して、架空地線の支持はそれに合わせていない比較的レアなものを紹介

撮影地:神奈川県横浜市泉区
鳥居型と鳥居型ならず

撮影地:神奈川県横浜市戸塚区
やり出し改造版の鳥居型で頭上引き留め

大量の抱腕金群団!

抱腕金で1回線分岐!+1本のジャンパー線支持に耐塩ピンがいし他

鳥居型付きで頭上引き留め

大量の抱腕金群団!こちらは単相交流バージョン!

高圧の引き留めはやり出しだが、架空地線の引き留めはいつも通りの鳥居型!

撮影地:神奈川県横浜市旭区
古そうな開閉器装柱

アームタイがアングルですので、70年代の開閉器装柱のようですが、開閉器は最新になってました。

撮影地:神奈川県横浜市青葉区
鳥居型付きの古いタイプ その1
鳥居型付きの古いタイプ その2
鳥居型付きの古いタイプ その3
撮影地:神奈川県藤沢市
神奈川の鳥居型ならず
撮影地:神奈川県川崎市麻生区
振り分け及び引き留めの鳥居型


上段から電源流入の旧式仕様!

昔の配電線は、水の流れをイメージするかのように張られていた証拠がここに!

中央のみ両引き留め

撮影地:神奈川県横浜市保土ヶ谷区
鳥居型で下段1回線分岐

撮影地:神奈川県相模原市中央区
上段から電源流入の旧式仕様!・こちらはやり出しにて!
撮影地:神奈川県相模原市南区
鳥居型付きの2回線他 その1

鳥居型付きの2回線他 その2

鳥居型付きで交差分岐

撮影地:神奈川県横浜市青葉区奈良町
鳥居型の上を架空地線素通し!

かつてあった本線の架空地線については、最上部の素通し箇所より少し下がった位置で素通しされていたことかな

撮影地:神奈川県川崎市麻生区上麻生
鳥居型付きの開閉器装柱で、架空地線の引き通し位置が珍しいもの
撮影地:神奈川県愛甲郡愛川町

ホースのように太い1本のアルミ線のジャンパー線支持に高圧ピンがいし

アルミ線の支持となると、ジャンパー線の支持に関しては10号中実がいしに交換されるのが運命だが
ここでは辛うじて、太いアルミ線でも高圧ピンがいしによって支持されたものが確認されたのだった。
撮影地:神奈川県横浜市神奈川区
引き通しにショートサイズの腕金
鳥居型付きの開閉器装柱 その1
撮影地:神奈川県横浜市緑区
鳥居型付きの開閉器装柱 その2
撮影地:神奈川県横浜市都筑区
鳥居型付きで単相交流2線式による銅線引き留め
撮影地:神奈川県大和市
鳥居型付きの開閉器装柱 その3
撮影地:神奈川県相模原市南区
鳥居型付きで2:1どうし交差
鳥居型付きで高圧配電線はやり出しにて引き留め(鳥居型はやり出しならず。)
撮影地:神奈川県横浜市南区
古いがいしないけど古い感じのもの その1
古いがいしないけど古い感じのもの その2
撮影地:神奈川県横浜市港南区
古いがいしないけど古い感じのもの その3
撮影地:神奈川県愛甲郡愛川町
やり出し改造版の鳥居型と普通の鳥居型の両引き留め  
撮影地:神奈川県藤沢市
古いがいしないけど古い感じのもの その4
↑ショートサイズで引き留め
現在の引き留めは、腕金の長さについては1800mmを使うのが基本であるが
ここは旧式のようで少し短めの長さ1500mmの腕金が使われていた。
撮影地:神奈川県茅ヶ崎市
続く負荷側向きの高圧用腕金  
全体的な形状が古いもの・高圧用腕金はもちろん負荷側向き
がいし2連と古いタイプ  
 
撮影地:神奈川県藤沢市

やや低い目の位置に鳥居型!

錆びの色から昭和40年前後からありそうだ。

架空地線の支持に腕金を使った旧式がずらり。終端はもちろん鳥居型
撮影地:神奈川県海老名市
鳥居型を取り付けた古そうな立ち上がり柱
撮影地:神奈川県川崎市多摩区

鳥居型を付けて高圧を交差分岐・下段は両引き留め

ここでは偶然にも、古い低圧用腕金も残っていた。

撮影地:神奈川県平塚市

鳥居型を付けて高圧を両引き留め

<溝付きの古い腕金>

撮影地:東京都足立区

溝付きの古い高圧用腕金

溝付きの高圧用腕金については、高圧ピンがいし、耐塩皿がいし時代(昭和35年前後)に普及していた!

撮影地:神奈川県横浜市青葉区
空洞がある腕金は古い証拠!
撮影地:千葉県野田市
架空地線の引き通しに溝付き腕金を使用
変圧器前面のトンボ腕金にも溝付き腕金

<千葉の古いタイプ>

耐塩皿がいしといった古いがいしは付いていないが、ここからは千葉で撮影した古いタイプを掲載

本題に入る前に、トンボ腕金コレクション!
トンボ腕金とは、変圧器への高圧引き下げ線支持の高圧がいしや高圧カットアウト類を取り付けたT字型のアームを示す。
形状がトンボに似ていることからトンボ腕金という。
今では激レア!千葉の旧式仕様といえよう!トンボ腕金4段仕様!!
いずれも千葉県柏市で撮影

今ではトンボ腕金のトの字もないぐらい、トンボ腕金の省略が進んでいるが
かつての1970年代〜1980年代にかけては、現場で組み立て式の低圧用腕金とトンボ腕金とを合体させたものが普及していた。

トンボ腕金4段の例 その1
旧基本形
(クランプがいしの付いた単一の高圧用腕金は、どちらとも車道に対して右側(負荷側)向きで取り付けられている。)

トンボ腕金4段の例 その2
こちらは、すべての高圧配電線を片側へ寄せたやり出し装柱による。
千葉は中でもこの種のものが多かった。

ちなみに今の設備で同様のものは、こうなっている。

このように!今の配電設備と昔の配電設備と比較すると、やはりここは昔の方がご丁寧に配電設備が施設されていたことがわかる。
それに比べりゃ今のは、D型腕金や離隔腕金が多く増え、個性なきものが多い。

こちらは上段のみ低圧用腕金とトンボ腕金を合体させた、トンボ腕金3段!

トンボ腕金3段の例
低圧用腕金は、こちらも手作り仕様となっているから、4段のトンボ腕金になっていても不思議ではないように見えるが、実際には2段のトンボ腕金となっている。

トンボ腕金2段の例
一部は変圧器への引き下げ線が低圧用腕金と干渉している箇所があるが、肝心な旧型低圧用腕金には、トンボ腕金は付いてない。

トンボ腕金を2つ使った例は、今一番多くある例だが、直付けが増えているため、これも今後はなくなりそうだ。

撮影地:千葉県船橋市
クランプがいし引き通しのやり出し装柱で、普通の鳥居型
撮影地:千葉県柏市
千葉の古いタイプ その1  
千葉の古いタイプ その2  
千葉の古いタイプ その3
千葉の古いタイプ その4
千葉の古いタイプ その5   
千葉の古いタイプ その6  
千葉の古いタイプ その7   
千葉の古いタイプ その8
撮影地:千葉県柏市
鳥居型と1本腕金他 その1
柏と流山の方では、架空地線の支持に腕金を使用した旧式例が多い。
年式の方は確認してみると(コン柱の銘板による)昭和45年前後が多い。
この辺りでは東京のように、架空地線キャップへの取り換えはあまり行わなかったようある。
そのため、昭和45年前後を思わす形がやたら多いような気がした。
但し、高圧がいしについてはいずれともクランプがいしとなっている。
昭和45年前後当時なら、耐塩皿がいしの引き通しはこちらにもあったことだろう。
鳥居型と1本腕金他 その2
鳥居型と1本腕金他 その3
鳥居型と1本腕金他 その4
鳥居型と1本腕金他 その5
交差側は中央のみ引き留め(おまけ)
撮影地:千葉県柏市

千葉式!旧式引き下げ手法 その1

ある部分にて、千葉ならではの旧式引き下げ手法があるのです。

撮影地:千葉県船橋市

千葉式!旧式引き下げ手法 その2

がいしの配列が不均等となった変顔でw→

撮影地:千葉県千葉市若葉区

千葉式!旧式引き下げ手法 その3

千葉式!旧式引き下げ手法 その4

撮影地:千葉県流山市と柏市の国道6号線(水戸街道)沿い
東京を外れたこの辺りも徐々に無電柱化が進んできている。
国道6号(水戸街道)沿いの古いタイプ・起点付近とその外れ他
(国道6号沿いは無電柱化に伴い、いずれとも現存せず。)
 
↑撮影時、既に無電柱化の準備が行われており
柏変電所の立ち上がりのケーブルヘッドは撤去されていた。
なおそれに伴い、立ち上がり柱も国道を外れた箇所へ移動されていた。
(最後の写真)
国道6号(水戸街道)沿いの古いタイプ その1
(無電柱化に伴いいずれとも現存せず。)
 
国道6号(水戸街道)沿いの古いタイプ その2
(無電柱化に伴いいずれとも現存せず。) 
 
 
↑これらは国道6号と国道16号との立体交差・呼塚交差点付近での撮影となった。(国道6号沿い)
道路の開通としては、既に昭和40年頃には開通していたようであるが
これらの配電柱の建柱年については、それよりも少し遅れた昭和48年(1973年)頃のものが目立っていた。
クランプがいしに交換されているが、形(腕金などのパーツ類)としては正にその当時物なのかと思われた。
国道6号(水戸街道)沿いの古いタイプ その3
(無電柱化に伴いいずれとも現存せず。) 
 
撮影地:千葉県柏市と八千代市
水戸街道に次ぎ、こちらも無電柱化が進んでいる。

国道16号沿いの古いタイプ(柏インター南側) その1
(無電柱化に伴い現存せず。)

この幹線道路沿いでも、神奈川などに多いがいし2連が多く確認できたのだった。

国道16号沿いの古いタイプ(柏インター南側) その2
(無電柱化に伴い現存せず。)

ここでは一部、八千代市内で撮影したものも掲載!

支柱付きで鳥居型引き留め(無電柱化に伴い現存せず。)

滅多に見かけない支柱付きの鳥居型も今やなくなり、柏市十余二と書かれた歩道橋が残るのみ。
通りすがりの撮影だったため、年式は確認できていない。
というか、初期の撮影は年式まで見ようと思う勇気はあまりなかった。w

撮影地:千葉県柏市
続いて、柏インターの北側にも、旧式が結構集中していた。

国道16号沿いの古いタイプ(柏インター北側) その1

国道16号沿いの古いタイプ(柏インター北側) その2

   

その他にここでは、黄色のカバー付きの避雷器も発見

避雷器の特集ページを用意したので、これは別のページで掲載

 
 
撮影地:千葉県柏市
柏の鳥居型 その1  
柏の鳥居型 その2  
撮影地:千葉県千葉市若葉区
千葉に古い鳥居型が数多く残っている理由については、他の地域よりも太い腕金を使っていることが関係しているものかと思われた。
分布をまとめると 東京都と神奈川県は、細い鳥居型が多い。
千葉と埼玉は太い鳥居型が多い。
太い=丈夫。高寿命のイメージ
細い=頼りない。高寿命は期待できないイメージという感じじゃなw
千葉の鳥居型 その1
千葉の鳥居型 その2

斜め頭上引き留めの鳥居型

ここではジャンパー線の支持に耐塩ピンがいしを使った旧式も確認できたため、別のページにて掲載中

千葉の鳥居型 その3
千葉の鳥居型 その4  
千葉の鳥居型 その5  
千葉の鳥居型 その6
千葉の鳥居型 その7
鳥居型に紛れて、こちらは両サイドは引き通し・真ん中は両引き留め
千葉の鳥居型 その8
↑高圧用腕金がショートなものは千葉では多くあるが
こちらは錆を見るとかなり古そうで当時物らしい。
(取り付け向きは右側で負荷側向きになっているしw)
千葉の鳥居型 その9
千葉の鳥居型 その10
千葉の鳥居型 その11
千葉の鳥居型 その12
鳥居型の旧基本形で1回線分岐かつ、電灯用、動力用の単相変圧器をそれぞれ取り付け!
千葉の鳥居型 その13
千葉の鳥居型 その14  
千葉の鳥居型 その15
千葉の鳥居型 その16
千葉の鳥居型 その17
千葉の鳥居型 その18
千葉の鳥居型 その19

千葉では、高圧が片側へ寄っているやり出し装柱の場合は、鳥居型も遮蔽範囲が広いものに改造される例が多い。

千葉の鳥居型 その20
千葉の鳥居型 その21
千葉の鳥居型 その22
千葉の鳥居型 その23
千葉の鳥居型 その24
千葉の鳥居型 その25
千葉の鳥居型 その26
千葉の鳥居型 その27
千葉の鳥居型 その28
千葉の鳥居型 その29
撮影地:千葉県八千代市
千葉の鳥居型 その30
千葉の鳥居型 その31
撮影地:千葉県千葉市花見川区こてはし台

こてはし台もまた鳥居型多し! その1

こちらの住宅街では、数多くの鳥居型を確認!
年式については確認してみると、昭和45年前後が多い。
結構前からある住宅街のようだ。

こてはし台もまた鳥居型多し! その2
こてはし台もまた鳥居型多し! その3
こてはし台もまた鳥居型多し! その4
こてはし台もまた鳥居型多し! その5
こてはし台もまた鳥居型多し! その6
こてはし台もまた鳥居型多し! その7

こてはし台もまた鳥居型多し! その8

後半は時間切れで、珍しく夕暮れ時での撮影となった。
でも昭和の鳥居型は、夕焼けもまたよく似合うような気がする。

こてはし台もまた鳥居型多し! その9
こてはし台もまた鳥居型多し! その10
こてはし台もまた鳥居型多し! その11
こてはし台もまた鳥居型多し! その12
こてはし台もまた鳥居型多し! その13
最後は珍しく、夕暮れでいい感じに!↑
撮影地:千葉県野田市

野田もまた鳥居型多し! その1

野田もまた鳥居型多し! その2

野田もまた鳥居型多し! その3

野田もまた鳥居型多し! その4

野田もまた鳥居型多し! その5

野田もまた鳥居型多し! その6

野田もまた鳥居型多し! その7

野田もまた鳥居型多し! その8

野田もまた鳥居型多し! その9

野田もまた鳥居型多し! その10

片寄せ改造鳥居型

分岐をする突き出し仕様の鳥居型

 
撮影地:千葉県船橋市

古いがいしはないが格好は古い感じ! その1

これで3本全てのジャンパー線支持がいしが耐塩皿がいしだったらなおさらいいのですが、さすがに今時この構成ではないかなぁ→
なお、船橋では耐塩皿がいしを残す傾向は全くなかったようだが、全体的な形が古そうなものであれば、こうして結構見つけることができる。w

↑形は完全に昭和40年代物w

古いがいしはないが格好は古い感じ! その2

↑一方でこちらは上で紹介しているもののすぐ近くで発見!
こちらもグランドワイヤーも完全に残っておりいい感じです!
電線の本数が1本減って単相交流バージョンになりますが、同じく古そうです。
でも、トランスが土台不要の近代的なものに交換されているのはちょっと痛いかなw

やり出しのがいし2連だが、架空地線の分岐及び支持は普通の鳥居型!

↑上段は古いようでがいし2連
その後ろの配電柱も高圧用腕金が右向きで古いです。
後、傾きがいいかなw
撮影地:千葉県我孫子市

やり出しで突き出し鳥居型 その1

撮影地:千葉県匝瑳市八日市場イ

やり出しで突き出し鳥居型 その2

おまけにこちらは、トンボ腕金4段!
撮影地:千葉県千葉市稲毛区

鳥居型で高圧平面引き通し分岐!(下段は引き留めの分岐にて)

撮影地:千葉県流山市

高圧用腕金が負荷側向きとなった旧式と鳥居型

鳥居型と交差分岐

抱鳥居型

1本腕金で架空地線を両引き留め

鳥居型多し! その1

  

鳥居型多し! その2

  

架空地線の支持に1本腕金+がいし型変流器付きで開閉器装柱

撮影地:千葉県柏市

単相交流2線式高圧配電線による旧式の基本形と鳥居型他

 

2回線で突き出し仕様の鳥居型

撮影地:千葉県流山市

鳥居型で高圧はショートサイズで引き通し

旧式の基本形で負荷側を向く高圧用腕金 その1

↑単相交流2線式高圧配電線バージョンと
三相交流3線式高圧配電線バージョンの2種類を発見↓

旧式の基本形で負荷側を向く高圧用腕金 その2

撮影地:千葉県柏市
交差点の古いタイプ その1
撮影地:千葉県流山市
交差点の古いタイプ その2
撮影地:千葉県匝瑳市八日市場イ

ずらり鳥居型(やり出し改造版含む)

変わった地名で続々と見つかった鳥居型!
地名については、「いろはにほへとちりぬるを」で区切られているようだ。
こちらはそのうちの「い」で発見!
なお、地名の表記については、カタカナになっているようだ。

  
撮影地:千葉県匝瑳市八日市場ロ
鳥居型付きの開閉器装柱(開閉器は常時開放)
↑別の高圧配電線(連系線)の施設地点の開閉器装柱は
通常は全く使用しないものであるからか、やはり古いものが残る傾向にある。
撮影地:千葉県匝瑳市
架空地線を2手に分けさせた鳥居型
2回線で鳥居型の引き通し その1  
撮影地:千葉県匝瑳市八日市場ホ
2回線で鳥居型の引き通し その2
撮影地:千葉県千葉市緑区高津戸町
2:1にアークホーン付きクランプがいしを配置したもので、架空地線支持はやり出し改造版の鳥居型
撮影地:千葉県千葉市若葉区中野町
架空地線ごとのやり出し装柱・Dアーム他  
撮影地:千葉県千葉市緑区高津戸町
架空地線ごとのやり出し装柱だが、アームタイが急角度
クランプがいしの配置2:1による基本形で鳥居型

<茨城の古いタイプ>

撮影地:茨城県下妻市

長い架空地線支持の腕金は茨城にも! その1

茨城にも架空地線の支持に長さ1800mmの腕金を使用したものがあるようだ。

長い架空地線支持の腕金は茨城にも! その2

手作り仕様の低圧用腕金とトンボ腕金3段
上部引き留め・架空地線はコン柱にバンドを取り付けて支持
撮影地:茨城県結城市
鳥居型付きの交差点
撮影地:茨城県水戸市
高圧ごとのやり出し引き通しで避雷器付き
高圧ごとのやり出し引き通しで架空地線はコン柱に取り付けた腕金で吊り下げ
↑高圧用腕金は負荷側向き
長い腕金の先に腕金をさらに横付けし架空地線片寄せ
パンザーマストで1800mm腕金をイメージ? その1
1800mm仕様の1本腕金と鳥居型
パンザーマストで1800mm腕金をイメージ? その2
鳥居型で架空地線の支持位置がレア その1
↑架空地線の分岐のためにそうなっていたのかと思われるが
こちらは東京や千葉とは違い、下吊りである。
架空地線の支持に1800mmの腕金を使ったもので高圧は中央のみ引き留め
手作り仕様の低圧用腕金
鳥居型で架空地線の支持位置がレア その2
撮影地:茨城県古河市

中央のみ引き留め

鳥居型を取り付けて、ほぼ直角の頭上引き留め!
上部にパンザーマスト継ぎ足し仕様にて!

旧型基本形で、横を向いた鳥居型
以前は高圧を分岐か?

撮影地:茨城県潮来市

架空地線の引き通し位置が珍しい鳥居型

鳥居型ならずやクランプがいしの2連の他、低圧用腕金は手作り仕様など、旧式が勢ぞろい

 

高圧はやり出しだが、架空地線はやり出しならず。
架空地線支持の腕金は長い1800mm腕金

バランス維持で逆方向?

遮蔽範囲を広げた架空地線支持の腕金と開閉器の向きが逆となった珍しいものを発見→

撮影地:茨城県土浦市

茨城の1800mm鳥居型と1本腕金他

ここでは珍しく、その長いもので溝付き腕金仕様も発見

 

中央のみ両引き留め・支柱付き

旧型基本形・避雷器あり

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