糸のように細い配電線!
今ではすっかり高圧配電線に使う電線の種類は、街中ではホースのように太い大容量のアルミ線を見かけることが多くなったが、かつては、まるで糸のように細い銅線が主流だった。
また、銅は塩害に強いという意味合いなのか、東京都では千葉寄りの江戸川区、また、千葉県側では、市川市などといった海寄りの地域で、よく見かけることがあった。
なお、内陸部でも見らる地域があり、その例をあげれば、東京都は中野区や杉並区、世田谷区、神奈川県では横浜市青葉区などである。
これらのエリアでは、長いこと設備が未更新で古い銅線が残り続けていたように思えた。
まずは現在主流である、ぶっといアルミ線から少し細めのアルミ線を普通に分岐したものを見てゆく。
最近の引き留めでは、高圧中実耐張がいしは使われなくなった。
続いてその分岐後は、立て続けに高圧配電線をCVTケーブルにより右方向へ分岐
この先で、糸のように細い銅線が確認できた。
これだ!
ここで再びCVTケーブルから普通の絶縁電線に戻しているわけであるが、細い古びた銅線は、ここから見ることができた。
(2016年現在、ストリートビューで確認したところアルミ線へ更新されているのを確認)
また、高圧カットアウトについては、重塩害対策仕様となっており、耐塩中間皿がいしが確認できた。
設備的には、1980年代頃に1度、高圧がいしや腕金類を更新したように見えたが、高圧絶縁電線は古い銅線のままだった。
反対側はこんな感じ!
よく見たところ、高圧耐張がいしを支えている2枚のストラップは、旧式の直線仕様であった。 続いて、この先では

三相3線式から単相2線式の高圧配電線に切り替えているものも発見!
こちらもよく見たところ
高圧耐張がいしを支えている2枚ストラップは、古い直線仕様であった。
どうやら高圧耐張がいしについては、前に使っていたものを流用したみたいだ。
そして、銅線はその次で終点となっていた。
今ではすっかり無意味な配電線に見えるが、以前はこの位置に電灯用変圧器があったのかもしれない。
続いてこちらは、すぐ近くの別の場所で撮影
先ほどのものは古くから使っているようだったが、こちらは比較的新しいように見えた。
また、以前はこの位置で高圧配電線を引き留めていたように思えた!
何故ならその次(写真右側)からは、比較的最近新設されたような設備が確認できたからである。
新しいわけあってか(といっても20年ぐらい前)、高圧耐張がいしを支えている2枚のストラップはねじれていた。
その次はこんな感じ。
この感じであれば、20年ぐらい前までは、まだ銅線の新設は見られたのだろう。
後他にこの銅線は、架空地線並みに細いのが特徴だ。
そして、高圧引き込み線を振り分けている最後にある終端も、比較的柱は綺麗なようだった。
ここは本線側は銅線になっているが、分岐側の高圧引き込み線については、容量の少し大きいアルミ線となっていた。

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