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電柱上の年代物パーツを紹介!(3ページ目)
3ページ目では、高圧配電線のジャンパー線支持に高圧ピンがいしを使用した旧式や初期型架空地線キャップ、避雷器などを紹介!

初期型架空地線キャップには、極端に短いものや長いもの、短くも長くもない3種類がある。
上記写真はそのうち、極端に短いものである。
これについては、東京都大田区東雪谷、世田谷の北烏山8丁目(中央自動車道の下り線側)
用賀(首都高3号渋谷線の用賀料金所からおよそ500メートル東の下り線側)などで見かけている。
短いものに関しては、かなり細かく地域が限られていた。

↑交差点で現役の長い初期型架空地線キャップ
長い架空地線キャップについては、東京都世田谷区、杉並区以外に、神奈川県横浜市の西菅田団地や山梨県笛吹市にもある。
上記写真は、山梨県笛吹市の山梨県道34号白井甲州線の下黒駒交差点で撮影したものだ。

↑神奈川県大和市(中央林間駅付近)で見つけた、短くもなく長くもない初期型架空地線キャップ

ここからは、配電線の繋ぎ目に実在する、ジャンパー線の支持に高圧ピンがいしを使った旧式を紹介!

<<<東京都中野区にて発見!ジャンパー線支持に高圧ピンがいし!!>>>

<ジャンパー線支持にピンがいし・東京編!>

東京23区では、中野区で大量に発見できた。

撮影地:東京都中野区
両引き留めの耐張がいしのタイプで!ジャンパー線支持にピンがいし

3本のジャンパー線支持にピンがいし!

3本のジャンパー線の支持にピンがいしが現役!
腕金は一度更新されたようですが、ピンがいしだけは古くから使われているようです。

こちらは向きを変えながら、2本のジャンパー線支持にピンがいし!

向きを変えながら2本のジャンパー線支持にピンがいし!

腕金の横幅サイズも短く、こりゃまた古そう!
横幅サイズが短い腕金は最近の電柱でも新設が行われているのですが(2010年頃まで)、これは古いものでもあるようです。
野方での発見となりました。

<<ジャンパー線支持にピンがいし・続編!!>>
撮影地:東京都中野区

3本のジャンパー線支持にピンがいし その1

3本のジャンパー線支持にピンがいし その2

3本のジャンパー線支持にピンがいし その3

架空地線キャップ付きのもので発見!

撮影地:東京都板橋区

腕金が真新しいもので、3本のジャンパー線支持にピンがいし(既に現存せず)

後々になり、こちらはなんと!板橋区で初の発見となった!!

続いて、単相交流2線式版で!
撮影地:東京都中野区

2本のジャンパー線支持にピンがいし その1

2本のジャンパー線支持にピンがいし その2

撮影地:東京都北区
北区で唯一

1本のジャンパー線支持にピンがいし!

 
 
23区外での発見数はこちら!
撮影地:東京都町田市

こちらは東京23区外で発見!3本のジャンパー線支持にピンがいし!!

こちらは、相模原市との境目付近を通る町田街道沿いで発見!
(高圧配電線の)絶縁電線の種類については、郊外になるとアルミ線になるようだ。

撮影地:東京都昭島市

こちらは東京23区外で発見!2本のジャンパー線支持にピンがいし

細い路地にて偶然残った、2本のジャンパー線支持にピンがいしを使う古いもの

 <ジャンパー線支持に高圧ピンがいしを使用した旧式!こちらは神奈川・山梨編!>

神奈川の場合は、架空地線キャップよりも鳥居型や1本腕金によって架空地線を支持する昔ながらのタイプで発見することが多かった。

撮影地:神奈川県横浜市保土ヶ谷区
高圧配電線にレトロな銅線を使ったタイプで!

わずかに向きを変えながら、2本のジャンパー線支持にピンがいし!

腕金の横幅サイズは1800mmの普通サイズのものですが、2本ジャンパー線支持にはピンがいしが使われています。

直角に向きを変えながら1本のジャンパー線支持に2つのピンがいし

単相交流2線式(2本)高圧配電線でも、進路を変えながら1本のジャンパー線支持にピンがいしのタイプを発見

分岐をしながら、分岐側の1本のジャンパー線支持にピンがいし(現存せず。)

1960年代に一時期流行ったショートサイズの腕金でも、ジャンパー線支持にピンがいしを使った古いタイプを確認!

撮影地:神奈川県横浜市青葉区

分岐側とその先のジャンパー線支持にピンがいし その1

青葉区の場合は、東名沿いでの発見が複数あったが、後述で紹介の都筑区では、特に第三京浜沿いで多く見られた。
こうして、主要高速道路沿いに古い設備が集中している地域も数多くあった。

↑似ているが2つは別物である。↓

分岐側とその先のジャンパー線支持にピンがいし その2

ここも、分岐後にある振り分け引き留めでジャンパー線を支持するピンがいし2つ!

単相交流の振り分け引き留め箇所にもピンがいし

近くでは、単相交流による古びた銅線で、ジャンパー線支持にピンがいしを使った旧式も

↑この感じ実に古い!w

3本のジャンパー線支持にピンがいし!

↑奥に更新が迫りくる中
今も残り続けるピンがいし

分岐側とその先のジャンパー線支持にピンがいしあるが、現役なのはたったの・・・
(現存せず。更新されました。)

こちらはお隣の藤が丘地区で発見!
しかし、藤が丘地区は徹底的に更新する気が強かったようで、見つかったとしてもご覧の通り、大部分が廃止されていたのだった。

↑ピンがいしが複数ある中
実際に現役で使っているのは・・・
撮影地:神奈川県川崎市
高圧配電線に近代的なアルミ線を使ったタイプで!

ジャンパー線支持にピンがいし(ピンがいしは2連)+腕金1本で架空地線を支持

ここでは、昭和50年代から急速に増え始めたアルミ線を使ったものでの発見となった。
当時はアルミ線を使ったものでも普通にジャンパー線支持にピンがいしを使ったものが実在していたいようである。

↑2014年以前に発見↑


↓以下より2015年以降、新たに発見!↓
(一部を除く他は、情報提供により判明)

ジャンパー線支持用途として使われる高圧ピンがいしも、未だに現役のものが結構あった。
特に横浜市内は多い!

撮影地:神奈川県横浜市青葉区
こちらも!高圧配電線に近代的なアルミ線を使ったタイプで!

一方でこちらは、鳥居型でジャンパー線支持にピンがいし(ピンがいしはやっぱり2連)

こちらは、耐張がいしを外せばピンがいし2連タイプに早変わり!

撮影地:神奈川県相模原市緑区

中実耐張がいしなのに、ジャンパー線支持はピンがいし!

こちらはなんと!高圧配電線を引き留める耐張がいしが中実耐張がいしに交換されているのにもかかわらず、ジャンパー線支持がいしはピンがいしのままとなっている。

分岐側の3本のジャンパー線支持にピンがいし!

撮影地:神奈川県横浜市青葉区

鳥居型付きで!振り分けながら2本のジャンパー線支持にピンがいし

ここでは、絶縁電線も完全未更新の銅線での発見となった!
青葉区は結構内陸の地域だが、結構古びた銅線が多かった。

鳥居型付きで!振り分けながら2本のジャンパー線支持にピンがいし・こちらは開閉器付き!

↑上下で腕金の横幅サイズに違いあり。
上の短いものが、特に1960年代に流行ったもので古い。
なんだか、70年代と60年代が入り混じったような設備であった。
撮影地:神奈川県相模原市南区

3本のジャンパー線支持にピンがいし(腕金中央固定タイプで)

3本のジャンパー線支持にピンがいし(腕金片端固定タイプで)

撮影地:神奈川県横浜市都筑区

分岐側の2本のジャンパー線支持にピンがいし!

鳥居型と隣合わせで発見!!銅線タイプで!!3本のジャンパー線支持にピンがいし その1

上段分岐に見せかけて、実は上段から電源流入といった古い分岐手法との隣合わせで、ジャンパー線の支持にピンがいしを使った古いタイプを発見!

鳥居型と隣合わせで発見!!銅線タイプで!!3本のジャンパー線支持にピンがいし その2

鳥居型と隣合わせで発見!!銅線タイプで!!3本のジャンパー線支持にピンがいし その3

進路変更しながら2本のジャンパー線支持にピンがいし!

撮影地:神奈川県横浜市港北区

おまけ

撮影地:神奈川県川崎市多摩区

古い分岐手法で!ジャンパー線支持にピンがいし!(左側の配電線は断線)

断線している箇所があり、半分は使っていない箇所もあったが、ジャンパー線を支持したピンがいしが複数残っている。

鳥居型で進路変更タイプで2本のジャンパー線支持にピンがいし!!

こちらは、方向を変えながら2つのピンがいしあり。

撮影地: 神奈川県横浜市都筑区
都筑にもここまであったとは!

鳥居型で3本のジャンパー線支持にピンがいし!!

完全に昭和だ。→

段違いにした振り分け引き留めタイプで、2本のジャンパー線支持にピンがいし!

恐らく1960年代からの当時物で!!3本のジャンパー線支持にピンがいし!!!

振り分け分岐箇所で現役のピンがいしが2つ!!

鳥居型で下段の分岐側の1つにピンがいし!

撮影地:神奈川県横浜市緑区

GWキャップ付きで、方向を変えながら2本のジャンパー線支持にピンがいし

こちらは分岐側とセットで発見!

撮影地:神奈川県川崎市麻生区

こちらは激レア!真ん中のジャンパー線支持のみピンがいし!

こちらは激レア!なんと!中央のジャンパー線支持のみ、古いピンがいしを使い続けており、両サイドは何時もの中実がいしとなっています。
異種のがいしがこのように混在しているのはかなり珍しいです。

撮影地:神奈川県横浜市青葉区
一方でこちらは、遮蔽線付きで3本のジャンパー線支持にピンがいし!! 

こちらにて紹介中!

↑こちらはなんと!遮蔽線付きで高圧も完全未更新状態!→

青葉区では、後ほどまた新たに発見したピンがいしがあったので、再来!

半分更新済みだが、3本のジャンパー線支持はピンがいしのまま!

青葉区も場所によってピンがいしが残っている地域があります。
やはり、いずれにしても古い銅線を使っている点がポイントですね!

グランドワイヤーは撤去済みだが、3本のジャンパー線支持はピンがいしのまま!+奥にはショートで2:1引き通しも!

2013年以前は似たようなものが周囲に複数残っていたようですが、2014年に付近の土地が売却されて家が建ったのでこのざまです。
家の立て直し、建築が始まるとその目の前にある配電柱も更新されてしまいます。w
それにしても、分岐箇所やトランスが乗った箇所、終点にまで避雷器が未だに残っているとは、これもまた古い!
グランドワイヤーと避雷器の併用で雷害対策を行っていた昔の名残ですね。
(ただ、当時は全ての箇所にそれを設置できなかったようで・・・分岐箇所や引き留め箇所、変圧器が乗った箇所を優先して取り付けていたようです。)

撮影地:神奈川県相模原市緑区
3本のジャンパー線支持にピンがいし・架空地線なしタイプ
鳥居型を付けながら3本のジャンパー線支持にピンがいし

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで! その1

内陸部になると、やはり絶縁電線に関しては、海沿いの地域で見かけたような細い銅線ではなく、近代的なアルミ線での発見となった。
1970年頃の設備のようです。

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで! その2

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで! その3

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで!こちらは鳥居型付き!!

↑隣合わせで発見・・・↓

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで!1本の腕金付きで!! その1

↑隣合わせで発見・・・↓
3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで!1本の腕金付きで!! その2

3本のジャンパー線支持にピンがいし・アルミ線タイプで!グランドワイヤーなしタイプにて

こちらはおまけで!
恐らくこちらも、以前は高圧ピンがいし2連による引き通しであったことであろう。
撮影地:神奈川県横浜市保土ヶ谷区

分岐をしながら、ジャンパー線支持に合計4つの高圧ピンがいし

分岐をしながら、合計4つの高圧ピンがいしがジャンパー線支持用としてあり!

↑一方、横浜に戻ると絶縁電線の種類は、やはり細く古びた銅線に!
振り分け引き留めで2本のジャンパー線支持にピンがいし
撮影地:神奈川県川崎市麻生区王禅寺西

鳥居型付きの振り分け引き留めかつ分岐箇所で、ジャンパー線支持に合計3つの高圧ピンがいし!

一方、川崎の方は、高圧絶縁電線はアルミ線となったもので見つかる古いものが多い。→→→
それにしても、百合ヶ丘の西王禅寺地区でジャンパー線支持に高圧ピンがいしを使った未更新のものが見つかるのはとても珍しい。
同地区では、引き通しで抱腕金を使った旧式はよく見かけるが、両引き留めや振り分け引き留め箇所でピンがいしを使うものは見た例がない。
ここは振り分け引き留め箇所が続く箇所で偶然残ったのであろう。

↑アルミ線の引き留めクランプカバーが一部破損しており
銀の引き留めクランプが見えていた箇所もあった。
撮影地:神奈川県横浜市緑区

鳥居型付きの振り分け引き留めのジャンパー線支持にピンがいし2個!+抱腕金の引き通しとのセットで発見!

おまけ
撮影地:神奈川県川崎市宮前区

高圧ピンがいしあるが、使っていないもの その1

マツコの知らない電柱の世界の同行ロケ時に撮影w→

高圧ピンがいしあるが、使っていないもの その2

マツコの知らない電柱の世界の同行ロケ時に撮影w→

三叉路引き留めでJP線支持用のピンがいし残る
撮影地:神奈川県横浜市都筑区

高圧ピンがいしがあって、使っているもの!単相交流の古びた振り分け引き留め箇所にて、1個!

都筑に入ると、やはり現役発見!
マツコの知らない電柱の世界のロケ時に撮影!
この時の撮影は、宮前区で私の説明付きのロケやって、都筑区側では、私が電柱撮影をしているところの撮影をされてました。w

高圧ピンがいしがあって、使っているもの!単相交流の古びた振り分け引き留め箇所にて、1個!こちらは鳥居型付き!!

マツコの知らない電柱の世界のロケ時に撮影!

↑この感じ、実に古いw
撮影地:山梨県西八代郡市川三郷町

鳥居型付きで2回線のジャンパー線支持にピンがいし!

2回線バージョンは初見!
こちらは比較的配電柱が綺麗なものなのですが、旧式の高圧ピンがいしをジャンパー線支持に使ってます!

重さの関係でピンがいしを使用か!?

振り分け引き留め箇所に2つのピンがいし

架空地線キャップ付きの近代的設備ではあるが、高圧用腕金をよ〜く見てみれば、ジャンパー線支持に高圧ピンがいしが現役である。→→→

撮影地:群馬県高崎市

振り分け引き留め箇所に1つの高圧ピンがいし

こちらも架空地線キャップ付きの近代的設備ではあるが、高圧用腕金をよ〜く見てみれば、ジャンパー線支持に高圧ピンがいしが現役である。→→→

Dアーム仕様で引き込み線の分岐に合計5つの高圧ピンがいし

撮影地:神奈川県相模原市中央区

両引き留め箇所に3つのピンがいし・架空地線なし

撮影地:山梨県南都留郡富士河口湖町

長い鳥居型付きの振り分け引き留め箇所で1本のジャンパー線支持にピンがいし

撮影地:山梨県甲府市

団地に潜むジャンパー線支持のピンがいし

 
撮影地:山梨県笛吹市石和町
高圧引き込み線を分岐する振り分け引き留め(引き込み開閉器取り付け)地点のジャンパー線支持に、2つの高圧ピンがいし

<<一方こちらは、構内用>>

撮影地:埼玉県幸手市

廃校で見つけた旧型の高圧ピンがいし

東電の配電線より高圧を引き込んでいるのが見えたから、構内の配電電圧は6600Vかと思うが
ここでは珍しく、3300V用の旧型の高圧ピンがいしの使用の確認できた。

廃校後はリニューアルし、別の学校となったようだ。
撮影地:神奈川県厚木市
引き通しの高圧ピンがいし
比較的新しい方の下段は、何故か耐塩ピンがいし
撮影地:山梨県中央市
高圧ピンがいしが破損した状態で残る廃線
撮影地:千葉県匝瑳市八日市場ロ
ジャンパー線支持に、両端は耐塩ピンがいし、真ん中は普通の高圧ピンがいし
撮影地:神奈川県愛甲郡愛川町

<一方こちらは、高圧ピンがいし引き通しの木製電柱他・色々あり>

場所は一般車両が普通に通行可能な養鶏場の道路沿いだった。
ちなみに上部の設備は、少し前までは旧型のスタッド型ブッシングを使った大容量変圧器も残っていたようなんだが、撮影に来た時にはそれは取り換えられていた。

上部の拡大・いかにも昭和感が漂っている。
昔は東京都内にもこういうものがあった。

木製電柱が正しくあの頃のようで、銘板は1962年(昭和37年)を示していた。
ここは高圧ピンがいしが使われている通り、内陸部であるから、木柱も長く持ったようだ。

続いてこちらは反対側写真
近年では、内陸部であっても、耐用年数稼ぎのためか、普通の高圧ピンがいしよりも耐塩高圧ピンがいしを使用する傾向にあるようだ。

<<おまけ・その他、やや古めの構内線>>

撮影地:東京都羽村市
引き通しに旧型の高圧ピンがいし(昭和初期〜昭和30年代頃まで普及)
撮影地:群馬県渋川市
やや古めの構内線 その1  
撮影地:埼玉県さいたま市緑区
やや古めの構内線 その2  
撮影地:栃木県下都賀郡野木町
構内線で6号中実がいし、ショートサイズでクランプがいし引き通し他   
撮影地:埼玉県草加市
古びた構内線・死線区間の引き留めで、昔の高圧茶台がいし(高圧引き留めがいし)あり
撮影地:埼玉県春日部市

時が止まった配電線・大集結!!

ここではかなりの広範囲にかけて、10号中実がいしや高圧ピンがいしによる旧来の引き通しが見つかった。
年式については昭和50年代と見てよさそうだ。
鉄筋コンクリート柱の製造銘板には、正しく1981年(昭和56年)とあった。
しかしここは普通の現役活線のようだが、クランプがいしに取り換えなくていいのだろうか?
よくまぁ誘導雷などによる断線被害が起きていないものだと思った。
ちなみにだが、電柱のプレートのテプコマークは綺麗に切り抜かれていたことから、ここは工場のために施設された独自の構内線であることがうかがえた。

 
 
↑角度を振った箇所ではやはり、高圧がいしは2つずつ取り付けていたようだ。
しかし近代のクランプがいしでは、その箇所のがいしは2つずつ並べる必要性はほとんどなくなっている。
今ではこのぐらいの角度でも単一腕金の引き通しが基本である。(多摩地区は例外)
撮影地:静岡県三島市
構内線で、高圧ピンがいし、耐塩高圧ピンがいし引き通し他  

住宅地に溶け込む鳥居型
神奈川県横浜市保土ヶ谷区にて!

<<古い架空地線支持物・架空地線吊り金具特集!>>

<架空地線の役目等の説明>

読み方:架空地線(がくうちせん)普通の人は架空を「かくう」と読むが、業界用語では「がくう」と読んでいる。(何故濁るように「がくう」と読むのかは不明)
英語で書くと「Ground Wire(一部の古い文献ではOver head wireと記載されているものあり。)」(グランドワイヤー)といい、電柱ファンの間ではGWと訳すこともある。
役目:架空地線とは、雷害を防ぐために配電線の最上部に施設し、雷が最上部に落ちるように張るワイヤーを示す。(言わば、最上部にダミーの線を張って雷を騙す作戦)
架空地線に落ちた雷による過電流は、腕金や架空地線キャップに接続されている赤色の接地線(アース)を通って地中へ放電される構造だ。
現在について:近年では長年の経年劣化による錆、架空地線を張っても架空地線に雷が落ちる確率が低くなっている、がいしや変圧器の耐雷化が進んだ等の観点で、首都圏の大部分では廃止が相次いでいる。

架空地線が登場した頃

電気の史料館によれば、架空地線が誘導雷や直撃雷対策として登場したのは昭和40年(1965年)とされるようだが
この頃の写真を検索にかけても、架空地線が張られた状態の配電線の写真が確認されなかったことから、当時はまだ大量にあったわけではないように思われた。
(昭和44年の写真から、鳥居型を使って架空地線を支持した写真がごく僅か、出てきた程である。)
これに至っては、製造年を確認することができないから明確なことは言えない。
しかし、撮影時期が正しいと正式に言えるのであれば、1つだけそれよりも2年後の写真で、架空地線が張られた状態の配電線を確認することがあった。
それを昭和42年(1967年)に撮影された国道246号線沿いの神奈川県の市ヶ尾駅前交差点の写真で確認できる。架空地線を支持する腕金がくっきり見える。
(↑Neverまとめ終了に伴い、閲覧不可となった。)
また、千葉県の松戸市内には、50年前のものと思わせるような錆が濃いものも見つかったことから
早いところでは既に、配電線が新設された箇所で架空地線を張るようになっていったのではないかと推測する。

夏の夕方に、雷は突然やってくる。
特に群馬県、栃木県周辺は多い。

  

家のベランダからとらえた稲妻
送電線、配電線の大敵は雷だ。
丈夫に作られた磁器がいしも、時には簡単に壊される。
   
大気圏の絶縁は空気であるが、その絶縁体力を超えた隙間に、太い稲妻となって雷が落ち行く。
   

送電線は2回線が基本であるのはこれのためである。
片回線は、常に予備回線として施設しているのである。
山間部では矩形鉄塔による1回線(3本で1回線)ずつの支持で、それぞれ別々のルートを通るように振り分けたような箇所もある。
大体の場合は、落雷による閃絡(せんらく・火花放電の意)後、遮断(しゃだん)した後、再閉路(再接続)を開始すると、片回線は無事であることが多いらしい。
両回線とも永久的に故障するのは、稀であるらしい。
昔は雷雲が襲来すると、東京都内もよく停電したような記憶があるが(20分程、一時的に停電したようなこともあった。)
最近では配電線では、光センサ内蔵型の開閉器などが普及しているためか、滅多に停電しなくなった。
他に減った要因としては、マンションが増えたことも絡んでいるのだろう。

<1960年代から現存していることを物語っている鳥居型>
配電線に施設される架空地線は、初期の頃は腕金によって支持していた。
架空地線の分岐箇所、引き留め箇所では、それを鳥居型に形成させていた。

1960年代後半頃に取り付けられたかのような錆が見られる鳥居型 その1
千葉県松戸市にて撮影

1960年代後半頃に取り付けられたかのような錆が見られる鳥居型 その2
千葉県千葉市花見川区こてはし台にて撮影

その後は昭和50年代頃より、架空地線を後付けしたものが登場しはじめ、架空地線キャップも急速に増えていったのではないかと思われる。
架空地線キャップも初代は長いものとなっているが、ここでは順番に初期のものから紹介していく。

今の架空地線キャップが登場する前は、腕金により架空地線を支持
架空地線が登場したとされる1967年頃(早いところで)は、鳥居型に形成された腕金等によって架空地線を支持するものが大半だった。
全てはこちらに掲載中!
架空地線の引き留め、分岐、両引き留め箇所には鳥居型を使用
ちょっとした角度を振り、ある程度の張力が加わる箇所では
鳥居型ではなく2本の腕金によって架空地線を支持していた所もある。
これを個人的には鳥居型ならずと呼んでいる。
架空地線の引き通し箇所には1本の腕金を使用

通常は、長さ1500mm仕様の腕金を架空地線支持用として使うのが大半であったとされるが、中には1800mm仕様と高圧用腕金並に長い同等のサイズを使うこともあったようだ。

1800mm仕様の架空地線支持の腕金について!
昔は架空地線を今よりも少し高い位置に張る傾向があったようだ。
架空地線の交差点で使われる長さ1800mm仕様の鳥居型
東京都東村山市内にて!
架空地線がカーブを振る箇所で使われる長さ1800仕様の鳥居型ならず!
山梨県西八代郡市川三郷町市川大門にて!
架空地線の引き通しとして使われる長さ1800mm仕様の腕金
茨城県下妻市の下妻駅付近にて!
<<そして!長い腕金と同時に登場したのが初代の架空地線キャップ!>>
これについては、長いものと短いもの他、長くもなく短くもないタイプの3種類があるようだ。
なお、どちらも登場時期については、1971年(昭和46年)頃と思われる。
長い架空地線キャップについて!
初代の長い架空地線キャップが確認できたのは、東京都では世田谷区と杉並区(こちらはごく僅か!)、練馬区である。
他では神奈川県横浜市の西菅田団地や遠く離れた山梨県の笛吹市内でも確認済みである。
しかし東京都23区東側の地域と、その他の県内(山梨県は除く)では全く発見できていない。
限定された地域でしか確認ができなかったため、何か架空地線の雷撃に関する試験用として採用されていたものなのかもしれない。
初代の長い架空地線キャップ その1
東京都杉並区にて撮影
初代の長い架空地線キャップ その2
東京都杉並区を通る環八通り上高井戸陸橋にて撮影
初代の長い架空地線キャップ その3
こちらは山梨県笛吹市御坂町にて撮影!
長くもない短くもない架空地線キャップについて!
初期型架空地線キャップについては、長くもない短くもない仕様のものも実在している。
これについては発見数が相当少なく、現在のところ神奈川県大和市の中央林間のみでの発見となっている。
なお、年式については、やはり初期型のようで、1971年(昭和46年)であることを確認した。

 

長くもなく短くもない初期型架空地線キャップ
こちらは東急田園都市線・小田急江ノ島線の中央林間駅付近で撮影した。
短い架空地線キャップについて!
架空地線キャップについては、他には逆に高さがかなり短い架空地線キャップも確認している。
こちらに関しても、限られた地域でしか発見することはできなかったため、長い架空地線キャップ同様、一時的に雷に関する試験用として採用されていたものなのかと考えられた。
なお、この架空地線キャップが確認できたのは、東京都大田区東雪谷地区と世田谷区の北烏山8丁目、他には用賀でも見つかったが、もしかするとまだ他の地域にもあるのかもしれない。
 
こちらは東京都世田谷区北烏山8丁目の中央自動車道の側道の配電柱で確認できた、短い架空地線キャップである。(配電柱最上部)
(現況:中央道の塗装工事で配電線との離隔距離が必要になり、それにともなう配電柱の移設が行われたため、現存はしていない。)
ここでは合計3つ発見することができたが、もしかすると昔はもっと中央道の側道に一杯あったかもしれない。
レポート掲載ページはこちら!
一方他には、コン柱の頂上にバンドを取り付けて、そこで架空地線の引き留めや引き通しをしたものも見かけている。
架空地線の支持については、腕金や架空地線キャップを使うほかに、柱にバンドを取り付けて直接支持する例もあった。
普及時期については、昭和45年前後のことである。
この例は、高圧の上部に少し空間を空けて架空地線を張ることで、腕金や架空地線キャップ代を節約できた。
他には、将来の高圧の増強を考慮して、あえて空間を空けておくこともあったのかもしれない。
増強後は架空地線のあった箇所に増強分の高圧を施設し、架空地線支持は腕金やキャップで後付け
そういった点からもこれは電力需要増加の昭和45年前後に普及されていたように思えた。

バンドを使って架空地線を引き留めている例
今のところは鳥居型などを使った旧式設備が数多く残っている千葉での発見例が多かったが
昭和45年前後では普通に、東京都内でもこうしたものがあったようである。

こちらは鉄筋コンクリート柱の上部にパンザーマストを継ぎ足して、バンドで架空地線を支持
架空地線の支持のためにパンザーマストを継ぎ足したようなタイプも見られた。
なお、こうしたものは、架空地線の交差点でも使われる例があったようだ。
とはいえ、この例はほとんど見かけたことがない。

バンドを使って架空地線の引き通しをした例
架空地線と避雷器の併用で雷害対策!

架空地線が登場した昭和40年代〜平成初期頃までは、架空地線と避雷器の併用で雷害対策をしていた。
しかし、最近は架空地線を施設しても必ずしも架空地線に落雷していないことや、開閉器やトランスの耐雷化が進んだことで、そういった設備は見かけなくなった。
(避雷器:避雷器とは、トランスや開閉器のそばに設置され、異常電圧が配電線に加わった場合のみ動作し、異常電圧を地中へ放電させる仕組みを持った装置のことを示す。別名、アレスタともいう。
なお、電気の史料館によれば、配電線の避雷器は昭和26年以降登場との情報がある。)

 

避雷器の例
内陸は耐塩を考慮した黄色カバーなし
塩害地域もしくは季節風による遠方からの塩分を含んだ風対策による軽塩害地域では、黄色いカバーを取り付けた避雷器が目立つ。

柱上トランスのある箇所に設置された避雷器の例
避雷器は高価であるため、各配電柱全てに取り付けるのでは経済的コストがかかる。
そのため当時は、柱上トランスを乗せた箇所や配電線の分岐箇所を重点的に避雷器を設置していた。
なお、現在でも稀に、そういった箇所で残った避雷器を見かける。
上記写真は2回線同時に避雷器が取り付けられた非常に珍しい1例である。

高圧配電線の分岐箇所に設置された避雷器の例

高圧配電線の開閉器(スイッチ)のそばに設置された避雷器の例
ここでは、開閉器を挟んで左右にある配電線に雷による異常電圧が加わった場合に備えて、それぞれ両側の配電線に向けて避雷器が3つずつ取り付けられている。
まぁ、昭和40年代の開閉器装柱ではよくあった光景である。(笑)
なお、現在は開閉器も耐雷化が進んでいるから、中々こういった設備は見かけなくなった。

役目を終え、撤去を待つ避雷器

なお、ここでは黄色いカバー付きの避雷器が耐塩皿がいしと一緒に確認できたことから、黄色いカバーは耐塩を考慮してあったものといえる!

<ということでまずは、山梨以外ではあまり見かけぬ、1800mm仕様の架空地線支持の腕金を紹介!>

撮影地:東京都足立区

足立の1800mm鳥居型!

数はごく僅かだが、足立区にて、長〜い1800mm仕様の腕金を使って架空地線を支持したタイプを発見!
昔、足立区の国道4号バイパス沿いで、架空地線がようやく取り付けられたばかりの昭和の配電柱の写真を見た記憶があんだが・・・
そこでは確か、長い鳥居型などを取り付けたものが写っていたような気がした。

足立の1800mm1本腕金!

一方、交差点を曲がった先のところにあるその隣接配電柱では、1800mm仕様の長い1本腕金で架空地線を支持したタイプも発見!

一方こちらは、通常の1500mm鳥居型

撮影地:東京都足立区

通常の1500mm鳥居型 その1

おまけとして、同区で撮影した通常の1500mm仕様の鳥居型も掲載しておこう。

通常の1500mm鳥居型 その2

<やり出し改造の鳥居型で、アームタイが急角度>

これについては千葉の古いタイプとして多少見てきたが、中には鳥居型の横腕金をやり出しに改造したものもある。
これは特に3本ある全ての高圧配電線を片側へ寄せたもの(やり出し)で確認できる。
なお、ここでは撮影地はランダムで!中でも横腕金を支えているアームタイを急角度にしたものを見てゆく。

撮影地:山梨県甲府市

架空地線ごとのやり出し開閉器装柱だが
架空地線支持の鳥居型ややり出し改造版仕様で、横腕金用のアームタイは急角度 その1(架空地線撤去済み。)

撮影地:千葉県千葉市緑区
架空地線ごとのやり出し開閉器装柱だが
架空地線支持の鳥居型ややり出し改造版仕様で、横腕金用のアームタイは急角度(架空地線撤去済み。) その2

<初代の長い架空地線キャップを紹介!>

世田谷並み残っているわけではないが、杉並でも一応初期型架空地線キャップを確認している。
以下に掲載中のものはその一部で、環八通り上高井戸陸橋で発見できたものになる。

撮影地:東京都杉並区

上高井戸陸橋の長いキャップ

数はごく僅かだが、どうやら杉並でも初代の長い架空地線キャップを採用していたところがあったようだ。

↓ここより続編!初代の架空地線キャップ・2016年以降、杉並区で発見のもの↓
おっとっと、東京都杉並区上高井戸に位置している八幡山駅周辺にも初代の長いキャップを被ったやつがいた!!w

上高井戸地区の長いキャップ その1

こちらは、京王線から見えるものでは唯一現役の初代の架空地線キャップ→→→
高圧配電線も未更新のようで、古いほっそい銅線のようでした。

上高井戸地区の長いキャップ その2

一方でこちらは、上のその1で紹介のものから京王線を挟んで向かいにあったものになる。
D型腕金でその頂部に初代の架空地線キャップを被っているが、正直これは似合わん→→→
恐らく、後ろに後からマンションが建ち、配電線の離隔が必要となったから、後から配電線の形を縦型配列に換えられてこうなったのだろう。
なお、こちらの方は完全に肝心なグランドワイヤーは取り払われている。

ここからは世田谷で発見の初期型架空地線キャップをまとめた。

撮影地:東京都世田谷区
引き留め箇所にて

引き留めながら!初代の架空地線キャップ その1

1973年か1974年には、初代の架空地線キャップは登場していたようだ!

引き留めながら!初代の架空地線キャップ その2
引き留めながら!初代の架空地線キャップ その3
引き留めながら!初代の架空地線キャップ その4

引き留めながら!初代の架空地線キャップ その5

高圧配電線がないタイプでの発見!

分岐箇所にて
分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その1
分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その2
分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その3
分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その4

分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その5

分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その6
分岐をしながら!初代の架空地線キャップ その7

初代の架空地線キャップ(元分岐タイプ)

交差点箇所にて
交差をしながら!初代の架空地線キャップ
両引き留め箇所にて
両引き留めのタイプで!初代の架空地線キャップ その1
両引き留めのタイプで!初代の架空地線キャップ その2
初代の架空地線キャップ・両引き留めかつ分岐、引き留め箇所他
振り分け引き留め箇所にて

方向を変えながら!初代の架空地線キャップ その1

方向を変えながら!初代の架空地線キャップ その2
潜る箇所にて
潜りながら!初代の架空地線キャップ
Dアームにて
Dアームで初代の架空地線キャップ
開閉器付きにて
開閉器付きで!初代の架空地線キャップ
団地にて

団地に潜む初代の架空地線キャップ

↓ここより続編!初代の架空地線キャップ・2016年以降、世田谷区で発見のもの↓

初代の架空地線キャップ その1

初代の架空地線キャップ その2

初代の架空地線キャップ その3

初代の架空地線キャップ その4

23区では最後に練馬区でも発見!

練馬にも初代の架空地線キャップ その1

 
 

練馬にも初代の架空地線キャップ その2

 
 

練馬にも初代の架空地線キャップ その3

 
 

練馬にも初代の架空地線キャップ その4

 
 
長〜い初期型架空地線キャップ・山梨編!
山梨編と言っても、東京都内に現存していたものと、なんら架空地線キャップの形状は変わりないw
撮影地:山梨県笛吹市
山梨県道311号栗合成田線沿いの長い初期型架空地線キャップ その1  
 
 
山梨県道311号栗合成田線沿いの長い初期型架空地線キャップ その2  
 

山梨の初期型架空地線キャップ その1

撮影地:山梨県甲斐市

山梨の初期型架空地線キャップ その2

<パンザーマストで架空地線を支持する旧式>

パンザーマストについては、配電柱の高さを上げるのが最大の目的であるが、他には架空地線の支持を行うために継ぎ足したものもある。
ここではそれを紹介

撮影地:茨城県古河市
パンザーマストで架空地線を支持する旧式 その1
パンザーマストで架空地線を支持する旧式 その2
撮影地:群馬県館林市
パンザーマストで架空地線を支持する旧式 その3
パンザーマストで架空地線を支持する旧式 その4
パンザーマストを使って架空地線を支持したものについては他に、腕金を取り付けて架空地線の遮蔽範囲を広げたものもある。
これについては主に、高圧がやり出しの場合に適用されるのだそうだ。↓
撮影地:茨城県古河市
パンザーマストで架空地線を支持する旧式
こちらは腕金を取り付けて、架空地線の遮蔽範囲を広げたバージョン その1
パンザーマストで架空地線を支持する旧式
こちらは腕金を取り付けて、架空地線の遮蔽範囲を広げたバージョン その2
遮蔽範囲を広げた腕金には溝付きを使用↑

<長くもなく短くもない架空地線キャップ>

撮影地:神奈川県大和市
長くもなく短くもない架空地線キャップ

<短い架空地線キャップ>

これはかなり限定的な発見であった。

撮影地:東京都世田谷区北烏山8丁目

短い架空地線キャップ その1

撮影地:東京都世田谷区  

短い架空地線キャップ その2

一方、用賀でも!

撮影地:東京都大田区東雪谷

短い架空地線キャップ・大量発見!(こちらは電柱ブログにて掲載中!)

<架空地線キャップに携帯電話基地局のセクターアンテナ>

PHSが大いに普及していた2000年代では、あちこちで見かけたこの手のものも今や旧式

撮影地:埼玉県川口市

架空地線キャップに携帯電話基地局のセクターアンテナ

携帯電話基地局のセクターアンテナは、全部で3種類あるらしく、その中でも2本のアンテナを立てたものに関しては、配電線での発見例が過去に多く、あちこちで見かけた。
しかし今では配電柱の最上部や電話線辺りに取り付けるよりも、送電塔に取り付ける例の方が多いようだ。
それはまた配電柱に取り付けいたものとは多少種類が違っており、大型であるのが特徴だ。

<ここからはその他・避雷関連設備を>

<高圧引き込み線にも架空地線!>

これは他の地域からすれば珍しいものに見えるが、多摩地区には、高圧引き込み線にも架空地線を張ったタイプがある。
但しこれもどうやら古いタイプのようだ。
(他には過去に、東京都杉並区でも発見したことがあったが、、撮影に行ったときには取り外されており・・・)

撮影地:東京都府中市

高圧引き込み線にも架空地線!(多摩地区限定) その1
(現況:今は肝心なグランドワイヤーが撤去済み)

高圧引き込み線にも架空地線!(多摩地区限定) その2
既に現存せず。

こちらは、府中運転免許試験場の目の前にあったが、目の前の都道14号線(東八道路)沿いが無電柱化されたため、この状態はもう見ることはできない。→

撮影地:東京都狛江市

高圧引き込み線にも架空地線!(多摩地区限定) その3

高圧引き込み線にも架空地線!(多摩地区限定) その4

<避雷器特集>

ここでは、最近では減りつつある黄色のカバー付きの古い避雷器を紹介!
黄色のカバーについては、耐塩を意味しているのかと思われる。
なんでも発見場所では、いずれとも旧式の耐塩皿がいしを見つけているからだ。

撮影地:千葉県松戸市
高圧引き込み線の引き下げ箇所に黄色のカバー付きの避雷器(鳥居型付き) その1
↑2019年現在、配電柱自体は現存しているらしいが
避雷器はカバー無しとなっていた。
単純に割れたのか、交換されたのかまではよく見えない。
撮影地:神奈川県厚木市

高圧引き込み線の引き下げ箇所に黄色のカバー付きの避雷器(鳥居型付き) その2

こちらは厚木の吾妻団地で発見
団地の引き込み線は、単相3線式の低圧電灯線を直接引き込む例もあるが、大きな団地が1件だけの場合は、高圧で引き込む例もあるようだ。
その場合はもちろん、高圧受電設備も付近に設置される。

鳥居型付きでの発見例も多かった。
時代背景が正しくその年代であるからなぁ
この手のものは昭和50年(1975年)前後が多いようだ。
なお、こちらの鳥居型は神奈川での発見となっているので
細い腕金が使用されている。
撮影地:埼玉県草加市

変圧器の設置箇所に黄色のカバー付きの避雷器 その1(現存せず。)

これは大分前に、国道4号・草加バイパス(日光街道)沿いで撮影したものだ。
しかしこの辺も今や、無電柱化が進む。
黄色のカバー付きの避雷器は、高圧用腕金の取り換えに伴いなくなったようであるが、配電柱は偶然にも無電柱化されずに現存している。
(今はそこは引き留めになっている。)
この区間は2013年の無電柱化では、除外されたようだ。

撮影地:神奈川県伊勢原市
変圧器の設置箇所に黄色のカバー付きの避雷器 その2(現存せず。)
撮影地:千葉県千葉市若葉区
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その1
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その2
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その3
撮影地:千葉県船橋市
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その4
撮影地:千葉県千葉市花見川区
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その5
黄色のカバ―付きの避雷器(塩害地域用) その6
撮影地:神奈川県伊勢原市
両引き留め箇所に黄色のカバー付きの避雷器  
撮影地:神奈川県海老名市
高圧配電線の引き留め及び両引き留め箇所の黄色のカバー付きの避雷器  
撮影地:埼玉県さいたま市浦和区
区分開閉器の施設箇所に黄色のカバー付きの避雷器
撮影地:千葉県野田市
区分開閉器の施設箇所に黄色のカバー付きの避雷器(がいし型変流器ありバージョン)
撮影地:埼玉県川口市
高圧配電線の終端に黄色のカバー付きの避雷器
撮影地:千葉県野田市
高圧配電線の終端に黄色のカバー付きの避雷器(変圧器ありバージョン)
撮影地:神奈川県海老名市
高圧引き込み線の分岐点に黄色のカバー付き避雷器
(普通の鳥居型と突き出し仕様の鳥居型との隣合わせで発見!)
 
設備更新後も残り続けた黄色のカバー付き避雷器
撮影地:千葉県柏市
両回線に黄色のカバー付きの避雷器 その1
両回線に黄色のカバー付きの避雷器 その2
こちらは上部のみに黄色のカバー付きの避雷器
鳥居型を取り付けた引き通し&分岐箇所に黄色のカバー付きの避雷器
やり出し改造版の鳥居型の引き通しに黄色のカバー付きの避雷器
撮影地:東京都東大和市
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その1(現存せず。)
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その2
撮影地:東京都福生市
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その3
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その4
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その5
撮影地:東京都昭島市
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その6
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その7
撮影地:東京都多摩市
黄色のカバーなしの避雷器(内陸用) その8
撮影地:群馬県渋川市
避雷器を取り付けた旧式がずらり その1
避雷器を取り付けた旧式がずらり その2
撮影地:東京都武蔵野市
架空地線ごとのやり出し引き通しの分岐箇所の避雷器
撮影地:神奈川県横浜市保土ケ谷区
飛び出す感じで施設された避雷器
撮影地:茨城県水戸市
2回線間に連系用開閉器を施設した箇所でどちらとも避雷器付き その2
撮影地:埼玉県南埼玉郡宮代町
避雷器を取り付けた旧式 その1
避雷器を取り付けた旧式 その2
避雷器を取り付けた旧式 その3

<避雷器の施設のために、終端のジャンパー線を持ち上げる。>

撮影地:千葉県市原市
避雷器施設のために、終端でジャンパー線を持ち上げる。

<低圧配電線に施設される接地側電線(架空共同地線)なしの設備

低圧配電線に施設される接地側電線(架空共同地線)は、変圧器の外箱などに接続されているもので、万が一低圧に高圧が侵入した時に備えて施設されている。
最近の設備では、変圧器が1台でも施設してあれば、1本の接地側電線(架空共同地線)を低圧配電線部分に施設したものが多いが、古い設備では、それはない箇所もあったようだ。

撮影地:神奈川県横浜市神奈川区
低圧配電線部分に接地側電線なし

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