引き通しの高圧ピンがいし
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ここでは、高圧配電線の引き通しに、耐塩高圧ピンがいしや普通の高圧ピンがいしを使用した旧式を発見!
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それが確認できたのは構内線だ。
今回は、負荷側から見てみよう。
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負荷側から見て2本目は、耐塩ピンがいし2連による引き通しだった。
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次は単一腕金で、高圧を構内線を向かせたものが見えた。
次いで高圧用腕金の取り付け向きだが、これが恐らく負荷側向きだと思う。
昔は、引き通しの単一腕金は、負荷側向きに取り付けていた。
なお、下段の低圧配電線については、既に役目を終えたようで錆びが凄かった。
低圧配電線については、構内の外灯で電灯用として使用していたのか、もしくは一時的に200Vの三相3線式の動力用としてでの使用であったのかどうかは不明である。
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次も高圧は単一腕金による引き通しだった。
低圧用腕金については、1500mmよりも短いものを使っているものかと思われる。
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その次は振り分け引き留めとなっていたが、ジャンパ―線支持は耐塩ピンがいしだった。
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さて、高圧ピンがいしを使った旧式はその先で見られた。
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しかしその区間は、かなり前から使用を停止しているようで、錆びが凄かった。
現状は電気の流れていない停止区間となっているようである。
また、以前は、構内の高圧は2回線だったようなこともうかがえた。
まず見えてきたのは、高圧耐張がいしによって仮引き留めをしたものだった。
高圧耐張がいしの先に黒いカバーがないのもまた古い証拠である。
右側には使われていない1本のコン柱も確認できることから、ここで上段回線は振り分けていたのかもしれない。
なお、電線の架かっている方については、支柱は木柱となっている。
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引き通しの高圧ピンがいしについては、その使われていない方で確認できた。
最近では構内用配電線であっても、高圧の引き通しは、耐用年数の高い傾向にある耐塩高圧ピンがいしを使用するようだ。
また、設備費に余裕がでれば、クランプがいしや10号中実がいしも使用するであろう。
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次はこんな感じ。
ここもまた上部が特殊な構造となっていた。
2本のコン柱を立てた間に高圧用腕金が抱腕金となってついている。
現役時は、ここでも高圧を振り分けていたようなことがうかがえたのだった。
なお、下段回線については、普通に引き通しである。
この先は見えないので、今回の追跡はここまでとなった。
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