的場連絡線を追跡 その2
さて、ここからは、2回線となった的場連絡線を追跡
的場連絡線については、緑青で緑に変色した裸銅線が目立つ。
こちらは14号柱で、高圧耐張がいしによる両引き留め装柱だった。
高圧耐張がいしの先端には、やはりカバーはない。
14号柱の番号札
14号柱の反対側写真はこんな感じ。
さらに遠目で!
こうして見ると、かなり簡素な作りである。
続いてこちらが15号柱
引き通しのアングルについては、どうやら負荷側向きのようだ。
上下で同じ向きを向いている。
それにしても、2重ヒダ仕様の耐塩ピンがいしを使ったものによるこのような構成は初見だ!
やはりここでは、やたら長くなった架空地線支持のアングルが目立つ。
恐らくそれは、主に直撃雷からの遮蔽範囲を広げるためのものかと思われるが、電力会社の設備では、ここまで長くなったものは見たことがない。
15号の反対側写真はこんな感じだ。
送電線の下にある低圧2重がいしらしきものは、恐らく送電線からの誘導障害防止のために張られたであろう遮蔽線支持用のものかと思われるが、今は使われていない。
なお、その低圧がいしについては、右側については損傷があり、欠けが見られる。
15号柱の番号札については、畑の奥まった箇所にあるため、見られなかった。
続いてこちらが16号柱
さっきと同じ構成である。
さて、年式については、ここでも確認できた。
手前の2重ヒダ仕様の耐塩ピンがいしの製造年についてだが、ここでも確認することができた。
1962年(昭和37年)製のようだ。
なお、がいしの製造メーカーについては、日本ガイシ製のようである。
16号の番号札
16号の反対側写真はこんな感じだ。
見慣れぬ構成だ。
なお、誘導障害対策として張られていたであろう遮蔽線支持の低圧2重がいしについては、左側のものについては、ボルトを残すのみで、磁器部分が外れておったのが見えた。
続いてこちらが17号柱
こちらは周囲に目立つものがないため、強度対策として両側に張られた支線が目立つ。
なおこの先では
上部に送電線が通過しておったが、特に的場連絡線側については、対策はなされていない。
17号柱の近距離写真はこんな感じで
低圧2重がいしについては、こちらも一部の磁器を残すのみで、破損が激しかった。
17号の番号札
ここからは17号他
そして18号
ここから先については、更新済み区間のようで、見所ありそうな木柱は見られない。
なので、東原発電所まで割愛する。
18号の番号札
なお、この先道に沿って雑木林を超えると
東原発電所に到着
2回線の的場連絡線は、東原発電所の目の前で引き下げられていた。
どうやら的場連絡線は、東原発電所で終点のようだ。
さてお次は、的場連絡線とはまた別にある、熊久保発電所から東原発電所へ向かう熊久保連絡線を追跡する。

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