ポールレグ その1
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低圧配電線の電圧調整器用として、古くはポールレグという変圧器も普及していた。
しかし最近は豊かで、高圧配電線を需要場所まで張ることが増えたから、近年では大きく数を減らしている。
特に単相3線式の低圧電灯線であれば、需要場所まで単相交流2線式の高圧配電線を張って、需要場所で単相3線式の低圧電灯線に落としているエリアもそれなりに見かけている。
ここからはポールレグを見て行く。
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↑周囲の安全を確認してから撮影
路側帯はかなり狭い。
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まず発見できたのは、奥多摩だった。
ここでは低圧配電線が長くなっているようで、電線路の途中にポールレグが確認できた。
なお、表記については、LVRと記す場合もあるようだ。
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なお、その表記については、大きく「LVR」とあった。
ところで、高圧用の電圧調整器は、Step Voltage Regulatorの頭文字を取って「SVR」と略されるが、低圧で確認できた「L」は何を示すのか不明である。
低圧はLowだとすれば、Low Voltage Regulatorという意味合いだろうか?
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ポールレグについては、遅くて1983年(昭和58年)頃までは普及していたようである。
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参考文献:最新高級電検講座 第15巻 配電系統 昭和44年9月20日 第4刷発行
173ページに、単相3線式の低圧電灯線を張った木製電柱に施設されたポールレグの写真あり。
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