初期型のスリップオンがいしを使用した都市型配電線 その1
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近代普及のスリップオンがいしは、クランプがいしをやや大型化させたものが普及しているが、旧式のものでは、6号中実がいしの上部に何かを被せて、スリップオンがいし化させたものも初期型として普及していた。
ここではそれを見て行く。
今回は埼玉県草加市の谷塚駅付近で見つかった。
初期型のスリップオンがいしは、水色をしているのが特徴だ。
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ここでは、右下にあるものに関しては、近代普及のスリップオンがいしと都市型変圧器を使用しているものとなっているが
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手前のものは違う。
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まず、スリップオンがいしに関しては、旧型の6号中実がいしとの組み合わせ仕様を使用しており
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変圧器も今まで見たことがない、3つの白い円筒形のない三菱製のものとなっていた。
なお、その容量については、近代仕様とは変わらず、50+125kVAとなっている。
この変圧器の内容については、低圧が三相4線式用の複合型で、異容量の変圧器が1台の中に2台入っている構造になっている。
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