鳥居型付きで残る2つの耐塩皿がいし
(現存せず。2020年に区画整理で道路ごと完全除却された。)
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既に使われていないものとなっているが、鳥居型付きで2つの耐塩皿がいしが残ったものを発見!
場所は千葉県柏市根戸のJR常磐線の北柏駅付近の国道6号(水戸街道)沿いだった。
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電柱撮影を始めた最初の頃は、見つけた時は車から通りすがりで撮ることが多かった。
残念ながら近距離撮影については、鳥居型がない状態となっている。
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ここではいかにも昭和45年前後と思わしき昭和の家屋の背後にて、鳥居型で高圧用腕金の両端に耐塩皿がいしが残ったものを発見した。
しかしここは駅前ということがあってか、2020年に北柏駅前で区画整理が行われたようで、写真の家屋諸共、今は現存していない。
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この感じだと、現役時はもっと奥まで単相交流2線式の高圧配電線が続いていたようにも見える。
もしくはこの先に旧水戸街道があるから、元はそこから高圧を引っ張っていたことも考えられた。
配電幹線というのは幹線道路に施設されるイメージがあるが、この先の旧道の方が道路としては古いから
元はそこから写真手前の水戸街道へ向けて高圧を引っ張っていたようなことも考えられた。
ちなみにその旧水戸街道沿いには、今も2回線の配電幹線が施設されている。
次いで写真手前側にある国道6号バイパス(水戸街道)については、国土地理院の1961年(昭和36年)の根戸の航空写真を見ると、既に開通しているのが見て取れた。
2つの耐塩皿がいしについては、途中で電気の流れが変化したことで偶然残ったのかと考えられた。
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なお、柏市では、高圧絶縁電線はアルミ線の使用が多かったようで、ここではその構成での発見となった。
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また1年後、通りすがりで撮影
何故車を降りて撮影しなかった?w
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そしてさらに1年後、近距離での再撮影を試みるが、鳥居型は既に撤去されていた。w
まぁいい、今回は耐塩皿の製造年確認がしたいから車を止めてもらっただけである。
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とりあえず耐塩皿の製造年だが、1967年を示していた。
推測より3年古い昭和42年であった。
廃止後も取り外せない理由は同じで、高圧耐張がいしの2枚ストラップと重ね付けされてしまっていたからである。
それでこちらも高圧用腕金が取り換えられるまでは、ずっと残っていた。
この後実は、高圧用腕金が取り換えられて、がいしも中実耐張がいしとなっていたのを覚えている。
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反対側はこんな感じ。
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