配電線の上に3条の遮蔽線 その3
ここでは古そうな本牧(ほんもく)線の矩形鉄塔下にて、古びた遮蔽線を発見!
場所は横浜の保土ヶ谷区!
ここではそんな家だらけの場所に、ご覧のありさま、あまり見慣れない矩形鉄塔が!
(おまけに台地もあるので、送電線も高低差が激しそうでした。)
特にこちらは古い矩形鉄塔としては、頂上に小さな三角帽子があるのがとてもユニークですねw
しかし、中には矩形鉄塔でないものもいます。
さて、遮蔽線の話に移ります。w
本牧線の古い鉄塔に向かって歩けばこんな感じ。
古い鉄塔だと鉄塔の高さも低くなります。
それに合わせるかのように、配電線の方も鉄塔高が低すぎると遮蔽線があったりするのです。w
こちらもその一例ですね
本牧線の古い送電線の下を通過する高圧配電線の上に、何やら「かぶと」のようなものがw
(自分にはそう見えます。w)
よく見たら遮蔽線の引き留め部のようでした。w
にしても、どれも古いものが多いなぁ遮蔽線は
おまけにここは、住宅街としては小容量な古い動力用の10kVAがダブルで乗ってます。
反対側はこんな感じ。
遮蔽線は相互間で結ばれており、送電線から誘起される誘導からしっかりとガードされているようでした。
結び目はこんな感じ。
電線の種類については、どうやら緑青で錆びまくった硬銅線のようで、青色をしてました。
(↑引き留めクランプがどう見ても銅線用だ。それも通常の配電線で使っているタイプ)
そして、こちらは台地ということもあり、よっぽど送電線の高さが低いのか、遮蔽線は網目状になってました。
しかし、この遮蔽線はいつ頃のものなのか気になって仕方なかったんですが、確認は無理でした。
恐らく建柱当初からあるものかと考えるんですが、横浜市内の配電柱は基本的に建柱年の記載がありません。ほぼ打ち替えられてます。
続いて、電柱番号札の下には、おや、ここでは他に見慣れぬプレートを発見!
これは恐らく、遮蔽線を意味するプレートかと思います。他でも見ています。
しかし、以前はこれだけの数の遮蔽線があったのでしょうか?88と書かれています。
ちなみに、岩の意味はわかりません。遮蔽線名か?
続いて向かいも!
錆が凄い!!
こちらは1回線分岐で、上部遮蔽線引き留めとなっていました。
横はこんな感じで!
にしても、遮蔽線が張ってある区間の高圧の絶縁電線は古いですね 銅線です。
そして、謎の岩プレートはこちらにも・・・
よく見てみれば、電柱番号札も岩井と書かれている、それの岩か?
ちなみに、付近にある本牧線の原型らしき矩形鉄塔の建設年は、昭和31年(1956年)建設のようでした。
しかし、あの遮蔽線はその頃からのものとは言い難いなぁ
1950年代だと、まだあそこまでしっかりとした設備はなかったはず。

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