2連結のうち、片方のみを逆付けとした高圧耐張がいし・足立区と葛飾区限定か(現存せず。) その2
今回は東京都足立区鹿浜にて発見!
手動式開閉器を取り付けたこちらもよく見たところ、2連結の内、片方の高圧耐張がいしは逆付けとしていた。
片側ではなく両側共だ。
ここはもう尖がるように長くなった2枚のストラップから、そこだけは1960年代のものであることがうかがえたが
高圧耐張がいしの製造年も確認してみた。
やはりそれは片方は、1965年(昭和40年)製であるのが見えた。
こちらの製造メーカーはわかりかねるが
もう片方はわかる。
日本ガイシの製造品で、1967年(昭和42年)製と見えた。
もう半世紀近く、高圧配電線を引っ張り続けていることになる。
ちなみに手動式開閉器は、常時開放であった。
開閉器の引き紐は入の赤い方が引き上がっていて、左側の切の白い引き紐の方が下がっているのがわかる。
(常時開放の開閉器というのは、片方の高圧配電線が、なんらかの理由で停止、故障した場合に備えて、逆送で配電できるものを示す。
常時開放のプレートを見ると「→常時開放←」と書かれているものがよくあると思うが、これは両側から高圧が来ているということになっている。
どちらか片方がなんらかの理由で、高圧が停止、故障した際は、健全回線側より高圧を逆送できる役目を持っているのだ。
そのため非常時以外はずっと、この開閉器のスイッチはオン(閉路)になることはない。
開閉器が非常以外稼働しない常時開放で、普段は見放されている設備だから、ここは高圧耐張がいしもずっと当時物で残ったのかと思われた。)
避雷器(アレスタ)が両側に取り付けられているのも古い証拠!

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