熊久保連絡線を追跡 その2
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続いて、熊久保連絡線4号鉄柱の続き
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こちらは鉄柱ながらも旧型の特別高圧ピンがいしやLPがいしではなく、配電線用の2重ヒダ仕様の耐塩ピンがいしを使用しておった。
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遠くからはこんな感じ。
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送電線に使われている電線の種類については、緑青で緑に変色した裸銅線のようである。
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続いてその次にあるこちらは、順番で通りに行けば6号柱となるはずだが、この次にある木柱が6号柱となっていたので、5-1号になるかと思われる。
(番号札は見当たらなかった。)
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5-1号については、すずらん柱で、支持物は鉄筋コンクリート柱だった。
なお、架空地線支持については、特にこちらは腕金などは取り付けず、コン柱本体に低圧引き留めがいしを取り付けて、引き通しておった。
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ここでは、東京電力の配電線の上部を通過するので、コン柱を選択したのかもしれない。
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なお、使われているがいしについては、こちらも異種のがいしが混じっており
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通常、こうしたすずらん柱ならば、全て送電で使われる懸垂がいしで揃えると思うが
上部のものについては、懸垂がいしは使っておらず、配電線で使われる2重ヒダ仕様の耐塩ピンがいしを使っておった。
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それもその取り付け方も珍しく、下段2つ下がっている懸垂がいしのアングルの上部に取り付けられておった。
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続いてその先が6号柱だが、ここからは木柱が続く。
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木柱のすずらん柱を見るのは、以来だな。
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なお、送電線の下には、2つの赤い線引きを施した高圧茶台がいしが確認できるが
そこで引き留められている電線は高圧配電線ではなく、誘導障害対策用として張られた遮蔽線となる。
しかしこの遮蔽線は、所々で断線しており、今は稼働していない模様
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続いてこちらが7号柱
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木柱となっている区間については、強度を付けるため、支線が張られておった。
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7号の番号札を遠くより
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7号柱に関しては、送電線のすぐ下には
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遮蔽線支持用として、茶塗り仕様の旧型の高圧ピンがいしが確認できた。
なお、6号柱から続いている遮蔽線については、現状は断線しているので、今はがいしには固定せず、アングル材に巻かれているのが見えた。
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続いてこちらが8号柱となるが、どうやらこの先は更新済み区間のようで、真新しいのが確認できた。
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この先については現状、CVケーブルとなり、東原発電所へ向かっているようだった。
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8号の番号札
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東原発電所周辺では、鉄柱の確認ができたが、今は廃止されており、そちらには送電線は架かっていなかった。
なお、現状周囲では、発電所を出発する送電線が確認できないのだが、どうやら以前については、いくつか他にも送電線があったようだった。
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東原発電所はこんな感じとなっている。
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なお、発電所の裏手の方には、CVケーブルとなった熊久保連絡線?を引き下げた支持物を確認してる。
以前はここから王子製紙社自前の送電線が立ち上がって、工場の方へ送電されていたと思われるが、大分前に廃止されたようで送電線が見当たらない。
この様子だと、発電所自体も稼働しているのかどうか不明である。
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