足尾銅山の構内用配電線路 その15
12号柱も変わらず、高圧用腕金は中央固定としていたが
こちらは両回線とも両引き留めとなっていた。
なお、茶台がいしは一切確認できず。
高圧耐張がいしが1個ずつであるのは、ここでは登場初期にもそういうものが多かったことが絡んでいそうにも思える。
なお、上段回線の高圧用腕金を支えているアームタイは、11号柱と同じく、下段の高圧用腕金に重なるようにして取り付けられている。
続いて13号柱
ここからは再び、1度腕金を取り換えたようなものが続く。
ここではプレート類を見てゆく。
この足場釘は、また見たことがないものだ。
なお、プレートについても、どうやら最近になり、打ち替えされた箇所もあったようだ。
真新しくここは間藤13号とあった。
2013年のストリートビューを見る感じでは、この先の17号柱がプレートを取り換えて15号柱に変更された箇所が見られた。
これについては、電源側で柱ごと鉄筋コンクリート柱に設備更新された箇所が見られたから、その時に2本は減ったのかと考えられた。
このホーロー看板がまた、時代を感じる。
反対側はこんな感じ。
なんだかどこか遠い田舎に来ているかのような感じがした。
14号柱
15号柱
15号柱の反対側
腕金や腕木などの取り付けができるよう、木柱に溝が掘ってあるのも古い証拠!
なお、ここでは特に木柱の足場釘の錆びは、目立ってはいなかった。
ちゃんと撮れなかったが、15号柱のプレート
16号柱までは特に変わらず。
ここだけを見ると、いかにも昭和な感じがする。
プレートは手前より、16号、17号とある。
奥の17号で大きく角度を変える。
しかし水平の腕金が何段もあると、そこもまた古い感じがする。
振り分け後は渡良瀬川を横断するため、その直前にももう1本、両引き留め装柱が見られた。
今一度、順光側はこんな感じ。
ここでは左奥が17号柱で、防腐剤が薄い右側が18号柱
17号柱の拡大
防腐剤については、やはりここは配電線の角度を振っていて、特に張力が加わりそうな場合では防腐剤は濃くした例があったのだろう。
濃い方の防腐剤はクレオソートで、薄い方はマレニットかと思う。
それからここは、1番下に取り付けられている溝付き腕金は低圧用のものかと思われるが、そこには何故か3300V仕様の高圧ピンがいしがあった。
18号柱で渡良瀬川を横断
川の横断後にある19号柱は、現代仕様の鉄筋コンクリート柱
20号柱も支持物は鉄筋コンクリート柱
この感じであれば、ここは1990年年代か2000年代の設備更新であろうと思うが
ここでは使われていない変圧器が載っかっていた。
特にここは左側が古そうだ。
この先は、しばらくの間、家の裏を通るなどしており接近できないため、諦めた。
一気に33号柱まで移動する。

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