耐塩皿がいし引き通しのタイプ その3
引き通しの耐塩皿がいし、今回は主に、工場からの煤煙(ばい煙)対策として取り付けられたようなものを発見!
それでは見て行こう。
まずは東電の高圧配電線から引き込まれた後にある1本目
ここでは一番下にある右を向いている方の高圧が引き込み線となっている。
なお、引き込んだ後の構内用高圧配電線は、2系統に振り分けられるようで
その各ある立ち上がり線については、それぞれ雨覆い付きの内陸用の旧式ケーブルヘッドが使われているのが見えた。
なんとも簡素な立ち上がりである。
耐塩皿がいしの引き通しについては、その先より確認!
なお、こちらの耐塩皿がいしは、高圧用腕金をやや片側へ寄せているようで、耐塩皿がいしもそれに合わせて不均等配列となっていた。
しかしここは工場のばい煙が凄いらしく、がいしの汚れが大分目立つ。
ここは塩害対策というよりも工場のばい煙による汚れから高圧ピンがいしを守るために、耐塩皿を追加したように思える。
続いてその先では、なんと、工場の壁から突き出た耐塩皿がいし発見!
なお、耐塩皿がいしの種類は変わって、ここではより耐塩を強化したものとなっている。
建物により近くなっているから強めのものを採用したのだろうか
その次はまた元通り、普通の高圧ピンがいしに耐塩皿を追加した仕様の耐塩皿がいしが続く。
続いてその次は、高圧耐張がいしを使った振り分け引き留めでそのジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使用
続いてその奥も振り分けが続いていた。
この先は構内で入れないので、追跡はここまでとなった。
こちらは他の構外から撮ったものだ。
構内では重機が動くこともあるためか、防護管が取り付けられているのも確認できた。
ジャンパー線支持に関してはこちらも耐塩皿がいしであるが、汚れが大分目立つ。
おまけ
こちらは先ほどの構内用高圧配電線を分岐している東京電力の配電柱である。
引き込み開閉器のすぐ上にジャンパー線を支持している10号中実がいしが確認できたが、こちらもがいしの汚れが凄かった。
こういう煤煙の甚だしい箇所の高圧がいしは、短期間でがいし交換をせねば、間に合わないように見える。

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