今後は朽ちる運命に

撮影地：埼玉県坂戸市

偶に、廃止されてもそのままの状態で放置されている高圧引込み柱を見ることがあるが、中には相当前から残っているものもあるようで、珍しいものも一部で見ることができた。
ここではそういったものを掲載！

最近パチンコが廃業したようで、その前にポツンと立っていた廃止された高圧引き込み柱

PASから先の設備は撤去されずに残ったままで、断路型避雷器も確認できた。
また、高圧引き下げ線を支持する10号中実がいしは、D型腕金の外枠に取り付けられているのも特徴的であった。
外側に突き出さずに引き下げるのには、これが丁度よかったのだろう。

撮影地：埼玉県川口市

こちらは中の構内線は現役なのだが、高圧引き込み線を引き込む位置については、後から変更したのか、それとも電力をそこまで受け取る必要がなくなったのか
廃止された高圧引き込み柱が右手前に確認できたのだった。

んん！？これは、見るからに錆びっ錆びの相当古い装置があるぞ！
これは屋外終端箱(旧式のケーブルヘッド)というもので、昔、塩害地域を中心に沢山使われていたものだった。
通常は別の腕金を用意して、そこに終端箱を取り付ける例が基本であるが、ここはそうではなく、高圧用腕金に直接取り付けられているのだった。

いや～それにしても現役姿を見てみたかったな～
終端箱は箱の中で3芯のCVケーブルに変換できるのが特徴である。
前のページで掲載した、雨覆い付きのケーブルヘッドと同じである。

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