1本の変圧器への引き下げ線支持に1つの耐塩皿がいし その7
撮影は同じく江戸川区、またもや川沿いでの発見となった。
今回は江戸川沿いだった。
なお今回は、比較的最近になり、設備更新された後での確認となった。
更新後はもちろん、高圧絶縁電線はアルミ線だ。
次いで、変圧器への高圧引き下げ線支持のがいしについては取り換えられたおらず、耐塩皿がいしが残っていた。
ちなみに少し前までは、高圧絶縁電線は銅線で、その手前には中央のみ引き留めがあったようだ。
ストリートビューで以前の様子を見ることができる。
それはさておき、耐塩皿がいしを見てみよう。
構成についてはこちらも変わらず、耐塩高圧ピンがいしに耐塩皿を追加したものとなっていた。
なお、こちらは珍しく避雷器も残っていた。
周囲は畑が多く高い建物がないから残った感じだろうか
最近では都内では、めっきり避雷器は見かけなくなった。
反対側はこんな感じ。
耐塩皿の製造年については、こちらは少し古いようで1966年製だった。昭和41年だ。
続いて建柱年だが、こちらは1972年(昭和47年)を示していた。
おまけ
さて、1本手前では別の旧式も確認できた。
3本中、中央のみ引き留めというこの構成も古い。
昔は設備費用節約のためか、両端は引き通しで中央のみ引き留めという構成があったようだ。
ちなみに今はこうする場合、いずれとも高圧耐張がいしを使用する。
なお、こちらの建柱年は少し古く
1969年(昭和44年)を示していた。
元はここで高圧配電線は引き留めだったか、もしくは高圧配電線はなく低圧配電線のみだったのかもしれない。
ところが1972年になって、奥の方で電灯用変圧器(単相3線式低圧電灯線100V/200V)を設置する必要が出てきたため、ここは途中で高圧は中央のみ引き留めにしたとも言えそうだ。
色々と考えられる。

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