山崎線の耐塩皿がいし!! その2
その1からの続編!
ここからいよいよ、東電の設備で今時現存するものとしては非常に珍しい、山崎線28号柱で確認できる耐塩皿がいし引き通しを紹介!
左側だ!
こうして眺めると中腹部には単相3線式の低圧配電線があって、ごく普通の配電線のように見えてしまうが、実際は違う。
おさらいするが、山崎線は送電線であって、電線路の途中には変圧器を装柱したものがない。
また支持物はパンザーマストでやたらと背が高い。ここからもいつもとは違うのが見て取れる。w
それから送電線の引き通しは耐塩皿がいしで、それを取り付けている腕金もやたら古い溝付き腕金である!
「本当に東電の設備なの?」と思われがちだが、そうである!
白いプレートの方が耐塩皿がいしの概要を示しており、こちらの送電柱は山崎線28号柱であることがうかがえる。
なお、ここでは別系統の単相3線式低圧配電線路も施設されているため、右下には通常の配電柱で確認できるグレーのプレートもある。
さて、ここで改めて山崎線の方のプレートを見るが、年式は変わらず昭和40年11月とあった。
1965年である。高さは16メーター
反対側はこんな感じ!
こうして見るとやたら背が高いように見える。
なお、耐塩皿がいしについては、正しく当時物のようだった。
左側に1965と見える。
別アングルはこんな感じ。
左下に現代のクランプがいし引き通しとの比較もできる。
さぁ、山崎線の耐塩皿がいし引き通しはそう長くは続かず、この先で終点となっていた。
さて、その終点の支持物だが、これまた珍しく、鉄柱となっていた。
これは鉄塔ではなく鉄柱である。
それにしても鉄柱によるH柱も今回初めて見かけた。
さて、山崎線の引き下げ地点だが、ここでも耐塩皿がいしの確認ができた。
製造年は同じく1965年だった。
鉄柱は当時物であろう。塗装が剥げている。
おまけ
付近では重量制限のあるつり橋発見
この橋は前田橋というようで、かつて実在の小田原馬車鉄道・電気鉄道の前田橋跡地なのだそうだ。

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