ハンガ―装柱・変圧器2台仕様(前受け)
(現存せず。)
東京都内ではもうないであろうと思っていた、2台の変圧器を吊り下げ固定したダブルハンガー装柱!
今回は奇跡的に、東京都立川市の立川通り沿いで発見した!
それでは見ていこう。
こちらは丸型変台に交換されていないのが奇跡的だった。w
しかも変圧器の取り付け向きについては、2台同時付け構成としては非常に珍しい、変圧器の向きを配電線と平行に取り付けない前受けでの発見となった!
さて、変圧器の容量についてだが、こちらも2台とも同容量の30kVAだった。
となれば、用途については、裏側に車の整備工場が見える通り、こちらは200Vの三相3線式の動力用変圧器とみてよさそうだ。
車の整備工場では、三相200Vが必要となるから、その電源をここで取っているように見えた。
次に、変圧器の製造メーカーについてだが、高岳製だった。
変圧器の容量の文字色については、黄色だった。
多摩西部で現存しているハンガー装柱の変圧器の文字色については、この色のものが多かったようだ。
ハンガー装柱が前受けになった要因については、やはりこちらも上部を通る3本全ての高圧配電線が片側へ寄っており
配電柱の裏手にはなるべく、電線や腕金類を突き出させたくないので、前受けが採用されたように思われた。
ここで変圧器のすぐ下に取り付けられている溝付きの短い腕金を見ていくが、ここは最近、低圧カットアウトは撤去されたようだった。
唯、短い溝付きの腕金については、低圧カットアウト撤去後も残っていた。
変圧器への引き下げ線支持については、ここでは内陸であるから普通の高圧ピンがいしが使われているのが確認できた。
その取り付け向きについてだが、やはり東京都内は普通に上向き目立つような感じだった。
最後に、1次側である高圧カットアウトの製造年の確認を行ったが、それは1976年製を示していた。
やはりこれについては、他のハンガー装柱と同世代のものが多い。
<<そして2013年5月5日、現存していないことを確認>>
2013年再確認後、現存していないことを確認した。
更新後の変圧器については土台不要の縦長となっていた。
この縦長の変圧器には2台の変圧器を収容して、三相200Vの動力を引き出しているのかと思われる。
おまけ
変圧器の施設の仕方については、他にはこんなタイプもある。
丸型変台を使用する場合は、変圧器への引き下げ線については、直角に引き下げられるのが主流だが
ここでは下段に、トンボ腕金を取り付けていないので、それは斜めに引き下がる感じとなっていた。

前へ

電柱上の年代物パーツを紹介!(8ページ目)  トップに戻る

ゴロンディーナーの電柱趣味! トップに戻る

※当サイトは各電力会社・その他の企業とは一切関係ございません。

※最近、当サイトに掲載中の画像が個人ブログやYahoo知恵袋等へ無断転載される事案が多発しています!!
無断転載は完全な著作権侵害となりますから、必要な方は必ず当サイトメールフォームよりご連絡下さるようお願い致します!
(当サイト内の内容をスマホやPCでスクリーンショットをして、それを公衆掲示板やツイッター等のSNSに投稿する行為も同様です!!固くお断り致します。)
また、当サイト内に掲載中の文章をそのままの状態でHPや個人ブログ、Yahoo知恵袋、ツイッター等も含むSNSへの無断転載行為も固く禁じます。


inserted by FC2 system