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電柱上の年代物パーツを紹介!(5ページ目)
5ページ目では、東電管内では今となってはレアな耐塩皿がいしを紹介
1960年(昭和35年)〜1982年(昭和57年)頃まで数多くあった耐塩皿がいし
探してみればここまで発見することができ、正直驚いている。幻なんかではない。

3本のジャンパー線を支持する耐塩皿がいしの例
ここでいう耐塩皿は、赤い線引きが施されているお椀のようなものを示す。
東京都大田区にて撮影

一方こちらも堂々の耐塩皿がいし!!しかも2連!!
東京都墨田区にて撮影

他には、耐塩高圧ピンがいしを使用するものもあったようだ。
東京都大田区に撮影
耐塩皿(たいえんさら)がいしについて
耐塩皿は、海に近い場所(塩害地域)での塩害対策のために開発されたものである。
海から吹き付ける塩から普通の高圧ピンがいしを守るために、周りを水抜き穴のあるお椀(耐塩皿)で囲って、汚れががいしにたまらないように守っている。
または、がいしの表面漏れ距離(接地部(電気の流れていない電柱側)と充電部(電気の通っている電線側)との距離)を長くする特性もある。
高圧ピンがいしは昔からある高圧がいしであるが、がいしの中では一番表面漏れ距離が短かった。
そのため、高圧ピンがいしに塩分が付着した状態で、小雨が振ったり霧が発生したりすると、当然付着した塩分が湿り、この時、がいしの絶縁は急激に低下する。

高圧ピンがいしに塩分が付着しないよう、周囲を耐塩皿で囲む。
なお、東京電力管内では、A汚損地域、B汚損地域、C汚損地域と区分があって
(この区分は塩分の付着度合いを表していて、内陸へ行けば行く程、そのがいしに対する塩分の付着度が違うということだ。)
海から10数キロ以上離れた箇所でも、季節風や台風によって、遠方から運ばれてくる塩分を含んだ風対策として、耐塩皿を追加していた。
また、耐塩皿については、普通の高圧ピンがいしの他に耐塩ピンがいしに耐塩皿を追加する場合もあった。
これについては塩害の強度が凄まじい地域を中心に普及していたようである。
もしくは長期無保守を目的とした地域でも採用されていたのだった。
そうなると、がいしで支持している電線からは火花放電を起こす。
配電線については、昭和30年代以降からは、被覆のある絶縁電線の使用が開始されたが、時としてその被覆が劣化して部分的に破けることもあるから、安全面で耐塩皿を高圧ピンがいしに取り付けていたのだった。

耐塩皿の使用例

特に昭和20年代頃までは、配電線でも普通に被覆のない裸電線を使っていたから、塩害は甚だしかったようだ。
なお、その後の昭和50年頃からは、今度は耐塩皿がいしよりも表面漏れ距離の長くなった10号中実がいしが登場したため、現在、東京電力管内の耐塩皿がいしは廃止となっている。
ちなみにお隣の中部電力管内の配電柱では、高圧配電線の引き通しには10号中実がいしを使用しているが
海により近い地域では万が一に備えてか、10号中実がいしに10号中実がいし用耐塩皿を追加して、より表面漏れ距離を長くしている。
なお、これについては、長野県内を通る高速道路沿いでも確認できる。
そこでは主に、排ガスによる汚損対策をしているようである。

中部電力管内のより海に近い場所で使われている耐塩皿がいしの例

中部電力の耐塩皿がいしは、耐雷ホーン付きで豪華である。

一方

同管内では茶色の耐塩皿がいしもある!

しかし個人的にはやはり、耐塩皿がいしの構成は、旧来の普通の高圧ピンがいしに耐塩皿が追加された初代物が好みである。

ここからは、東京電力管内で昔普及していた耐塩皿がいしを再現!
そうだ!これについてももう持っている。w

耐塩皿についてはやはり、オークションなどで植木鉢として並んでいることがある。
 
↑底面には丁度、4つの水抜き穴がある。
しかし私はそんな植木鉢としては使用したくない。そこはちゃんとした植木鉢を選ぶ。w
ここで、メインで使われていた耐塩皿がいしのまとめをアップ!↓

東電管内でかつて使われていた耐塩皿がいしの種類は以下の種類である。
冒頭で少し述べたが、2種類は軽塩害用、重塩害用もしくは長期無保守を目的とした地域で、それぞれ使い分けがされていたようだ。

軽塩害地区、もしくは重塩害地区でも登場初期の頃に使われていた基本構成の耐塩皿がいしの例
(普通の高圧ピンがいし+耐塩皿)

重塩害地区、もしくは長期無保守を目的とした地域で使われていた構成の耐塩皿がいしの例
(耐塩ピンがいし+耐塩皿)
こちらはその後の耐塩ピンがいしが登場した1967年頃より登場!

なお、このうち東京都内で発見できた耐塩皿がいしの多くは、普通の高圧ピンがいしに耐塩皿が追加された基本構成の耐塩皿がいしが大半だった。

変圧器への引き下げ線支持では、縦付けされた箇所のみ耐塩皿がいしを使用
横付けされた4か所は、雨水による洗浄効果が期待できないため、追加されない。

さらには、現役黄金時代は!
冒頭で少し述べたが、耐塩皿がいしはかつて高圧配電線の引き通し箇所でも使われていた。
かつては私の近所の配電柱もそうだったようで写真が残っている。


上記写真は、耐塩皿がいしが現役バリバリだった頃の写真である。
撮影時期は昭和37年頃のようである。
東京都足立区もかつては耐塩皿がいしが使われていたようだ。
次いで柱上変圧器も右側はかなり古いようで、黒塗り仕様のようだ。

<電柱上の年代物パーツを紹介!(5ページ目):リンクメニュー>

<まずは、ジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使ったものから掲載!!>

ジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用した旧式は、他の地域でも発見しているが、その中では東京都大田区での発見が多かった。

撮影地:東京都大田区、品川区
3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし!

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その1

まず1本目のこちらは、東京都大田区馬込地区に残っていた。
丁度、第二京浜(国道1号)と環七が立体交差となった付近である。

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その2

ここでは、鉄筋コンクリート柱の上部にパンザーマストを継ぎ足したものにて発見!

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その3

こちらは耐塩皿の中が耐塩ピンがいしとなっていた。
年式は比較的若かった。

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その4

こちらは錆の色が凄い。
正に1960年代物である。

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その5

直線の両引き留め箇所のジャンパー線支持にて、3つの耐塩皿がいしを発見!

3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その6

↑東京都大田区を通る環八通りに、1本だけ残っていたのが意外だった。

次は鳥居型付きの紹介!
鳥居型との構成は中々ない!

鳥居型付きで3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その1

正にこれは1970年代スタイル!w

鳥居型付きで3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その2

高圧配電線が近代的なアルミ線となっているが、こちらもジャンパー線支持は今の10号中実がいしには交換されず、耐塩皿がいしのまま残っている!

一方で、両側は耐塩皿がいしのまま残して、真ん中だけ10号中実がいしに交換した変わったものも見つかった!

ジャンパー線支持に両端は耐塩皿がいし・真ん中は中実がいしの電柱

こうした不揃い仕様は珍しい。

続いてこちらは、題して「三兄弟の耐塩皿がいし!」

三兄弟の耐塩皿がいしとケーブルヘッド付きの電柱!!

ここでは引き込み用の区分開閉器から屋外終端箱へ向かうリード線支持で、きつきつに並んだ3つの耐塩皿がいしを発見!

そして、撮影できなかった分の記録!

ここからは、実際に撮影することができなかったものをGoogle mapのリンクで貼っていこう。

まずはこちら!
建て替えられる前の都営・馬込アパートへと続く高圧配電線路のジャンパー線支持で3つの耐塩皿がいしを発見したものだった、が惜しくも撮れずに終了した。

馬込アパート付近にあった3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし・こちらは架空地線キャップで今時現存しているものとしては、構成が非常に珍しかった!

そして奥の方では、長さ1500mmの旧式の短い腕金を使ったもので、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用したものも見つかった。

さらにその次だが、ここでは同種が隣合わせで並んでいたようである。こちらは馬込アパートへと続く道路を入って、3本目の発見だった。

そしてここは木々に隠れてよく見えないが、確かここにも短い高圧用腕金を使用したもので、ジャンパー線支持に3つの耐塩皿がいしを使用したものがあったはずだ。
以前はストリートビュー普及時の2008年の画像も見ることができたのだが、残念ながら今はそれは見れなくなっている。

そして最後はこちら、ここでは分岐先の3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用している。

撮影できなかったものは、どれも架空地線キャップ付きだったのだ。

<ジャンパー線支持に耐塩皿がいし・続編!>

撮影地:東京都大田区

2本、1本、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしの電柱を連続して発見! その1

ここでは鳥居型付きで発見!

2本、1本、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしの電柱を連続して発見! その2

こちらは以前この角度だと、腕金が昔の短い長さ1500mmで耐塩皿がいしは2つずつ並んでいた引き通しであったことがうかがえた。→
唯それは、現在の長さ1800mmの腕金には合わないようで、クランプがいしは均等に並んでいない。

2本、1本、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしの電柱を連続して発見! その3

そして最後は3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし!

<そしてこちらは、辛うじて残っていたもの>

撮影地:東京都大田区

辛うじて残されていたもの
(既に現存せず。)

当時のジャンパー線支持は、耐塩皿がいしの他に耐塩ピンがいしのみで支持したものもあった。
ここでは道路が上から5本横並びしている内、2番目と4番目の道路に耐塩皿がいしを使用したものがあったんだが
(その内、2番目の道路では、両端が耐塩皿がいしで中央のみ耐塩ピンがいしと構成が並んでいた。)
それらは惜しくも、いずれとも現存していなかった。
しかし残った3番目の道路では、他の旧式、3本のジャンパー線支持に耐塩ピンがいしを使用したものが現存していたのだった。

<さてここからは、2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用したものを掲載していこう!>

撮影地:東京都大田区と品川区のいずれ
分岐をしながら

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その1

分岐をしながら2本のジャンパー線支持に!

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その2

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その3

振り分け引き留め箇所に

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その4

振り分け引き留めの2本のジャンパー線支持に!→

振り分け引き留め箇所と直線の両引き留め箇所にて

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その5

品川の住宅街の中にも、数本残っていたのだった。

直線の両引き留め箇所にて

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その6

こちらの耐塩皿がいしは、耐塩をより強化したものとなっている。
耐塩ピンがいしに耐塩皿を追加したものとなっている。

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その7

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その8

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その9

こちらは架空地線なしバージョン

2本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし その10

それ以前に発見したものも老舗電柱ブログにて掲載!

533.ジャンパー線支持の碍子が耐塩皿がいしの電柱!!

耐塩皿の中身が普通の高圧ピンがいしにて!

289.ジャンパー線支持の碍子が耐塩皿がいしの電柱!!

耐塩皿の中身が耐塩ピンがいしにて!

<ここからは1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用したものを掲載!>

撮影地:東京都大田区と品川区のいずれ

1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし! その1
(既に現存せず)

昭和40年前後の短い腕金で発見!

1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし! その2

分岐側に1つ!

1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし! その3

下段の腕金に1つ!

1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし! その4

こちらは鳥居型付きで1つ!

1本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし! その5

短くなった腕金の方に1つ

東京都内で発見の耐塩皿がいし!続編!!(2015年以降に発見)

<<アルミ線で耐塩皿がいし!>>

続編の掲載は!

東京23区東側の地域では、ジャンパー線支持用でさえも耐塩皿がいしの発見は困難であるが
東京都墨田区には、偶然残されたであろう同種を発見した!
なお、高圧絶縁電線については、いずれも昭和50年代を思い起こさせるようなアルミ線となっていた。

撮影地:東京都墨田区
東京23区東寄りの地域では、ジャンパー線支持での耐塩皿がいしは全滅したと思っていたが、東京都墨田区では、ご覧の用途での耐塩皿がいしが複数残っていた!
それもまた珍しく2つずつ並んでいた。
耐塩皿がいしが偶然残った理由は、耐塩皿の中にある耐塩ピンがいしと耐張がいしを支えている2枚のストラップがそれぞれ重なって取り付けられていたからである。
ここでは2本ともそのような取り付け手法となっていた。

アルミ線で3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし!それも耐塩皿がいしは2連!!! その1

アルミ線で3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいし!それも耐塩皿がいしは2連!!! その2

アルミ線で分岐点のジャンパー線支持に3つの耐塩皿がいし

引き下げ地点に1つの耐塩皿がいし

こちらは東武スカイツリーラインの曳舟駅付近にて発見
ここでは高圧引き込み線を地中へ引き下げているのだが、その引き下げ箇所で、たったの1つだけだが、現役の耐塩皿がいしを発見した。
なお、墨田区の耐塩皿がいしについては、耐塩ピンがいしに耐塩皿を追加したものが基本だったようだ。

そしてついに!東電管内の設備で耐塩皿がいし引き通しの現役を確認!

唯これは、発電所から変電所間を結ぶ小規模な送電線路となるようだ。
配電線での発見ではないので、そこは注意願いたい。

撮影地:神奈川県箱根町
発電所から変電所間を結ぶ小さな送電線にて!既に絶滅していたと思われていた!耐塩皿がいし引き通しのタイプを東京電力管内の電柱で発見!!

山崎線の耐塩皿がいし その1

山崎線の耐塩皿がいし その2

<以下は構内用のもので発見!>

ここからは、構内用配電設備で見つけた耐塩皿がいしの掲載

撮影地:東京都足立区

時が止まった構内用廃電設備

ここでは耐塩皿がいしの他、足立区や葛飾区でしか確認ができない耐塩仕様の旧式耐張がいしも同時に見れました。

撮影地:千葉県木更津市

時が流れても現役! その1

こちらは特に変わってはいないが、古い構内用で発見!
黒のカバーはやはり電力柱に向けて取り付けられています。
海に近いので、耐塩皿中身のがいしは、少し耐塩化が強化されています。

撮影地:東京都江東区

時が流れても現役!(既に現存せず) その2

首都高7号小松川線を通っている時に発見して、ずっと前から気になっていた。
だが、今はPASが引き込み地点に取り付けられたため、耐塩皿がいしは撤去されたようである。

撮影地:千葉県市川市

時が流れても現役! その3

こちらは、古い設備のまま東電の配電線と繋がる→→→
京葉道路の原木インターチェンジを上り線側から降りると正面に見える。

撮影地:東京都葛飾区

1961年製の耐塩皿がいし他・ジャンパー線支持用に耐塩ピンがいしと耐塩皿がいしが混ざる!

ジャンパー線の支持に耐塩皿がいしと耐塩ピンがいしが混ざった珍しいタイプを発見!

撮影地:東京都足立区

引き下げ地点に2つの耐塩皿がいし!

撮影地:神奈川県横須賀市田浦地区
(写真提供元:友人)

時が流れても現役!1960年代中期の構内用配電設備

撮影地:神奈川県川崎市

あまり見かけない横付けの耐塩皿がいし(高圧需要家の高圧引き込み線を引き留めている部分にて!)

更新されたため既に現存せず。

撮影地:神奈川県川崎市

引き下げ線地点に複数の耐塩皿がいしを発見!

構内用の高圧引き込み線の引き下げ地点で複数の耐塩皿がいしを確認!

撮影地:神奈川県横浜市神奈川区

段差地点に3つの耐塩皿がいし!

段差地点以外にも、奥には振り分け引き留めで耐塩皿がいしを取り付けたものも見つかった。

撮影地:神奈川県川崎市川崎区
川崎区の京浜地区にも、あのがいしが!
この川崎の京浜地区は、鉄道ファン、工場萌え、そして東電の鉄塔でも結構古いものがあるので、数多くのマニアを見かけた。w

忘れ去られた耐塩皿がいし(構内用のもので)

ここでは、PAS取り付け前に使われていたものであろう、耐塩皿がいしが腕金に残っている。
※PAS:高圧需要家側に設置される開閉器で、高圧気中負荷開閉器という。

↑撮影地は一緒で重塩害地域となるが↓

重塩害地区なのに普通のピンがいしが現役!

同地区の一部では、重塩害地域なのにも関わらず、なんと!耐塩皿なしの普通の高圧ピンがいしを使い続けた箇所も見つかった。

↑こちらは何故か、耐塩皿なしの高圧ピンがいしを使い続ける。
耐塩皿登場前の設備か!?
撮影地:神奈川県川崎市幸区

耐塩皿鉄柱!

同じく構内用で発見!
支持物に関しては珍しい鉄柱で、ジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用したものとなっている。
それも耐塩皿がいしは2つずつ取り付けられていた。
しかしそれは、高圧需要家側がPASを後で取り付けたので、耐塩皿がいしはもう今は使われていなかった。
それから責任分界点までの高圧引き込み線も、古い銅線からアルミ線に取り換えたようだ。

撮影地:東京都江戸川区

木柱で耐塩皿2つ

<引き通しの耐塩皿がいし>

さてここからは、構内用配電設備で発見した耐塩皿がいし引き通しを掲載しよう。

撮影地:千葉県木更津市
耐塩皿がいしが均等に2:1に配置されているものにて!

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その1(既に現存せず)

撮影地:埼玉県草加市

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その2

ここでは内陸の埼玉県草加市にて!耐塩ピンがいしに耐塩皿を追加した仕様の耐塩皿がいしによる引き通しを工場内で発見!
恐らくここでは、工場の排煙による汚損対策として取り付けられたものかと考えられた。

撮影地:神奈川県横須賀市

上と似たものを老舗電柱ブログに掲載!

撮影地:埼玉県川口市
こちらは不均等に2:1に耐塩皿がいしを配置

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その3

撮影地:東京都江東区

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その4

こちらは珍しい木製電柱で耐塩皿がいし引き通し

撮影地:神奈川県川崎市
廃止済みのものであるが、ここでは耐塩皿がいしを3:0に配置

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その5(既に現存せず)

耐塩皿がいしの配置についてだが、ここではあまり見慣れない3:0での発見となった!

しかし今は・・・

綺麗さっぱりなくなった。

撮影地:神奈川県横須賀市
こちらは耐塩皿がいしが2連!

耐塩皿がいしが2連続で引き通し!

2連もそう今では簡単には見かけない。

撮影地:静岡県富士市
一方こちらは、富士川を横断した後にある静岡県西部(東電の供給エリア外)での発見となったが、折角だから掲載!

耐塩皿がいし引き通しのタイプ(中部電力仕様!)

こちらは東海道新幹線を東京方面から富士川を渡った直後に一瞬見えるものである。
浄水場の構内用配電線のようだった
見ると設備はかなり古いから、その浄水場は結構古くからあるように見られた。
なお、そこでは東海道新幹線の橋桁の直前で引き下げているものも見えたから
恐らくそれは東海道新幹線ができた頃に施設されたのかと考えられた
また、耐塩皿がいしの構成についてであるが、構内用といえども東電の供給エリアにあるものとは種類が違うのが見て取れた。
これは昔、中部電力で昔使われていた耐塩皿がいしの構成であろう。
こうして構内用配電設備は、電力会社の配電線をお手本にした箇所もあったみたいだ。

↑東京方面から富士川横断直後の東海道新幹線わきにあるw
古くからありそうな浄水場の構内線にて!
東電の供給エリアでは全く見慣れぬ構成の耐塩皿がいし発見!!w
一方上記のすぐ近くでは、東電管内の供給エリアでは全く見かけることがないダブルヒダ仕様の耐塩ピンがいし引き通しも発見
この種の耐塩ピンがいしは、東電の供給エリアでは、工場の構内用引き込み線支持で一回だけ見かけたぐらいである。

ダブルヒダ付きの耐塩ピンがいし

東海道新幹線から少し離れた付近では、静岡の構内用配電線路で見かけることが多い、ダブルヒダ仕様の耐塩ピンがいしも確認できた。
東電管内では全く普及しているようには見えないが、静岡での発見が多いから、これは中部電力で普及していたように見受けられた。

↑浄水場の耐塩皿がいしの他には
東電の供給エリアでは全く見慣れぬ不思議な耐塩ピンがいしも
撮影地:神奈川県藤沢市

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その6

こちらは耐塩皿が破損したのだろうか、高圧ピンがいしのみのものも発見

↑何故にここは耐塩皿がいしと並んで普通の高ピンも!?
撮影地:神奈川県横浜市中区

木柱で!!耐塩皿がいし引き通しのタイプ(現存せず。)

こちらは近代的なマンションの横にて発見!
今では滅多に見ることはできないであろう、支持物に木柱を使ったもので耐塩皿がいし引き通しを発見!
しかし安全上と老朽化のためか、耐塩皿がいしのあった木柱区間は、現在、全て除却されている。

撮影地:神奈川県大和市

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その7

こちらはまたやり出しで発見!

撮影地:東京都墨田区

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その8

とある小学校の構内線が未だに古い。→

やり出しによるショートで耐塩皿がいしの引き通しとは
これは正に、昭和のドラマで下町の狭い路地でよく見えたもんだ
(↑大都会にてw)
撮影地:神奈川県横浜市中区

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その9

こちらはなんと、構内用高圧配電線の引き通しとして、2連耐塩皿がいしを使ったものや耐塩ピンがいしとの混合タイプを発見

 
撮影地:千葉県柏市

耐塩皿がいし引き通しのタイプ その10

高圧耐張がいしごと残る耐塩皿がいし

最後に!
スノータウンイエティ付近の2回線の耐塩皿がいし引き通し(構内用配電設備)ももちろん知っているが、ここは有料道路であるため、撮影を行うには車と運転手が必要である。
なお、今では普通にストリートビューでも見えるようになっているが、それまではどこにこれがあるのか全く検討も付かなかったのだ。

この通り、耐塩皿がいしによる2回線引き通しがここにもある。
架空地線付きであった。
他には東電のそっくりさんのクランプがいし引き通しの他、旧式の高圧ピンがいし、10号中実がいしによる旧型の引き通しなど、色々なものが残っているが、それらも全て、有料道路内に突っ立っている。

↑支持物がパンザーマストによる2回線ピンがいし引き通し

↑ここでは東電のそっくりさんの配電設備が写真中央から左端へと写っているが
よく見てみれば、変圧器の種類や高圧カットアウトがいつもとは違うので一目瞭然であった。
すぐに構内用の配電設備であることの見分けがついたのだった。

ここも通りすがりで撮った。必死だった。無料化してくれ

東電の設備でない見分けはここでも一瞬でつく。w
クランプがいしによる2回線は何処でも見れるが(上の構成は千葉で見られそう。)
変圧器の種類とその変台の構成は違っているので、一瞬で見分けができる。

後はこの近くにある裾野市立富士山資料館に立ち寄るのもいいだろう。
ここは富士山資料館のはずだが、なんと中には電気関連の展示コーナーも一部あり、戦前〜昭和30年代の配電用がいし(高圧がいし、低圧がいし)を見ることができる。(2015年現在)

中にはあの希少な白色のがいし型開閉器(ダルマスイッチ)の展示まであり、驚いた。
そうだな〜これは確かに昭和30年代に一時期普及していたものである。
ちなみにそれ以前は!茶色やねずみ色のダルマスイッチも普及していたのでお忘れなく!w
(ねずみ色のダルマスイッチは、日本ガイシ製に限る。)
後は、大きな古民家でたまに見かける(今だと、店舗で帽子掛けとしてこれが置いてあることもある。w)屋内配線支持用の大型のノップがいしまであった。

(↑うちのコレクションw)
白のがいし型開閉器については、メーカー不揃い品であるが、私もコレクションとして所有w
白より古い茶色も持ってるぜい!w恐らくそれは戦前製!

たたえよう!題して、「がいしフィーバー!」wwww

そして、ほかにも・・・
あるところではこういう貴重な設備が未だに確認できる場所もある。

↑ここでは変圧器が確実に構内用である。

↑ここも普通に耐塩皿がいしの引き通しがある。
なお、設備に関しては、昭和44年当時から全く変わっていない物らしい。(放置されすぎである。w)

↑こちらは東電バージョンでは平成23年の終わりに大田区で撮った以来である。
同様の構成を見たのは6年以来!それほど貴重!!

さらに!他にはこういうのも!w

↑ここでは左右の工場に高圧を引き込ませているのだろう。
それにしても、木柱で2台もの開閉器を取り付けるとは命知らずw
東電では絶対こういうのはしないでしょう。

↑あー、これと同様バージョンの設備見たの6年ぶりぐらいだな〜w(6ページ目のトップを参照あれw)
1つだけ耐塩皿がいし使われてないけど・・・それ程今じゃ希少w
なお、木柱バージョンは初見である。ww

↑こちらは付近のいずれかの工場に引き込んで使っているのだろう。
なお、支持物は木柱!

↑高圧に耐塩皿がいしを堂々と使用した古い設備!
高圧絶縁電線もいずれも古びた細い銅線じゃいw

↑堂々の耐塩皿がいし! その1
昔は東電の設備でこういうのが沢山あったわけですね
違うのは低圧の張り方ぐらい。これは工場独特の水平配列仕様w

↑堂々の耐塩皿がいし! その2
こういうのでしたら、東電でも最近まで見えましたねw
でも開閉器付きは初見かなぁ

↑あま覆い付きでケーブルヘッドが古い
でも、そのケーブルヘッド、塩害地域で使ってよかったのかい?正式なら箱型を使うべきでは?
そして、ジャンパー線については、最近になり、太いスリーブ付きから普通の銅線のものに取り換えたようで、大きく波立っている。

続いてお次は木柱が続いており

↑手前については、高圧用腕金を2つずつ取り付けた抱腕金で耐塩皿がいしも2つずつの引き通しで、開閉器も2つ付き!!w
なお、低圧については、腕金の一番左側に、何故か昔の3.3kV用の高ピンと低圧2重がいしが混じっていた。
ここにある古い高ピンは、今の6.6kVに昇圧させる前に使っていたものを流用したのだろうか
そして低圧2重がいしについては、200Vの意味を施した茶色もあり、100Vの電灯線も入り混じった三相4線式の低圧配電線のようであるが
現状は一番右側の電線が取り外されているので、三相3線式の動力線が張られているものかと推測される。
説明:この構内用配電線は、支持物は木柱が続いている箇所があり、正にこれは昭和30年代後半というような感じがします。w(工場の創立は昭和33年頃のようだ。)
なお今でも実際に、東電の高圧配電線から引き込んだ後、構内用配電線となるわけですが、これらの古い設備は現役稼働中のようです。w
他には当時物でダブトラ乗りもあるようですが(現存はしていない模様)、見どころあるものはやはり私有地の中にあるので、外から見えるものしか撮れませんでした。T_T
(許可を得ないと入れない挙句、その前にこの趣味が認められるのかが問題だ。どうせ認めてくれんだろw睨んでくんだろww)

一方こちらは、船橋競馬場の裏手で撮影した同競馬場の構内線である。(車より撮影)

この構内線は後から途中で地中化したようで、今は使われていないものとなっているが、両端に残った耐塩皿がいしが2つあるのが見て取れる。

そして、そして!w
我が家ではこんな感じで耐塩皿がいしを祀ってます。ww(←それは冗談w)
右後ろのあるのは、正真正銘の1964年製の耐塩皿がいしでーす。w
当方も植木鉢として店に並んでいたものを買いました。w
にしても、がいしは植木鉢として並んでいることがようあるよなー送電の昔の特別高圧ピンがいしもそうだけど

一方、東電グラフという貴重な雑誌には!
昭和40年(1965年)6月1日発行の6月号の東電グラフ・145号であった。
ここでは、おびたたし数の高圧ピンがいしと耐塩皿がいしが何本かの木柱に大量に取り付けられている写真を見ることができた。
中には腕木に取り付けられる高圧ピンがいしが電線からぶら下がる光景も!
↓これはどうやら、当時の高圧がいしの塩害に対する実験施設の設備らしい。
かつての配電電圧3300V用高圧ピンがいしを腕木に3つ差し込んだものとがいしの洗浄風景写真などが載っていた。
他には、塩害で大きく真っ二つに割れてしまった↑昔の配電々圧3300V用の高圧ピンがいしも

そして!ついにっ!
いわばこれぞ正真正銘の幻といえよう!東京電力管内の耐塩皿がいしでは1度も見たことのないNGK 日本ガイシさんの製造品の耐塩皿も無事入手!w
(※東京電力管内の偶然残された耐塩皿の製造会社は、不明の☆マークと、わずかながらに香蘭社製が多かったです。)

製造年は前回の東京オリンピックの開催年!1964年製です。
高度経済成長期、真っ只中の時代です。
なお、ロゴについては、三相交流のスターデルタ結線をイメージしたものとは違うロゴとなっています。
1980年以前の日本ガイシさんのがいしの製造品では、よくスターデルタ結線をイメージされたかのような三角形の形が主流でした。
配電用がいしのみ、スターデルタ結線のロゴとは別のものが普及していたのでしょうか

最後に各社の耐塩皿の比較写真
一番左より香蘭社製、日本ガイシ製、光洋電機製!
製造年については、いずれとも揃っており、前回の東京オリンピックが開催された年!1964年(昭和39年)製でした!!
高度経済成長期、大量生産されていたことがわかります。

関東では見慣れぬ光洋電機製の耐塩皿も!
こちらのロゴは逆さに書かれていました。
そして最後は!

東電管内でよく見かけた、未だに製造メーカー不明の謎の☆マークロゴ入りの耐塩皿も!

かなり使い果たされた状態の中古品を入手した。

 

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