熊久保連絡線を追跡 その1
ここでは熊久保連絡線の送電線を追跡!
熊久保連絡線の支持物については、近代の送電線としては珍しく、鉄柱や木柱による古い支持物がある。
なお、鉄柱が続くエリアでは、現存する鉄柱の送電線としては非常に珍しい、特別高圧ピンがいしを使った箇所もある。
その中で、一部は鉄筋コンクリート柱に更新済みの箇所もあるが、送電線の形は三角配列となっており、すずらん柱の確認ができる。
次いで、送電線の起点については、熊久保発電所となっており、ここから送電線が南下し、東原発電所へと続いているようだ。
さて、それでは追跡していこう。
起点の熊久保発電所へは近づくことはできるが、橋の先については、立ち入り禁止となっていたので、撮影については、橋の直前での撮影となった。
発電所建物には、電線の吹き出し口が確認できたが、今はそこから電線は吹き出ていない。
現在は建物からケーブルにして、熊久保連絡線1号鉄柱に伝わせているようである。
1号の上部拡大写真
鉄柱となれば、レアな特別高圧ピンがいしがお似合いだが、こちらは起点の引き留め箇所となっているので、懸垂がいしが活躍!
さて、熊久保連絡線2号鉄柱はこんな感じだ!
3本の送電線の下には2つの茶台がいしが確認できるが、そこに張られているのは、低圧配電線ではなく遮蔽線となる。
いわばここでは、送電線の下に電気の流れていない2条の電線をわざと張って、その下を通行する歩行者などへ向かって誘起される誘導障害を防ぐというのが狙いだ。
ここでは!現存する鉄柱の送電線では非常に珍しい!
特別高圧ピンがいしを確認!なお、特別高圧ピンがいしの号数による種類については、20号のようである。
ということは、この送電線の送電電圧は22kVか・・・
今回はそんな貴重ながいしをジャンパー線支持用で確認したのだった。
反対側はこんな感じだ!
一応、特別高圧ピンがいしのピン部分には、塗装が施されておった。
2号鉄柱の番号札
しかしこの鉄柱
右下部分については、この通り、貴重な特別高圧ピンがいしを使ったものとなっているのだが
頂上の送電線支持については、配電用のがいしを混じっており、頂上については、2重ヒダ仕様の耐塩ピンがいしが確認できたのだった。
さて、3号柱については、鉄筋コンクリート柱に更新?されたようだが
その先については、再び鉄柱が登場する!
まぁ慌てず、ゆっくり見ていこう。
まずは3号柱!
配電柱に見えがちだが、送電線である。
がいしについては、東電管内では旧規格となる耐塩ピンがいしを使用
続いて、それを取り付けているアームについては、珍しく角材のアングルを使っておった。
3号柱の番号札
反対側はこんな感じだ。
アームタイ共々アングルを使用している。

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