ゴロンディーナーの木製電柱写真集 その5
今回見つけた木柱は、防腐剤の色が濃いめだった。
恐らくこれは、木柱の防腐剤でよく使われていたクレオソートかと思われる。
クレオソートは色が濃いから、作業員が昇柱した際、作業服が汚れてしまうことなんてこともあったようだ。
木柱で支線を張る場合は、鉄筋コンクリート柱で使うバンドは使用せず、何か2箇所を釘打ちした平べったいものを使用している。
そのパーツを、「ストラップステープル」という。
木柱に金具を当てているから、当金とも言われたようだ。
木柱で支線を張る場合は、そのまま直接バンドを使用してしまうと木柱を傷めてしまうからか、木柱時代はよくそのパーツを使用していたようだ。
しかしここは後でそのストラップステープルは更新したようで、今は上にバンドを取り付けて支線を固定しているのが見える。
次に、低圧配電線の固定も当時のままとなっており、やはり釘付けされているのが見えた。
プレートについては、打ち替えが目立っていた。
これでは木柱本体の年式は、容易でない。
(メーカーによっては、木柱を防腐した年式を書いたプレートを木柱に釘付けしたものもある。)
参考文献:送配電工学 送電編 U 電気学会編 昭和34年9月28日21版発行

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