2本、1本、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使ったものを順に発見 その2
(いずれとも現存せず。)
さぁ、耐塩皿がいしはまだあれでは終わらなかった!
次にある鳥居型を付けながらの1回線分岐にも1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使っている。
唯ここは、本線のクランプがいしの配置が少し変である。
道路側の高圧配電線は電線の長さが足りなかったようで、クランプがいしは少し内側に寄せて取り付けているのがわかる。
これについてはどうやら、当初普及していた長さ1500mmの高圧用腕金を使用していたことが絡んでいそうだ。
恐らく以前は高圧用腕金の長さは1500mmで、引き通しは耐塩皿がいしだったのだろう。
それが丁度、クランプがいしへの交換時に高圧用腕金の長さも1800mmへと変更されたので、電線の長さが足りなくなって変な構成になっているのかと思われた。
ちなみにその耐塩皿がいし時代をイメージすると、このような感じかと思われる。w↑
あの角度たと引き通しの耐塩皿がいしは2つずつあったように見られた。
なお、耐塩皿中身のがいしは耐塩高圧ピンがいしに見立てての再現となっている。w
さぁ、反対側はこんな感じとなった。
分岐の高圧耐張がいしを支えている2枚ストラップであるが、ここではかなり鋭くなるほど長いものが使われているのがわかる。
この辺は昭和35年前後の設備かと思われた。
(だが、さっきの耐塩皿の製造年は昭和45年なんだよなぁ)
改めてこうしてみると、やはりクランプがいしのある方は変な形である。
電線の長さが足りず、不均等に配置されているので少し違和感のある作りとなっているのだろう。
ちなみにだが、分岐の高圧用腕金の長さは旧式のようで、長さ1500mmの短いものが使われている。
そちらは腕金が更新されなかったので、耐塩皿がいしも一緒に残ったのかと思われた。
なお、こちらの耐塩皿の製造年は、かなり文字が小さく書かれており見えなかった。
続いてその次!
こちらも同じ年代からあるものかと考えられたが、高圧用腕金は長くなっている。
これは近代普及の長さ1800mmの高圧用腕金である。
比較的新しいからだろうか、ここでは耐塩皿なしの耐塩高圧ピンがいしによってジャンパー線を支持した両引き留め装柱が見つかった。
そういえばこのタイプなら、千葉の松戸の方でかなりの量を見た覚えがある。
反対側はこんな感じ!
高圧配電線は結構な角度を振っているように思えるが、こちらは腕金は振り分けられておらず、単一腕金が急角度を両引き留めしている。
その腕金の本数をケチったのがまた旧式らしい。
横はこんな感じ。
普段はジャンパー線支持は10号中実がいしの使用が目立つから、ここではやや不思議な違和感を覚えたのだった。w
その次はまた鳥居型諸共、高圧を単一腕金で引き通しをしたものが目立つが、奥の方でももう1本、3本のジャンパー線の支持に耐塩皿がいしを使ったものが見つかった。
それは次のページで紹介しよう。

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