2本のジャンパー線支持に耐塩ピンがいし その6
(現存せず。10号中実がいしに取り換えられた。)
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ジャンパー線支持に耐塩ピンがいしを使用した旧式、今回は架空地線の支持に腕金を使った旧式で発見した。
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これだ!
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今回もまた振り分け引き留め箇所での発見となった。
唯、変圧器だけは土台不要の最新鋭である。
新しいものと古いものが混ざりあっていたから、不思議な感じがした。
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ここでは高圧用腕金も古いようで、長さ1500mmの昔の短いものが使われていた。
(千葉や山梨では、今も引き通しの腕金ではそのサイズを使用する場合あり。)
唯、下段の腕金はいつもの長さ1800mmである。
そんな状況下で、ここでは特に古そうな上段の短い高圧用腕金にて、ジャンパー線を支持した耐塩ピンがいしを2つ発見した。
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なお、架空地線の支持については、耐塩ピンがいしのある左側の方では両引き留めとなっているが、ここでは珍しく鳥居型は使っていなかった。
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それに対して左側のこちらでは、架空地線は引き通しであるが鳥居型を使っていた。
用途としては逆だと思った。
普通は引き通し箇所で使われるのが1本の腕金であって、鳥居型は両引き留め箇所で使われるはずである。
なお、こちらに関しては、上段の高圧用腕金を絶縁電線ごと設備更新したようであるから、ジャンパー線を支持した耐塩ピンがいしは見られなかった。
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最後に耐塩ピンがいしの製造年であるが
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ここでは日本ガイシさんの製造品で三角形の昔のロゴが見えたことから、これは1980年代以前のものであることがわかった。
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