足尾銅山の構内用配電線路 その2
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次は通洞変電所と選鉱線1号柱より、各1回線ずつ振り分けられた後、2回線となる方を見てゆく。
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こちらは、その1で見上げた選鉱線1号柱だが
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ここでは多回線から1回線のみが振り分けられる。
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残った方は通洞変電所より、3回線のCVTケーブルが引き出されており
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うち1回線が、ここで普通の絶縁電線に戻されて立ち上がる。
(3回線中、残った2回線はCVTケーブルのまま。)
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その後は、絶縁電線の方は2回線となり、10号中実がいしによる引き通しとなっていたが、そう長くは続かず
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2回線のうちの1回線は、ここで振り分けられる。
この方の設備は一度取り換えたのか、真新しい。
なお、こちらは年代的には、1990年代か2000年代かと思われる。
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振り分けられた後の方の1回線は、この後渡良瀬川を渡る。
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これは渡った直後にある両引き留め装柱だが、絶縁電線はアルミ線ながらも無理矢理そうに銅線クランプに巻き付けて引き留めてあるのが見て取れた。
なお、その方は引き留めクランプの部分は、絶縁電線の被覆は特に東電の設備のごとく剥いではなく、そのまま絶縁電線のまま引き留められていた。
それは引き留めクランプカバーを節約するために、そうしたように思えた。
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その後は
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振り分け引き留めや
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10号中実がいし2連引き通しなどを経て
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最後はPASを取り付けたものがあり、ここで終端となっていた。
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次いで再び電源側に戻って
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こちらの上段回線の方だが
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この方の設備は、高圧ピンがいし引き通しであるのはやや古いイメージがするが
奥の方では特に、昔の古い3300V用の高圧ピンがいしや木柱などの古い設備などがなさそうだったため、この方の追跡は割愛した。
次はいよいよ、古い高圧ピンがいしや木柱などが確認できる、通洞変電所の裏手より引き出され、東方面へ向かっている多回線の方を追跡してゆく。
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