神奈川の幅狭タイプで!初代のFアーム!! その17
今度は変わって、神奈川県足柄下郡での発見となった。
場所はJR東海道本線の真鶴駅から南へ1キロ程、沿岸の方へ行ったところだ。
ここでは3本連続で並んでいた!
なお、両引き留め箇所については、腕金は全て2本ずつ固定した抱腕金となっていた。
ちなみに、手前にある両引き留めの1本については、なんと珍しく!
変圧器への高圧引き下げ線支持用として耐塩皿がいしが現役であった!
初代のFアームに耐塩皿がいしが付く光景は初見である。O_o
腕金が2本ずつとなっているせいか、ここでは迫力がある。w
抱腕金については、カーブ箇所で張力がかかる地点で採用していたように見られた。
さて、耐塩皿の製造年確認と行こう。
耐塩皿の製造年は、1971年を示していた。昭和46年である。
初代のFアームについては、正しくその年代!当時物に思えた。
なお、その横にあるジャンパー線支持の10号中実がいしの製造年は、1979年(昭和54年)となっていた。
元はジャンパー線の支持に関しても耐塩皿がいしを使用していたと思われるが、そちらについては10号中実がいしの登場後、すぐに交換したように見受けられた。
高圧耐張がいしは赤帯なしのものが見られるから、それが一番新しいものかと思われる。
真横はこんな感じ。
なお、この配電柱の建柱年は、1964年(昭和39年)となっていた。
耐塩皿がいしの製造年を比較すると8年程離れている。
推測としては、恐らく建柱当時は全く別の格好をしていて、その後1970年代に、この形(初代のFアーム)になったのかと思われた。
さて、お次は!
がいし型変流器による引き通しで、初代のFアームとなっていた!
この構成での発見は、宮前区以来である。(あそこは、引き込みの区分開閉器を取り付けたものだった。)
なお、こちらは普通の引き通しとなっているので、腕金は2本ずつ固定した抱腕金にはなっていなかった。
しかしそれでも、多少の張力は発生しているようで、低圧部分の腕金が少し曲がっているのがわかる。
建柱年はこちらも同じく1964年(昭和39年)であった。
沿岸寄りにあるものとしては、鉄筋が向きだす程錆びたり、そこまで汚れたりはしていなかった。
そして最後!
こちらはまたまた高圧配電線の両引き留め箇所となっているから、腕金は抱腕金となっている。

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