足尾銅山の構内用配電線路 その10
(現存せず。)
旧型の3300V仕様の高圧ピンがいしを取り付けたものとなっているが、こちらは溝付き腕金とそれが2つずつ付いた引き通しとなっていた。
その次は両引き留め
引き留めで使われているのは高圧茶台がいしで、ジャンパー線支持は変わらず旧型の高圧ピンがいし。
プレートの文字は、やはりほとんどがかき消されており、見ることはできない。
その次は、合計6回線の支持ができそうなものも。
さらにその次は同様構成で、高圧ピンがいしと溝付き腕金が2つずつ付いた構成。
反対側はこんな感じ。
昔は繁栄していたことだろうが、今は寂れてしまっている。
旧型の3300V仕様の高圧ピンがいしは、ここではこれでもか!というぐらいにまで見ることができる!
続いてこちらは、アングルを使用したもので両引き留めとなっていた。
引き留めの高圧がいしは、茶台がいしだったり高圧耐張がいしだったりでさまざまである。
その他、ここでは見慣れぬ全体赤塗仕様の高圧ピンがいしも確認できた。
見た感じそれは、ここでは変圧器への高圧引き下げ線の支持で使われていたように見られる。
次はまたもや2連の引き通し。
そしてこの構内用配電線路は
この次にある小さな建物で終点となっていた。
とはいえ、あれだけの回線数のある割には、スケールが小さい。
昔は多分他にも構造物があったのだろうな。
なお、後ろ側にある白い物体は避雷器かと思われる。
ここまで避雷器があれば、雷害対策も万全そうだ。
引き留めは高圧耐張がいし
高圧耐張がいし自体、登場時期が昭和35年頃であるから、ここでは高圧茶台がいしや高圧耐張がいしがあるのかと思われる。
引き込み側であった小さな建物の方では
高圧がいしではなく低圧がいしが確認できたのだった。
その種類を述べれば、低圧2重曲がりねじ込みがいし、低圧茶台がいしなどである。
以前は恐らくこの直前には、変圧器を載せたものもあったのだろう。
おまけ
付近の廃墟と化した構造物の屋上では
左側より、2つの低圧引き留めがいしと3つの低圧茶台がいしらしきものを取り付けたものも見つかった。
それにしても、同銅山では建物の上部に支持物を建てるのが好きなようである。

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