新設!準備中!
ここでは、高圧契約をしている高圧需要家側が管理する構内用配電柱で、準備万端な設備を見てゆく。
撮影地:栃木県栃木市

栃木県栃木市へ出かけた時のことだった。
まだ何にも開発が行われていない更地の市道沿いに、これから建物が建つのか、東電の配電線が張られていた。

と!そこで!

その市道沿いから少し外れたところに、高圧需要家側が管理する構内用配電柱が見えた。
(この設備は後の2013年、ストリートビューを確認したところ、CVTケーブルにより高圧引き込み線を分岐することにしたようだ。)
一方その手前側では、方向を変える1本で、下段の腕金に片側の電線がぐるぐる巻きとなった開閉器も発見
どうやらこちらも高圧引き込み線を分岐する準備を整えているようだ。
別アングルからは、こんな感じ。
高圧引き込み線を分岐予定の区分開閉器の引き紐は、もちろん白色の切が下がっている。
そして、高圧需要家側に立つ高圧引き込み線の受け側のPASの引き紐も、まだ準備段階のようだった。
また、リード線支持用に取り付けられた3つの10号中実がいしも最新のもので、高圧がいしであることを示している赤釉が省略されていた。
(ここでPASとは、Pole Air Switchの略で高圧気中負荷開閉器のことを示す。)
周辺設備のおまけ
付近では、架空地線やGWキャップの新設も確認できた。
(今や栃木県内も限流ホーンが増えたが、この写真は2008年に撮ったものなので、それが全くないが、この配電柱も後にそれが取り付けられたようだ。)
なお、架空地線については奥までは続かず、左手前の配電柱で引き留められていた。
ここでは、今では都会で見ることが少なくなった直接分岐も見ることができた。
(しかしこれまた2013年のストリートビューを確認したところ、結局、空中分岐に変更している際の工事風景が見えたのだった。w)
昔はそれほど高い建物はなかったので、配電柱から直接配電線を分岐しても、配電線から家屋までの離隔距離の確保ができました。
しかし、今は3階建てなどの高い建物が増えてきたから、道路上で空中分岐する必要性が出てきたのだろう。
それから、配電線にラインスペーサーを取り付けてカーブさせながら分岐するタイプもそれなりに増えている。
これも時代の流れだ。
こちらも引き込み設備による新設設備
撮影地:東京都足立区
ボーリング作業をするマシンと一緒に建柱されているのだった。
高圧引き込み柱にはもう既に、PASと地中へのリード線支持用の耐塩ピンがいしも取り付けられていた。
その下段には、ケーブルヘッドを取り付ける腕金もあった。
後は、それと高圧耐張がいしを取り付けるだけだな。
開閉器からでている高圧線にはまだビニール袋が被せてあった。
なお、ここではお隣でももう1本!新設の引き込み柱が確認できた。
PASから出ているリード線は、開閉器にくるっと巻きつけられており、リード線支持の耐塩ピンがいしについては、先ほどとは違い
高圧がいしであることを示す、赤釉が省略された新タイプのものが取り付けられていた。

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