直付け その2
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変圧器を設置する場合は、従来まではご丁寧に上下にトンボ腕金を取り付けて
変圧器への高圧引き下げ線を引き下げていたが、2014年からはそれは省略傾向にある。
上部の腕金はなくなって、高圧用腕金に直接、変圧器への高圧引き下げ線を固定するようになった。
次いで変圧器の方では、アームタイ不要で長い腕金を取り付けており、1本の腕金のみで低圧配電線を避ける構造としたようである。
近年ではそういった面の簡素化がより進んでいる。
ここでは主に、そういった直付けタイプを紹介していく。
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まずはこちら!
ここでは右手前にあるものが従来のもので、その次にあるのが新規格の直付け仕様となっている。
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右手前は従来のものといっても、こちらも変圧器に土台がないことまでは一緒
だが、この時はまだ上部にも1本の変圧器への引き下げ線を支持する1本腕金があった。
ちなみにこちらは、重塩害地域での撮影となったので、変圧器の目の前にも腕金がある。
これは海沿いの地域の象徴で、強風であおられて高圧引き下げ線の断線がないように下段でも補強する場合があったようだ。
このように少し前までは、上段、下段共に、それぞれ変圧器への高圧引き下げ線を支持する腕金があった。
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そしてここでは、その次で見つかったのが新規格だった。
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そう、2014年からは完全に上部の腕金は省略されたのである。
省略後はもちろん、高圧用腕金に直接高圧引き下げ線を固定する形となった。
ちなみに私は、これを題して「直付け」と呼んでいる。
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変圧器の目の前には長くなった腕金が取り付けられるようになった。
恐らくこれは2000mm仕様の腕金かと思われる。
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