関西電力の2回線を追跡! その1
今回は滋賀県米原市のJR東海道新幹線の米原駅西側の2回線をちょこっと追跡してみた。
 
ということで、米原変電所から追跡スタート!
手前に見えるのは米原線の送電塔で、ここで送電線が地中へ引き下がり、配電用変電所で電圧を落とし、近くにある各立ち上がり柱からそれぞれ2回線が立ち上がっている。
↑実際の配電用変電所は矢印で記した位置にあった。
なお、配電用変電所については、鉄塔の敷地内には建てられておらず、数メータ離れた先に配電用変電所があるようだった
変電所の写真は撮り損ねた。
ここでは合計4回線が立ち上がっていて、各ある2回線は2方向へ向かっていた。
なお、引き通しの高圧用腕金の取り付け向きについては、電気の流れていく方向が一目でわかるよう!ちゃんと負荷側に向けて取り付けられているのがわかる!
今回はとりあえず、写真奥の方にあるこちらの2回線を少し追ってみることにした。
少しすすむと、右へ進路変更している振り分け引き留めが見えた。
その奥には追加で、また別の2回線の立ち上がりも見える。
今追跡している右へ向けて振り分け引き留めしている2回線の上部はこんな感じ。
続いて、右へ行ってみる。
右を見るとこんな感じ。
今追跡しているのは左側の2回線だ。
ここではさらに追加で別系統となった2回線の立ち上がりが見えた!
どうやら遠方用電源が必要な地域が沢山あるように思えた。
今追跡途中の2回線は、下段に区分開閉器が入った。
今見た道に入るとこんな感じ。
この先で左側へ
曲がった後はこんな感じ。
1本の振り分け引き留めを挟み
その後は関西電力らしい基本形!
その先をしばらく進むと、こんなタイプも見えた。
関西電力では、引き通しの抱腕金で開閉器付きという構成はあまりないような気がする。
(↑関西に3回くらいしか言ったことのない人の発言w)
それにしてもこのやり方!関東の人間からすると珍しい感じに見える。
なんだろ、関東では開閉器交差タイプを見慣れていないからだろうか
なんといっても、引き通しを用いた交差分岐で、しかもその分岐先の引き通し側に、片回線用に開閉器が設けられていることだろうか
なお、引き通し交差分岐で下段左側に向けて張られている1回線は、開閉器を挟んだ分岐となっているので、分岐線が下段のピンがいし2連側の引き通しの間をすり抜けているのが見えた!
こうした手法は初めて見かけた。
遠くから見るとこんな感じ!
ここで気が付いたが、よく見てみると開閉器の針は切の方を示しているのがわかった。
どうやら非常時は、ここで隣接する別の2回線の内の下段の1回線と連系を取るようだ。
このように!どうやら関西電力管内にも常時開放柱(柱上開閉器のスイッチが常時オフのもの)が実在しているようだ。
但し、東電管内の配電柱のように常時開放であることを示す標識はないから、それが常時開放なのかどうかは、開閉器を直接見る必要があるみたいだ。
続いて、こちらの1本手前側には!
最近配電柱を移設した直後のものが見えた。
ここでは上段に開閉器を取り付けいるが、こちらも先ほどの1本前のものと同様!開閉器は常時開放であろう。
今度は左斜め奥方向へ張られている高圧配電線と非常時に連系がとれるようにしているようだ。
数本飛んだところには、右側の下段回線から開閉器を挟んで1回線をそのまま左へ分岐しているものも見えたが

よく見てみたところ、こちらの開閉器も常時開放だった。
ここでは、先ほどの道路左側の配電幹線が故障した場合に備えて、連系を取れるようにしているのだろう。
そして!ここからさらに数本飛んだところには
ある程度の距離を進んだからだろう、隣合わせで(上下で)手動式の区分開閉器を取り付けたものが並んでいた。
(開閉器は配電線のこう長、2km以下ごとに施設することになっている。)
そして!ここでふと思ったが、どうやらカーブ箇所では、道の左右に張られている高圧配電線の向きは同一方向へ揃えるようだ。
左側の高圧配電線の向きであるがここでは家側を向いている。
まぁこれはカーブを振りやすくするため(張力を少しでも軽減させるため)こうなっているのだろうが、東電管内では見かけない。
ここからさらに2本進んだところには
2回線を右へ向けているのがあったが、その振り分け方が変わった感じに見えた。
ここでは配電幹線の振り分けにワイヤーを張った空中分岐を使っているので、そういう風に見えるのだろう。
さて、それでは右へ!
進んだ先は東海道新幹線わきだった。
ここからの追跡写真は、偶然にも過去の2009年に、東海道新幹線から撮ったものを掲載しよう。
車内からの撮影となったので早速ピンぼけしているが・・・
ここでは各高圧ピンがいしが、上段が2:1、下段が3:0のやり出しとなっていたが、下段に関してはピンがいしは2連となっていた。
なお、2:1と3:0の構成は、2回線の高圧配電線を張る場合の基本形として、関西電力で広く取り入れられている。
ちなみに東電管内では、2回線の高圧を張る場合は、上下でがいしの配列は揃える。

そこからしばらく進んだところでは、上下回線間で連系用開閉器を施設したものが見られた。
開閉器の指針であるが、ここでは切を示している。
ここでは下段回線にて高圧引き込み線を分岐
この高圧引き込み線は付近にある用水路の?ポンプ用電源のようだ。

今回の撮影で、地上から丁寧に撮った写真も見つかった。w
そしてその先の
こちらで、下段の1回線は避雷器を付けながら終端となったいた。
ここから先の電源供給は、遠方電源用に用意された最上段の1回線の出番である。
なお、この先の配電柱からは、奥にある送電線から直接特別高圧を受け取って!
この先は特別高圧配電線路を施設した配電線が続いていたが、これは特別高圧の分類になるから別のページで紹介しよう。

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