鎌倉の耐塩皿がいし・続編!こちらは変圧器への引き下げ線支持用 その4
(現況:変圧器取り換えのため、耐塩皿がいしは撤去)
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今回は、三相3線式高圧配電線から単相2線式高圧配電線へ切り替わる地点の両引き留め装柱で、1つの耐塩皿がいしを発見した。
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耐塩皿がいしの用途は同じく、1台の電灯用変圧器への高圧引き下げ線支持用だ。
中身の高圧がいしが耐塩高圧ピンがいしとなっているから、やたら目立っていた。
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耐塩皿の製造年は、1974年(昭和49年)を示していた。
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なお、変圧器については、一度更新されたようであり、こちらの容量表記は黄色だった。
その容量は、20kVAとある。
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反対側はこんな感じ。
耐塩皿がいしがあるのは、変圧器への高圧引き下げ線が張ってあるトンボ腕金の箇所のみである。
本線の高圧用腕金のある箇所については、耐塩高圧ピンがいしに耐塩皿は追加されていない。
これまた後で規格を変えた影響なのだろう。
恐らくそれは、本線の高圧配電線を引き留めている耐張がいしを中実耐張がいしへ更新した際に、普通の耐塩ピンがいしに変更されたように見られる。
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最後に、容量表記が黄色文字となった変圧器の製造時期も見ることができた。
1983年かと思われる。
黄色表記の変圧器は、大体この頃(1980年代)に普及していたようだ。
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