孫惣線を追跡! その17
孫惣線の追跡もいよいよラスト!
いやはや、それにしても凄いところに来たな。w
いかにも鉱山らしい。
続いてこちらに見えるのが83号柱
昭和の個性ありげの銅線による両引き留め装柱であった。
なお、83号柱のプレートは破損
84号柱は、またもや高圧ピンがいしによる引き通し。
こちらは、高圧ピンがいしが不均等に並んだ2:1による引き通しであった。
84号柱のプレート
後残すところ6本!!
続いて85号柱
同じ感じであった。
ま、ある意味これは、木柱でなければ、東電の配電柱でも見ることができそうなものだった。
85号柱のプレート
続いて86号柱は、またまた不均等配列による高圧ピンがいしの引き通し。
86号柱のプレート
87号柱
こちらは、ジャンパー線の支持に高圧ピンがいしを使用した振り分け引き留め柱
87号柱のプレートは破損
次は88号柱
こちらに関しては、以前、高圧引き込み線を引き下げていたような面影があったが、今は旧式のケーブルヘッドの端末が残るのみ
高圧用のものとしては、ここは腕金に溝付きの旧式を使っているから当時物に思えた。
ケーブルヘッドは、雨覆い付きの内陸仕様!
88号柱の反対側
背景は、とても東京都内とは思えない雰囲気を出してくれていた。
ここはカーブで角度を少し振っているため、高圧ピンがいしは2連による引き通しであった。
88号柱のプレート
89!
こちらは高圧用腕金をアンバランスの位置に取り付けたもので、高圧ピンがいしを不均等に配置させた2:1の引き通し
最近になり、腕金を更新したようだが、高圧ピンがいしは2連による引き通しとなっていた。
そして最後の!!
90号柱!終点だ!
いよいよ終点に到達した!
最後は普通に高圧負荷開閉器(PAS)を取り付けて、その後は高圧受電設備(キュービクル)に引き込まれ、孫惣線という構内用配電線路は、終点となっていた。
なお、高圧負荷開閉器は、街中では見かけない大型のものが使われていた。
90号柱のプレート
現在地はこんな感じ。
そしてこの先で林道孫惣谷線も終点となり、これより先は鉱山施設につき、立ち入り禁止となっているわけだが
そのゲートの右側には、天祖山への登山道の示した入口の看板があった。
その登山道はこんな感じ。
今回の撮影では、実際に登山まではしていないから、どうなっているのかは不明
実際に登山される方は、自己責任で願いたい。
ネット情報によると、今はあまり使われていない旧ルートになるようだ。
そして、中々このルートを通る人はいないのだそうだ。
最後に
古い構内用配電線は、実は孫惣線以外にも、後2箇所程、未制覇区間があるのだが、その方は道路が途中で陥没しており、行けそうにない。
その道は、東京電力が管理している1回線の送電線・日原線という巡視路とも重なっているが、国土地理院の地図を見ると、昔は普通に車も入れたようである。
しかしそこは長い間、落石対策や土砂崩れ対策をしていなかったおかげで、道の半分が途中で崩落していたり、また、人が1人しか歩けない危険箇所があったりしているようで、命にかかわる危険区域と判断したので、そこの撮影は諦めた
(ドローンを飛ばせば見れそうだが、その前に航空法を勉強する必要がありそうだ。)
諦めたということはだ、そうだ。中には。命をかけてでも実際に巡られた人はいるようだ。
それにしても、奥多摩も何かと秘境が多いな。
奥多摩ロープウェイもそうだ。

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