富士宮市内房方面へ続く2回線
最後は、長貫発電所兼変電所を起点とする、2回線の高圧配電線を見てゆく。
どうもここではそれが、東電の電源供給エリア(富士川の東側)内にあるから、不思議に思ったのであった。
長貫発電所兼変電所構内では、2回線の配電幹線を立ち上げているものがあり、そのうちの1回線は前のページで見てきた通り、富士市北松野方面への配電用のようである。
ここでは合計3回線あるうち、写真奥の富士宮市内房方面へ続く2回線を見てゆく。
立ち上げ直後は、すぐにきつい勾配のある山登りをしている。
ここでは両回線ともがいしの配列を2:1に揃えているが、上段回線については、中電特有の均等配置で、2:1に高圧耐張がいしを配列させたものによる両引き留め装柱となっている。
続いて山の上にあるのがこちら
支持物は2本必要そうな感じもしたが、1本でなんとか持ちこたえている。
ちなみにこちらの配列は変わって、今度は抱腕金の中央固定で、高圧耐張がいしも中央配置!
カバーは新種のグレーも混じる。
ちなみにアームタイは、強度を付けるためか、2つ両サイドにある。
なお、ここでは発電所関連の水路でなんらかで使う電源をとるために、変圧器もあるのが見て取れた。
その後は2回線とも10号中実がいしの配列を揃えたもので、引き通しが続く。
なお、引き通しの単一腕金の取り付け向きについては、負荷側向きに思える。
その後は一旦、柱ごと設備更新されたものがあり、腕金中央固定出高圧耐張がいしによる両引き留め装柱で
引き留めクランプカバーもまた、いずれとも新種のグレーである。
その次は、やはり両回線ともがいしの配列を2:1に揃えたものによる両引き留め装柱
次は強度を必要としたのか、支持物はH柱で山を下る。
さらには、山を下りた後は鉄道横断が待ち受けている。
少し長めとなった高圧用腕金は抱腕金で、両引き留め装柱となっているが、片方はスパンが長く、もう片方は鉄道横断箇所となっているから、クランプは特殊仕様のようでカバーなし。
(中電では、川の横断箇所や鉄道横断では、引き留めクランプは特殊なものを使用しているようで、その箇所ではグレーなどのカバーは見られない。)
プレートについてだが、ここは送電線ではなく、もう既に普通の高圧配電線となっているから、黄色の通常仕様となっている。
その後は釜口峡も横断するため、カバーなしの高圧耐張がいしを使用した両引き留め装柱が続く。
これは釜口峡横断直後にある振り分け引き留め柱で、下段回線はスケルトン仕様の気中開閉器を挟み込みながら、上段回線に揃えて、左へ1回線を振り分けている。
その後も数本振り分け引き留めが続き
富士川の横断直前付近で、開閉器2台装柱
その後は、基本形や上段回線のみ両引き留めという構成などが続き、いよいよ富士川の横断
富士川は川幅が広く、スパンが長くなるから、支持物はH柱ではなく、3本のものとなっていて、腕金の本数も凄まじかった。
東電ならばここは配電鉄塔を使用すると思うが、中電では3本立ての支持物で横断することにしたようである。
こちらは富士川の横断後にあるもう一方のもの
構成は同じだが、右側より通常の水平配列となる高圧用腕金を取り付けて、2回線を振り分けている。
その後は山のふもと付近を通っていく。
この辺の装柱は、割と普通のものである。
ここでは電灯用変圧器があるものと思われる。
なお、先の方ではもう1本、稲瀬川を横断するため、2回線のスパンが長くなっているのが見えたが
ここは特にH柱や3本とはせず、1本の柱で両引き留め装柱となっていた。
稲瀬川の横断後の支持物も変わらず。
その次は、架空地線ごとのやり出し装柱となっているのが見えたが、腕金の長さはいずれとも長くなっている。
その後は!
2回線間に連絡用開閉器を取り付けたものが2本連続で続いていた。
うち片方は、スケルトン仕様の気中開閉器のようである。
その次はまたまた、簡素な構造としたスケルトン仕様の気中開閉器で開閉器2台装柱
そしてその後は、普通の高圧配電線となって、各地域へ配電されていくのが見えた。
ここでは2回線を振り分けながら、写真奥へ1回線、写真右手前方向へ2回線を振り分けている。
各振り分けられた後の装柱は、写真奥の1回線はこちら写真右手前はこちらで見ている。

前へ

ゴロンディーナーの電柱フォトギャラリー(中部電力の電柱編) 1ページ目 トップに戻る

ゴロンディーナーの電柱趣味 トップに戻る

※当サイトは各電力会社・その他の企業とは一切関係ございません。

※当サイトの内容、文章、画像等の無断転載・無断使用を禁止します。
最近、当サイトに掲載中の画像が個人ブログやYahoo知恵袋等へ無断転載される事案が多発しています!!
無断転載は完全な著作権侵害となりますから、必要な方は必ず当サイトメールフォームよりご連絡下さるようお願い致します!
(当サイト内の内容をスマホやPCでスクリーンショットをして、それを公衆掲示板やツイッター等のSNSに投稿する行為も同様です!!固くお断り致します。)


inserted by FC2 system