足尾銅山の構内用配電線路 その5
ここからは数本程、似たような構成が続く。
上下共に腕金を固定したもので、引き通しの高圧ピンがいしの配列は不均等という、変わらずの構成
しかしその先では、ようやく上下の腕金を固定したやり出し装柱も登場!
その箇所では右カーブしているために、それを採用したように思えた!
とりあえずここは、手前の両引き留め装柱から見て行くか。
こちらの高圧茶台がいしのストラップは直線仕様
唯、高圧ピンがいしは、近代も普及のもの。
はて、ここで何号柱だろうか
その次からは
同じように上下の腕金を固定したものによるやり出し装柱が登場!
振り分け番号は、手前のもので26号柱だった。
時々違うのは、高圧用腕金の取り付け向きぐらいであろう。
方角的に考えると、負荷側は写真の奥だ。
この次は再び木柱の登場!
それも違いがあり
ここでは腕金は2本ずつ取り付けた、高圧ピンがいし2連引き通しのやり出し装柱となっていた。
背後では支線に引っ張られるのみ。
それからここは、相変わらず高圧配電線の下には低圧配電線類は全くなく、この辺では電話線の支持用ぐらいで使われるのみである。
なお、支線カバーはなし。
ここで28号柱だった。
反対側はこんな感じ。
ここでは東電の引き留めの配電線と平行に沿ってある。
両引き留め箇所は中々設備更新が厳しいのか、ここでまた錆びついた高圧茶台がいしを使用した両引き留め装柱を発見!
ジャンパー線を支持する高圧ピンがいしも昔の3300V仕様である。
なお、高圧茶台がいしについては、小だと思われる。
次はまた緩やかなカーブを振るもので、鉄筋コンクリート柱を使用した1本
その次は、再び木柱
ここは中でも、木柱の最上部に被せてあるかさ金が少し目立つような感じも?
かさ金は、上部から降り注ぐ雨によって、木柱の頂上が削られたり腐ったりするのを防ぐためにあるものだった。
この鉄板のようなプレートは、やはり昔のものだったか
しかしここでは、文字を見ることができた。
ここで31号柱のようだ。
足尾銅山の構内線は、まだまだ続く。
ここで一旦区切りを入れよう。
おまけ
付近の住宅の壁で見かけた、低圧2重曲がりねじ込みがいし(右)とノップがいし
これはその昔、今の低圧ピンがいしが普及する以前に低圧引き込み線の支持用で使われているものだった。
今の住宅の外壁は、風雨に直接さらされるものでは木材は打ち付けないだろうから、こういうことはできまい。

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