横受けタイプで!背負う感じでダブル変圧器!! その6
平成も終わろうとし、元号も変わろうとしている今日この頃
東京都内では既に、電灯用トランスを1台乗せたハンガー装柱の発見すら難しい状況であるが、今回はなんと奇跡的に!
情報提供により、東京都葛飾区にダブルハンガー装柱があるとの情報を頂いた。
私は真っ先にその情報を頼りに撮影へ向かった。
なお、ダブルハンガー装柱の発見数は、都内での発見はほとんどなく、他で見たのはわずか1本だけである。
珍しいものであるから、画像は大きくして掲載してみよう。
それでは見ていこう。
今や平成も終わろうとし、新しい元号に変わろうとしている今日この頃
昭和30年代〜昭和50年代、いや昭和の終わりから平成の始め頃まで所々で普及していたハンガー装柱も!今ではほとんど見かけることがない。
だが、ここ葛飾区では!奇跡的に残った!!ダブルのハンガー装柱を、今回は情報提供により知ったのであった!w
ネットで昭和30年代、昭和40年代頃の写真を検索してみると、よくこのような歩道橋の上から幹線道路を撮られた写真が見つかるが
そこにはよくハンガー装柱が写っているのを見かける。
そして、なぜ、このようなハンガー装柱は幹線道路などの大通りで普及していたのかというと、これには都電と国道を照らす外灯を直接配電柱に取り付けていたことなどが関係していたようであり
都電の架線と電灯を避けるには、このハンガー装柱は大いに最適であったのだそうだ。
丸型変台や土台を使わないトランスの取り付け手法などが増えた中、奇跡的に残った動力用トランスを2台備え付けたダブルハンガー装柱!
なお、東電が昔発行していた東電グラフ(何年何月号かは忘れた。)には、「第一京浜国道沿いにすっきりと並ぶ両側共架電柱」として、ハンガー装柱が紹介されているぐらいであった。
さて、東電で発見できるダブルハンガー装柱の撮影は、これにて最後になることだろうから、今回は大量に撮った写真をアップする!w
ダブルハンガー装柱の背後には、昭和の配電設備には似合わぬタワマンと近未来的なスカイスリーなどが・・・
時代の流れには配電設備も敵いません。w
変圧器への引き下げ線支持がいしについては、耐塩皿がいしではなく耐塩ピンがいしが使われていた。
なお、ハンガー装柱は古くとも、上部の高圧は昭和の終わりか平成初期頃に、ホースのように太いアルミ線に更新したように見受けられた。
横はこんな感じ!
2次側が動力結線となった2つの動力用トランスは、それぞれ腕金から2枚ずつ吊り下げられたハンガーにより、固定されている。
反対側はこんな感じである。
東電管内では、今時ではかなり貴重な装柱なのでね、つい・・・w
水色のアース線は古い証拠!
これについては、今時も残り続ける木製電柱で見かけるほどである。w
三相200Vの動力用に取り付けられた各トランスの容量については、両方とも同容量の20kVAであり
メーカーについては、左は東芝製(旧ロゴでToshibaと書かれた年代物!)で、右は日立製(こちらも戦前からトランスの製造を手掛けている。)であった。
なお、東芝の旧ロゴについては
低圧2次側の吹き出し口下から辛うじて見える。
そして、変圧器への引き下げ線支持の耐塩ピンがいしと高圧カットアウトの製造年については、1979年製であった。
こうして、こちらのハンガー装柱は比較的後から新設されたため、平成の終わりまで残ったように見受けられる。
耐塩ピンがいしの製造年は1978年製かと思われた。
製造メーカーは日本ガイシ製である。

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