四国電力の基本形
四国電力管内では、負荷密度の高そうな市街地では、基本的には、通常の水平配列は見かけず、高圧配電線自体を垂直配列にさせたLアームが目立っている。
しかし従来の基本形については、現在も存続している。
基本形といったら、やっぱりこの形!
他の電力会社と同じく、高圧10号中実がいしを鉄筋コンクリート柱を挟んで、2:1に配置したものと
鉄筋コンクリート柱は挟まずに、全ての高圧配電線を3:0に配置させたやり出しがある。
その中でこちらは、2:1に配置したものとなっている。
なお、がいしを2:1に配置させた基本形に関しては、がいしは不均等に配置させたものが基本となるようだ。
続いてこちらは、もう一方のやり出しとなったバージョンによる基本形だ。
高圧用腕金については、表面が車道に対して右側を向いておったが、現在も負荷側に向けて取り付けているのだろうか
それから、変圧器への高圧引き下げ線の支持の仕方であるが、これについては、関西電力と似ている感じがあるが
四国電力管内では、くの字型の腕金は特に使っておらず、小さなL型のようなものを使っていたのが見えた。
続いてこちらも、全ての中実がいしを片側へ寄せたやり出しとなっているが、高圧用腕金については、近年では、アームタイレス仕様もあるようだ。
なお、その次については、普通にアームタイ付きであった。
続いてこちらは、背後で分岐をしたものによるやり出しとなっている。
アームタイはある仕様だった。
ここでは手前に分岐を挟み込みながら、奥の方にかけて、アームタイレスが並んでいる。
同じくやり出し装柱となっているが、こちらはやや旧型のものだろうか、高圧用腕金が少し長くなっていた。
一方その中で
短いサイズの腕金もあるようだが、こちらはやや近代仕様なのかアームタイレスであった。
なお、架空地線の支持については、骨組み仕様の架空地線キャップを使用しており、架空地線の引き通しには、低圧ピンがいしを使っているのが見て取れた。
続いてこちらは、高圧引き込み線を分岐している基本形であるが、がいしの配列については、これまで見てきた基本形とは違う。
今度は高圧用腕金を中央に固定したもので、中実がいしを不均等に2:1に配置させたものを発見だ。
腕金の錆が激しいことから、これは旧型の基本形になるのかと思われる。
ちなみにだが、高圧引き込み線の分岐点については、特に四国電力側の配電柱側には、区分開閉器は施設されていないのが見て取れた。
四国電力管内では、元々それは省略傾向にあったのだろうか
なお、先ほどの年式については、1975年(昭和50年)であることがわかった。
あの錆具合を見ると、そうであることは確実である。
そういえばだが、こちらの電柱の所有者はどちらだろうか
東京電力、中部電力では、地面に近い方のプレートがその電柱の所有者ということになっているのだが、関西電力では、地面から遠い方がその電柱の所有者となっている。
これについては、電力会社ごとに違いあり。
はて、その中で、四国電力管内では、いかがなものだろうか
さて、似たような基本形については、他でも確認できた。
高圧用腕金をコン柱に固定するには、Uボルトというものを使用するが、こちらはダブルでそれを使っているのが見えた。
続いてこちらは、同様バージョンで変圧器があるものだ。
それにしてもここでは、普通に神社の鳥居の上部を配電線が通過していたから、驚いた。
関東では見たことがない光景だ。

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