江川海岸の海中電柱 その1
(現存せず。)
木更津近辺には合計4つの海中電柱があったようだが、中でもこちらは人気があり、次々と訪れる人が大勢いたのを覚えている。
まるで某ジブリ作品に見えるとのことで、映えるのだとさ。
ちなみにこちらについては、2019年の終わりぐらいには、なくなったそうだ。
大分電柱やがいしの老朽化が進んでいたぐらいだからな。
まず見えてきた1本は、高圧耐張がいしを使用した引き留めのものだった。
なお、ここで柱上に見えたのは変圧器ではなく、監視小屋に関する装置かと思われる。
続いて、3本目を過ぎて振り返った写真がこちら。
引き通しで使われている高圧がいしは耐塩高圧ピンがいしであり
その柱の下の方では
隣接電柱から落下したものだろうか、電線が引き留められた状態の高圧耐張がいしが落ちていた。
それで、2個のうち1個はは割れており
片方ではその製造年もうかがえた。
がいしの製造年はかなり古く、1969年(昭和44年)4月とあった。
なお、がいしの製造メーカーはAGの表記があるのみで、わからず。
それから、鉄筋コンクリート柱だけは何度か更新されたのか、その銘板は1988年(昭和63年)を示していた。
先ほどの電線を引き留めた状態の高圧耐張がいしは
1本先へ進んだこちらの振り分け引き留め柱から落ちてきたものであろう。
バインド線の劣化が進んだのか、電線は耐塩高圧ピンがいしから外れてしまっているものも目立った。
なお、完全に電線が外れているこちらの方では、耐塩高圧ピンがいしの製造年の確認ができた。
先ほどの高圧耐張がいしの製造年は、1969年であるのを確認しているが、こちらは1970年代のものとなっていた。
よく見えないが、74年か73年のどちらかであろう。
がいしの製造メーカーについては、日本ガイシさんの製造品である。
いずれにせよ、昭和45年前後に施設されたことは間違いなさそうだ。
さて!既に朽ちたがいしのお題だけで、写真が17枚にもなってしまったが、肝心なのはその先だ!

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