3本のジャンパー線支持に耐塩ピンがいし
古いタイプのジャンパー線支持用のがいしには、ピンがいし、海に近い塩害地区では耐塩皿がいしのタイプもありますが、耐塩皿を追加しない耐塩ピンがいしのみのタイプもあります。
(都内では耐塩皿に普通のピンがいしを追加したタイプの耐塩皿がいしを見かけることが大半ですが、神奈川県では耐塩皿に耐塩ピンがいしを追加したタイプを見かけることが多いです。内陸はピンがいしに耐塩皿ですが)
ここではそのジャンパー線の支持に耐塩ピンがいしを使っているタイプの掲載となります。
今回の撮影地は神奈川県の伊勢原市内となりましたが、このタイプは他に千葉県の松戸市、都内では町田市でも確認しています。
一見はジャンパー線支持に中実がいしを使ってそうな普通のタイプに見えがちなのですが、違うのです。
高圧用腕金もかなり錆びており、それなりに古そうです。
しかも、こちらは唯錆びているだけではないのです。
何が違うのかといいますと、ジャンパー線の支持に耐塩ピンがいしが使われていることです!
耐塩皿がいしや普通のピンがいし同様、かなり珍しいと思います。
しかも、高圧配電線は太いタイプに一度更新されたはずなのに、中実がいしには交換されず未だにに耐塩ピンがいしのままというのも凄いと思います。
バインド線も今の銀色のタイプに変えられています。
ここでは運よく、取り付けられている耐塩ピンがいしの製造年も確認することができました。
1973年6月製のようです。メーカーは旧ロゴより日本ガイシ製です。
1973年、塩害地区では恐らく耐塩ピンがいしに耐塩皿を追加したタイプの耐塩皿がいしを大量に使っていた時代かと推測しますが、ここ撮影地は伊勢原市。
海から少し離れたちょっとの内陸になりますので、本来ならば普通のピンがいしに耐塩皿を追加したタイプの耐塩皿がいしを採用したと思うのですが
1970年に入ってから少しなので、そのタイプにはせず、恐らく耐塩ピンがいしのみのタイプになったのかもしれません。
これが1960年代後半頃だったら間違いなく、「普通のピンがいし+耐塩皿」タイプの耐塩皿がいしが使われていた可能性が高いと思います。
まぁ性能は恐らく、「普通のピンがいし+耐塩皿」タイプの耐塩皿がいしと耐塩ピンがいしは同じだと思います。
向いからの撮影はこんな感じで!
太い配電線なのにジャンパー線支持には耐塩ピンがいし、ちょっと違和感があります。^^(この場合、通常は中実がいしを見慣れているので・・・)
やっぱりこのタイプも古いものですので、昔の細い配電線タイプで見かけることが大半です。

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