辛うじて残されていたもの
(現存せず。)
東京都大田区北千束のある道路では、5つの道路が横にして並んである内、上から2番目〜4番目の道路にかけて
ジャンパー線の支持に耐塩皿がいしや耐塩ピンがいしを使った旧式がそれぞれ見つかったんだが
撮影に向かったときにはほとんど更新されており、なくなっていた。
しかし残った3番目の道路では、まだ1つだけジャンパー線の支持に耐塩ピンがいしを使った旧式が残っていた。
今回はそんな経緯で辛うじて残された、ジャンパー線の支持に耐塩ピンがいしを使った旧式を掲載しよう!
それがこちら!
東京都内に今もこのタイプが現存していたのは意外だった。
高圧用腕金の長さも短い1500mmのものが使われている。
次いで高圧絶縁電線も細い銅線である!
こちらも生きた化石のようだ。
↑隣接する道路沿いでは、3本あるうちの両端のジャンパー線支持を耐塩皿がいしにして中央のみ耐塩ピンがいしにしたり
3本全てのジャンパー線支持に耐塩皿がいしにしたものを確認しているが
ここは3本全てを耐塩ピンがいしにしたようだ。
なお、こちらは両側の耐塩ピンがいしは、高圧耐張がいしの2枚ストラップとは重ね付けはしておらず
コ型金具を使用して取り付けているのが見える。
なお、隣合わせにある2番目と4番目の道路では、それぞれジャンパー線の支持に耐塩皿がいしを使ったものがあったようなのだが
その状況下でここだけ耐塩ピンがいしであるのが不思議だった。
ちなみに上から2番目の道路には、両側は耐塩皿がいしで中央のみ耐塩ピンがいしにした構成があった。
恐らくこちらは、比較的後に施設されたのかと考えられた。
となると昭和45年前後ぐらいだろうか
反対側はこんな感じ!
さて、耐塩ピンがいしの製造年であるが
ズーム不足で明確に見ることはできなかった。
そしてこちらは分岐元(電源側)であるが
ジャンパー線支持は耐塩ピンがいしや耐塩皿がいしではなく
10号中実がいしとなっていた。
さぁここからは、2番目と4番目の道路の更新後の設備も見ていこう。
こちらはその内、2番目の道路にあったものだ。
冒頭で少し触れたが、2番目の道路には、ジャンパー線の支持に、両端は耐塩皿がいし、中央は耐塩ピンがいしとなった珍しい構成があった。
なお、更新後については、いずれともDアームとなっていた。
そのDアームはかなり銀ピカであるから、更新はつい最近だったようだ。
なんとも惜しい!
なお、高圧配電線もかつての三相交流3線式から単相交流2線式高圧配電線へ張り替えとなったようだ。
ちなみにそれの更新前の再現は、こんな感じとなった。w↑
続いて4番目の道路にあった、3本のジャンパー線支持に耐塩皿がいしを使ったものはこんな形となっていた。
もう少し早く気がついていれば現役時の写真を撮れたのですがねぇ、これには残念!
更新前の写真はストリートビューで見れる。
こちらの更新前の再現はこんな感じとなった。
更新後はやはりDアームとなっていた。
なお、こちらも高圧配電線が張り替えられており、1本減って単相交流2線式高圧配電線となっていた。
続いて少し前まであった架空地線キャップも老朽化で凄まじい色をしていたから、これもまた更新時に同時に撤去したようだが
そこだけこの配電柱の建柱当初から変色しておらず、白となっていた。
新しいDアームについては、ここでは製造年の確認もできた。
メーカーは那須電機鉄工製のもので2010年12月製造とある。
これ以前に来ていれば、前の気になる古い格好が確認できたのだった。
なおDアームと電線には、鳥が止まらないようにするため、棒を立てて色々と対策が練られていた。

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